新しい家では、収納がたくさん欲しいと考えている方は多いのではないでしょうか。収納といっても、「何を」「どこに」収納するかがポイントです。ここでは、収納スペースとして代表的な「押入れ」と「クローゼット」について、二つの収納力の違いなどをご紹介していきます。
押入れとクローゼットの違い
そもそも押入れとクローゼットには、どのような違いがあるでしょうか。押入れは、布団も収納できるように奥行のあるものが一般的です。また、中棚、枕棚が取り付けられていて、収納ケースなどで工夫することで、整理整頓ができます。
一方、クローゼットはパイプハンガーが取り付けられていて、洋服などを掛けて収納できます。枕棚も取り付けされているのが一般的であり、押入れよりも奥行が浅いため、布団を収納するときは圧縮袋などの工夫が必要です。
収納力の違いは?
押入れとクローゼットでは、どれくらい収納力に差があるのでしょうか。
押入れの収納力
押入れは、奥行があるために寸法が合う収納ボックスを利用すると、収納力がアップします。畳んでおける洋服、タオル類とともに布団も収納できますから、さまざまな種類のものを収納する能力が高いといえます。
ただし、ハンガーを利用するコートやスーツ類の収納は中段の高さの関係で難しいでしょう。また、奥行があり過ぎて、ハンガー収納は使いにくい可能性があります。
クローゼットの収納力
クローゼットは奥行に合わせた収納ボックスを足元に配置し、上部をハンガーとして利用すると、たくさんの洋服を掛けることができます。また、パイプハンガーを使ってバッグや帽子、ベルトなどをシステム収納として見やすく配置できる点が便利です。
布団はそのままで収納できない可能性が高く、多種多様なものを収納するには押入れよりも収納力が不足と感じるかもしれません。
何を収納するか計画しておくことがポイント
一見すると、押入れの方が収納力はあるように感じますが、何を収納したいのか目的が異なれば、たとえ収納力があっても使いにくいということにもなります。ハンガーが必要な洋服が多い方なら、押入れよりもクローゼットの方が収納力は高いと判断できますし、布団収納がたくさん必要な家族なら、押入れの方が使いやすいはずです。
どんな持ち物があり、どのようなものを収納するか、目的に合った収納の種類を取り入れることが大切だといえるでしょう。
まとめ
今回は、押入れとクローゼットの収納力についてご紹介してきました。どの場所に何を収納するつもりなのか、事前にしっかりと計画し、きちんと片付く住まいにしていきましょう。