家を選ぶ時にこだわる部分として、住みたい場所や、交通手段、立地周辺の環境など、間取り以外にこだわりたい部分がたくさんあります。
そして、都心や自分が住みたい場所に、自分の理想とする物件がない、もしくは価格が高すぎて予算に合わないというのが現状です。
そのため、近年では新築の家を建てる場所がない場合、中古物件を購入して、リノベーションをする人が増えています。
間取りはリノベーション次第で、自分の理想の空間を実現できることが多いため、中古物件をリノベーションした方が良いと考える人が多いのも頷けるでしょう。
実際にリノベーションを検討する場合、大きな空間をおしゃれにまとめるのは意外と大だと感じる人も多いでしょう。
リノベーションは自由度が高く、どんな空間にでもなる分、まとまりのない空間になる場合もあります。
センスある空間にするためにも、どこからどんな風に考えたら良いのか、基本的な部分を知っておくと良いでしょう。
ワンランク上のおしゃれな空間をつくるポイント
開放感を感じる間取り
一概には言えませんが、オシャレな空間は、物が少なく、整理整頓されているイメージがありませんか?
実際に、生活する上で、必要な物を無くすことはできませんが、部屋の圧迫感を無くしたり、開放感のある間取りにするだけで一気に余裕のある空間に変わるということです。
その開放感を演出するために、視野が奥まで届くように工夫すると良いのですが、間仕切り壁を減らしたり、建具を減らすだけで、家の奥まで光や風が届き、通気性もあげることができるでしょう。
他にも、窓枠やドア枠を大きなものを選ぶようにすると、より開放感を感じる部屋になるでしょう。
統一感のある配色
たくさんの色味を使用しすぎると、どこかちぐはぐに見えてしまう部屋も、全体的に色味を統一させるだけで、まとまりのあるスタイリッシュな空間に見えます。
他にも、色の組み合わせも重要ですが、採用する色の割合で、空間の印象は大きく変わってきます。
壁や床のような部屋の色味の多くを占める部分に採用するベースの色が部屋の印象を決めますので、明るく見せたい空間ならホワイト、クールに見せたい空間ならグレーなど、自分のイメージに合うものをベースにすると良いでしょう。
そして、次にソファやラグ、カーテンなどの面積の大きな家具に部屋の主役にしたい色を取り入れることで、どんな部屋にしたいのかイメージが固まってくるでしょう。
モダンな空間であれば2色で構成しても良いですし、どこか機械的で動きがなく見える場合には、さらにアクセントとしてクッションなどの小物で、さらに1色足すことで、空間にメリハリが付くでしょう。
このように色の特徴を活かして計画するのが重要です。
建具の色
建具や木製家具は、床の色と合わせることで、部屋を広くみせることができます。
逆に、色を変えると家具や建具が強調され、空間の良いアクセントになるでしょう。
他にも、明るい色の家具は、軽やかでどこかカジュアルに見え、濃い色の家具は、重厚感があるため、家具が高級に見えますので、どんな部屋にしたいのかで、色を上手に取り入れましょう。
照明の光の当て方
空間の印象を決めるのに、色味や色の割合が大事だったように、照明や日光による照度によっても、部屋のイメージは変わってきます。
照明は、ノスタルジックで温かみのあるオレンジ色に近い「白熱電球」、作業場に向いている明るい昼白色の「蛍光灯」、電気代を抑えられ、長寿命な上に光の色の種類が豊富な「LED電球」がありますが、現在は節電効果もありつつ、色の種類も選ぶ事ができるLED電球が主流になってきました。
照明器具は、埋め込むタイプや吊り下げタイプを、天井の高さや用途に合わせて選択しましょう。
特に吊り下げタイプのペンダントライトは個性的な物も多く、部屋のアクセントにもなるでしょう。
ダウンライトのようなスタイリッシュなライトは等間隔で配置することで空間が整って見えたりするので、照明器具の縦、横、高さのバランスを意識して工夫してみると良いでしょう。
まとめ
リノベーションは新築で家を建てるのに比べ、柱を動かせないなどの制限はありますが、想像以上に色んなことが実現できます。
そして、どんな感じにしたいのか、空間をイメージをしたり、こだわらなければ、まとまりのない空間になってしまう場合もあります。
しかし、こだわればこだわった分、自分達だけのスペシャルな空間になるので楽しみですね。