外壁や内装壁などに、タイルを使いたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、「タイル」と「ブリックタイル」について深く理解している方は少ないかもしれません。そこで今回は、ふたつの素材の違いや、選択するときの注意点などについてご紹介していきます。特徴をしっかりと理解して最適な選択に役立ててください。
タイルとブリックタイルの違い
はじめに、タイルとブリックタイルの違いについて詳しくご紹介します。
タイル(レンガ)
タイルとは、建物の外壁や内装壁、床などに仕上げ材として使われるもので、「焼き物」です。種類によって、磁器質、陶器質などがあります。レンガ(煉瓦)も土などを焼いて形成されているものになります。
タイルといっても、デザインも形もカラーもバリエーションはとても豊富で、シンプルなものから意匠性のある鮮やかなものまであり、住宅はもちろん商業施設でも多用されています。耐久性が高く、劣化しにくいのが特徴でもあります。
ブリックタイル
一方、ブリックタイルは、タイルやレンガ、石材のデザインを模倣して形成されたもので、素材はセメントに骨材を混ぜたものです。外壁や内装壁などの仕上げ材として使われています。ブリックタイルの特徴は、「軽い」という点です。レンガとブリックタイルレンガの両方を持ってみると、重さの違いに驚くことでしょう。ブリックタイルはその軽量感と施工性の良さを生かして、住宅、商業施設などでもたくさん採用されています。
注意点としては、外部でも使える耐水性があるか、色落ちの程度などです。事前に確認することがおすすめです。
使い分けるコツは?
タイルとブリックタイルの大きな違いは重量です。そのため、外壁などには重量の軽いブリックタイルもおすすめです。ただし、外部でも使えることが前提になります。また、ブリックタイルは、経年劣化によって色落ちする可能性があります。外部使用が不安な方は、外では本物タイル、内部ではブリックタイルと使い分けることもよいでしょう。
タイルでも、ブリックタイルでも外部での風雨や紫外線にさらされることで、経年劣化はあります。数年後、数十年後にどのような雰囲気になるか、実際の建物などで確認しておくと、選択するときも安心ですね。
まとめ
いかがでしたか。タイルとブリックタイルの違いや、選択するときの注意点などについてご紹介しました。重量が大きく違う素材でもありますので、特徴を理解して建物の構造やイメージに合わせて最適な素材選びをしていきましょう。