新築分譲マンションの購入には様々なお金がかかるものですが、特に頭金と言われる最初に準備する資金はまとまった金額である為、その捻出先に頭を悩ませるところです。分譲マンション購入は価格も支払い方法も、また頭金の準備額についても人それぞれです。今回は、実際にマンションを購入する際に、多くの人が行っている頭金の準備の例をお伝えします。
頭金の平均金額は?
毎月出ていく住宅費という意味で、支払いが始まってしまうと家賃とさほど変わらない感覚になるのが住宅ローンです。購入諸費用として、住宅ローン借入費用、印紙代、登記費用などがありますが、頭金はそれらとは異なり物件価格の一部です。
多くの方が、できれば理想の立地、環境、間取りのマンションを、毎月の支払いが苦にならない価格で購入したいと考えるはずです。そして、頭金の金額によって後々の住宅ローンの毎月支払額に大きな影響を与えることになる為、最初の段階で十分に考えておく必要があります。
頭金はいくらいれなければならないという規定もない為、どれだけ準備するべきか迷う点でもあります。実際は、頭金なしで住宅ローンを組める場合もありますが、今後の住宅ローンの支払いを考えて、物件価格の1、2割程度、4000万円の物件であれば500万円前後の金額の準備をする例が多くなっています。
頭金の準備方法
新築分譲マンションの最多購入世代は30代と若く、結婚、子育てや生活自体にもお金がかかる時期でもあります。そんな生活の中で、実際購入した方が、何百万円という頭金を準備する方法について、例をご紹介します。
・計画的に資金をためる
最も多いのが、分譲マンションの購入を計画的に考えて、収入の中から少しずつ資金を貯めながら、併せて物件情報を集め、時間をかけて自分たちに最適な物件選びを行っているパターンです。購入することだけは早めに決めて、準備をしておけば、良い物件に出会えた時に資金のゆとりが決断する後押しをしてくれます。また、希望の間取りや広さの選択肢の可能性が広がります。
・親からの援助を受ける
両親や祖父母からの援助を受ける例も少なくありません。今まで何も言わなかった親が、マンションを購入すると報告したら、「そういうことなら」と、あらかじめ準備していた資金を出してくれたという話は意外と多く、またそういった場合に使える住宅取得資金の贈与非課税特例というものがあります。親にとって子どもの住まい購入は、それだけ応援したい一大事でもあるようです。この特例を受けるためには少し細かい要件がありますが、モデルルームで情報を提供しています。
・頭金がゼロ、もしくはほぼない状態で購入に踏み切る
頭金がゼロ、もしくはほとんどない状態でのマンションの購入に至る場合があります。これには住宅ローンの金利との関係や、住宅ローン控除といった制度の活用などで、頭金がたまるまで家賃を支払いながら、貯金を続けるよりも、いい物件に出会えたタイミングで購入を決断したほうが、総支払額的には特になるケースが多くある為です。
まとめ
よく言われることですが、住宅ローンを組む場合、金利の上昇によって総支払額は数十万円~数百万円の違いが出てきます。近年の住宅ローン金利は、史上稀にみる低金利で推移しています。もし、今から資金を貯めて、頭金を貯めることができたら購入を検討しようと考えているのであれば、超低金利と言われている今、購入に踏み切ったほうが後々良かったということもあり得ます。
具体的な購入金額と金利、毎月支払額などはモデルルームで細かく試算し、ご提示できます。実際の金額の数字を見ると「今」がどれだけ分譲マンションを購入するのに適した時期か、確認してみてください。