ゾーニングで住まいのイメージがわいてきたら、具体的な間取りについてもう少し掘り下げて考えていきましょう。
ここでは暮らしやすさのキーとなるリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)のつながりを中心にお話しします。
L/D/Kのつながりを意識する
L/D/Kのつながり方で普段の暮らし方に大きく影響します。
ここでは基本的なL/D/Kのつながり方のパターンについて見ていきましょう。
LD型
キッチンが独立しているため、料理に集中することができます。また、調理臭いなど換気をある程度切り離すことができます。来客時にキッチンを見せたくない方におすすめです。
LDK型
全体で一つの空間にすることで空間にゆとりが生まれます。また、調理・片付けを家族の団らんの中に取り入れることができるため、コミュニケーションを促進させることができます。現在主流の間取りタイプと言えます。
DK型
キッチンとダイニングで一つの空間です。リビングが切り離されることで落ち着いた空間を作りだすことができます。
D単独型
それぞれの役割が単独で保たれるため、それぞれが落ち着いた空間を作ることができます。比較的大きな住宅向けです。
間取りの例でイメージをふくらまそう
間取り例1
インナーテラスとリゾートコートをつなぐ
DK型の間取りにリゾートコート・インナーテラスをつなぐことで玄関から靴を履いたままリゾートコートまで移動できるまるでお店のような一体感を感じる間取り。
来客が多く、仲間で集まる空間を作りたい方にオススメの考え方です。また、室内のリビングは食事空間と切り離してゆったりとくつろげるスペースに。
間取り例2
リゾートコートからデッキ、庭へとつなぐ
LDKとリゾートコートを一体型にし、庭と直結した間取り。わんちゃんと暮らす生活を考えている方は放し飼いでわんちゃんが自由に暮らせる空間を作ることができます。
また、ガーデニングが趣味の方は作業場件くつろぎ空間としてストレスなく庭とのつながりを生み出します。
間取り例3
オープンなLDKにリゾートコートで豊かな景観
オープンなLDKにリゾートコートを一体型にし、生活空間に”プラスアルファ”の彩りを追加します。ガーデニングや家庭菜園など生活の中に緑を取り入れた空間作りは、人生に豊かな時間を生み出してくれます。
間取り例4
家事コーナーと対面キッチンで家事上手な家族づくり
LDKに畳コーナーと家事コーナーをつなげて洗濯物の片付けに家族が参加しやすい空間を作ります。また、対面キッチンにすることで家族が片付けものに参加しやすい空間を作り、家事上手な家族づくりを実現する間取りです。家事に参加することで自然と家族のコミュニケーションも豊かになります。
この記事のまとめ
間取りの基本はLDKのつながりがポイントとなりますが、自分たちのライフスタイルを踏まえた上で、つながりを考えてみましょう。