ユニットバスは戸建てでもよく使われているものですが、はたしてどのくらいの寿命なのか詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、ユニットバスの寿命の目安や長持ちするユニットバスの選び方などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ユニットバスの仕組み
ユニットバスは、集合住宅でも戸建てでも一般的によく使われているバスルームです。ユニットといわれている通り、バスルームを組み立てる部材がセットになっており、床、壁、浴槽、扉などを組み立てて作られています。継ぎ目が出ないような施工方法になっており、水漏れのリスクが低く清掃性に優れていることがメリットです。短期間で工事が完了する施工性の良さも持ち合わせています。
ユニットバスの寿命
ユニットバスの寿命は、おおよそ15年程度といわれています。ただし、設備メーカーでは、こまめなお手入れや清掃をすることにより、20年~30年ほど使用できるとしています。部材は使っているうちに経年劣化してきますので、全体的に寿命がくるというよりは、部材の継ぎ目などのパーツ部分から不具合が出てくることが考えられます。
新築時からきちんとお手入れすることが、ユニットバスを長持ちさせるコツともいえます。特に継ぎ目のコーキングなどにはカビが発生しやすくなり、ヒビが入ると水漏れの要因にもなりますので、お掃除はもちろん毎日の換気にも気を付けてカビを防ぐようにしたいですね。
ユニットバスの寿命の見分け方
もし、将来的にユニットバスの寿命がくるとしたら、どのように見分けるのでしょうか。見分けるポイントは、カビが頻繁に発生することや、金物などの器具部分にサビが発生すること、水漏れが出てくるなどの不具合が目安になります。毎日のお手入れの際には注目しておくとよいでしょう。
ユニットバスはメンテナンスのし易さもポイント
長持ちするユニットバスは、お手入れがかかせません。そのため、清掃性のよいユニットバスを選ぶことがおすすめです。床と壁の継ぎ目が丈夫に作られていること、普段のお掃除のしやすさ、水栓や浴槽、カウンターなどが抗菌仕様になっているなどメンテナンスのことも対応しているものがおすすめです。
抗菌仕様などはオプション扱いになることもありますので、家づくりの予算とのバランスを考えながらユニットバスの仕様を選びましょう。
まとめ
ユニットバスは、タイルの浴室と比べてお手入れがしやすく作られていますが、できるだけ長く使えるようにするには、デザインの好みとともに、自分でお手入れがしやすく設計されているかという部分も考慮して選択するようにしましょう。いつまでもキレイが続くユニットバスで快適なバスタイムを実現してください。