新築マンション

知っておけば見方が変わる。「物件概要」のチェックポイント

新築分譲マンションの情報は、チラシや情報誌、webサイトから入手する方が多いのではないでしょうか。そういった情報を見て「このマンション良さそう」「詳しく知りたい」と思った時には、「物件概要」の欄を確認すると、手軽に多くの情報を得ることができます。

とても小さな文字で記載されていることが多いのですが、ここを確認することで、決まった項目について正確な情報を知ることができます。今回は、そんな「物件概要」の見方と、その中で特に気に留めて見ておきたいポイントについてお伝えします。

物件概要から分かることは?

「物件概要」からは、販売されるマンションについての大枠が読み取れます。新築分譲マンションの場合、物件の所在地や面積、価格帯、戸数、管理費、修繕積立金、入居時期や権利関係ほか、様々な規定項目について記載があります。
また、販売期が複数に分かれているものについては、「全体概要」と「販売期分の物件概要」の両方が掲載されます。これらは同じ項目について、決まった記載がされている為、複数物件で大枠を比較する際にも役立ちます。

物件概要の中で特に見ておきたいポイント

分譲マンションをイメージするのに役立つ「間取り」・「総戸数」・「構造・規模」

物件概要の「間取り」・「総戸数」・「構造・規模」を見ると、マンション全体のイメージを掴むことができます。マンションは、その規模や世帯の構成によって雰囲気が変わりますが、「間取り」によって、ファミリーマンションかシングル・DINKS世帯の多いマンションかの判断が付きやすくなります。またマンション規模を知ることで、そのメリットデメリットを念頭に置いて、検討を進めることができるようになります。

物件価格帯と毎月の支払い額の予想ができる「価格」・「専有面積」・「管理費」・「修繕積立金」

物件概要の「価格」の欄には、その期に販売する住戸の「最低価格」と「最高価格」が記載されています。この価格の記載は、間取りや専有面積に関係なく全ての販売住戸についての記載である為、幅があります。例えば「最低価格」だけを見て「安い」と感じることもあるかもしれませんが、ほどんどの場合、同じく物件概要に記載されている「専有面積」のうち、最も狭い面積の住戸の価格がこれにあたります。この2つを併せて判断することで、物件価格帯の目安をつかむことができます。

「管理費」・「修繕積立金」についても、その範囲が記載されています。部屋の広さによってどの程度の毎月支払い額になるのかの目安を知ることができます。この時、あまりに安すぎる管理費、修繕積立金額が設定されている場合には注意が必要です。今後の修繕計画についてはしっかり確認しておきましょう。安すぎる修繕積立金は、後々金額が大幅に上昇する可能性があります。

生活の区切り、学校入学などの予定を考えることができる「完成時期」「入居可能時期」

新築分譲マンションは、契約した後は特にやるべきことがありませんが、建物完成時期から急に忙しくなります。物件概要の「完成時期」を確認すれば、この時期から内覧会や引っ越し準備等が始まり慌ただしくなることが予想できます。また「入居可能時期」を見ると、どの時期に引っ越しをして新しい生活を始めることができるのかの判断が付く為、学校や生活の区切りを考えるのに役立ちます。

ただ、入居に記載されている入居予定日はあくまで目安であることも知っておいてください。入居時期が変更になることは少ないと言えますが、マンション建築計画は数年の長期にわたるものであり、その間に様々な理由で、入居時期の変更理由が発生することがあります。

まとめ

物件概要を見て、分譲マンションの全体像をつかんでから各住戸の検討に入るのが理想です。興味を持った物件は、ぜひ物件概要欄を確認してみてください。

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