ロフト空間は、間取りの要望の中でも人気があります。ロフト空間を取り入れると暮らしにどのような変化があるでしょうか。今回は、ロフト空間のメリット・デメリットや活用のポイント、取り入れる際の注意点などについてご紹介していきます。
ロフト空間とは
一般的なロフト空間とは、天井が低く小屋裏空間などを活用した場所にあるスペースです。戸建ての場合は、子供部屋などに設けたり、夫婦寝室に納戸として活用するために設けたりすることもあるでしょう。通常の部屋よりも天井は低いですが、床面積に十分なゆとりがあれば趣味の部屋などにも使えるなど、さまざまに活用できる空間です。
ロフト空間のメリット・デメリット
ロフト空間にはどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。それぞれをご紹介します。
メリット
ロフト空間のメリットは、限られた空間の中で効率的にスペースを生み出せることです。2階建ての家の床面積を単純に増やしたいと思っても、3階建てにしなければ床面積は広くできません。しかし、それでは建築費用も増えていきます。2階建てのままロフト空間をつくり活用することで、建築する階数を増やさなくても、床面積が増えてデットスペースとなるような空間を有効活用できます。
デメリット
一方デメリットとしては、天井が低く生活のメインとなるような個室には向いていない点です。小屋裏を活用してロフトにする場合、屋根の形状によってはある程度の高さを確保できる場所もありますが、多くの場所は高さが抑えられます。趣味の部屋、納戸など使う目的は限定される可能性があります。また、ロフトに上るときは、簡易的な階段であることが多く、日常的に掃除がしにくい点もあります。
ロフト空間を活用するポイント
ここからは、ロフト空間を最大限に活用するポイントをご紹介していきましょう。
・子供部屋のロフト
子供部屋にロフトを設けて、ベットスペースとして利用したり、専用の遊び場として利用したりすることができます。子供は変化のある空間が大好きです。自分専用の「基地」のように楽しんでくれるでしょう。
・夫婦寝室のロフト
寝室にロフトを設けることで、季節の寝具を収納したり、雛飾りなど特別な調度品を収納したり、片付けやすく収納力にゆとりが生まれます。
・リビングのロフト
リビングやダイニング、キッチン空間など家族が寛ぐ場所にロフトを設けることで、子供の遊び場ができることや、大人も子供も使えるリビング併設のスタディスペースにもなります。家族の気配も感じられてコミュニケーションも取りやすいですね。スキップフロアに近い空間になるでしょう。
ロフト空間を取り入れるときの注意点
ロフト空間を取り入れるときは、天井の高さがどのくらい確保できるか確認しましょう。ロフトの天井の高さは、屋根の形状やロフトの床面の高さをどのくらいに設定するかで変わります。後から「イメージと違う」ということにならないように、住宅会社と事前にしっかりとイメージの確認をしておくことをおすすめします。