インドアグリーンとして人気の観葉植物は、部屋をナチュラルな雰囲気にしてくれるおしゃれなアイテムです。なかでも手のひらサイズのミニ観葉植物は、手頃な価格で初心者でも気軽に育てられるのが魅力。
今回はミニ観葉植物の育て方や、おすすめの品種を紹介します。
ミニ観葉植物の魅力
コレクションを楽しめる
観葉植物は品種が多く、葉の形や色もさまざま。ミニ観葉植物はひと鉢あるだけでもおしゃれですが、気に入った品種をコレクションしてまとめて飾るのも効果的です。
また植物だけでなく植木鉢や鉢カバーの色や質感、サイズなどで変化を出すのもよいでしょう。ミニサイズだからこそ自由にレイアウトできます。
テーブルや棚にも飾れる
大きな観葉植物は華やかで存在感がありますが、ミニ観葉植物はかわいらしさが魅力。コンパクトなサイズなので、スペースに余裕がない場所でも大丈夫です。
職場のデスクやダイニングテーブルに置いたり、本棚の隙間に飾ったりと、どこででも気軽にグリーンを楽しめます。
手頃な価格で手に入る
ミニ観葉植物は比較的低価格で購入でき、100均ショップでも販売されています。近年は扱われている品種も増えてきたので、お気に入りをまとめ買いすることも可能です。
初心者にとっては気軽に買えるミニ観葉植物からスタートすることが、植物を栽培する楽しさを知るよいチャンスとも言えるでしょう。
ミニ観葉植物の育て方
栽培環境
観葉植物は基本的に室内で育てます。日当たりや温度など、植物が好む環境は品種によって異なるので、まず植物の性質をチェックすることが大切。
生育には日光が必要ですが、強い日差しが苦手な植物もあります。それぞれの植物に適した環境に置いて育てるようにしましょう。
水やり
鉢が小さいと土が乾燥しやすいため、水切れを起こしやすくなります。こまめに土の状態を確認して、表面が白っぽく乾いていたら鉢底から流れ出るまでタップリ水やりしましょう。
ときどき霧吹きで葉水をかけてあげると、適度な湿り気で葉が生き生きします。
植え替え
植物が大きく育って根が鉢底から出てきたら、植え替えをするタイミングです。そのままにしておくと根が鉢いっぱいに詰まってしまい、水分の吸収が悪くなります。
一回り大きな鉢と新しい土を用意して植え替えましょう。
ミニ観葉植物オススメ品種
アロマティカス
葉が肉厚でふわふわした手触りのアロマティカス。ハーブの一種で、葉に触れるとミントのような爽やかな香りが漂います。葉に水分をタップリ含んでいるので、水やりは控えめにしましょう。
シュガーバイン
シュガーバインは手のひらのように広がる5枚の葉がかわいい植物。葉はほのかに甘い香りがします。横に広がって伸びるので、ハンギングにしてもおしゃれです。強い日差しが当たらない場所で育てましょう。
ガジュマル
ポッコリと出たお腹のような幹がユニークなガジュマル。個性的なフォルムと育てやすさで人気があります。生育スピードがゆっくりなので、ミニ観葉植物として長い間楽しめるでしょう。
ピレア・ペペロミオイデス
ピレア・ペペロミオイデスはお皿が浮かんでいるかのように見える葉が特徴。丸い葉の形から、「パンケーキプランツ」とも呼ばれています。寒さが苦手なので、暖かい室内で育てましょう。
フィカス・プミラ
白い縁取りが入る葉が涼しげなフィカス・プミラ。茎を横に伸ばしながら生長するツル性植物です。乾燥すると葉がチリチリになってしまうので、ときどきスプレーで葉に水を吹きかけてあげましょう。
テーブルヤシ
テーブルヤシはミニサイズのヤシでトロピカルな雰囲気。形を崩さずゆっくりしたペースで生長します。直射日光に当てると葉焼けすることがあるので、半日陰で風通しのよい場所に飾りましょう。
シンゴニウム
熱帯アメリカのジャングルが原産地で、高温多湿を好むシンゴニウム。自生地では大きな木にからみながら生育し、日陰でも育ちます。ハート型の葉がキュートで、葉のカラーバリエーションも豊富です。
ヘデラ
ヘデラは「アイビー」という名前でも知られるツル性植物。品種が多く葉の色や形もさまざまです。耐寒性や耐暑性に優れ、ほとんど手をかけなくても元気に育ちます。暗い場所でも育つので置き場所を選びません。
まとめ
コンパクトなサイズのミニ観葉植物は、どこにでも気軽に飾れるのが魅力です。目立ち過ぎず、さりげなくインテリアをおしゃれに演出してくれます。
お気に入りのミニ観葉植物を飾って、潤いのある暮らしを楽しみましょう。