新築マンション

マンションにおける「快適で広がりのある空間のポイント」とは?

分譲マンションの住戸を選ぶ際、多くの方にとってその床面積はとても重要な判断材料のひとつです。実際、「〇㎡くらいで探しています」と一番に床面積を指定される方や、「予算の範囲内で、できるだけ広い住戸を希望します」という方などもいらっしゃいます。ですが、そういう方に詳しくお話を聞いてみると、実は「広さ」にこだわりがあるわけではなく、「快適な空間」での生活を望んでいるだけということはよくあることです。

 
特にチラシやパンフレットの掲載情報だけで検討を進めている場合、床面積が広いとそれがそのまま「空間の広さや快適さにつながる」と考えてしまいがちです。ですが、実際は他の様々な要素によっても、見え方や感じ方はずいぶん違ってくるものです。
 
今回は、マンションにおける「快適で広がりのある空間のポイント」についてご紹介します。マンションの構造、間取りやカラーによる空間の見え方の違いをまとめました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
 

構造・部材・間取り上のチェックポイント

・柱・梁

マンションは部屋の中に、柱や梁、排気ダクトによる下がり天井などが張り出していることがあります。特にドアを開けた時に目線に入るものは、その存在が気になる場合があります。空間に出っ張りがある場合は、反対にそれを利用したインテリアや照明を用いた演出を行うことが効果的です。モデルルームの空間もぜひ参考にしてみてください。

・廊下

同じ床面積なら、廊下の長い間取りはそれだけリビングや各部室が狭くなっています。以前、廊下の長い物件にお住いのご家族が、76㎡のモデルルームを見て「今住んでいる87㎡のマンションより広く感じる!」と驚かれたことがありました。もちろん廊下の長さだけでなく、生活感のないモデルルームであったことも、広く見えた理由のひとつです。ただ廊下は、場合によっては部屋一つ分ほどの広さがあることもあります。廊下には各部屋の独立性を高めたり、音を伝えにくくしたりするなどのメリットがありますが、購入時に十分検討することが必要です。

・部屋の形・床・建具の色

部屋は、同じ床面積でも正方形に近いほうが広く見えます。また濃いカラーの床や建具は引き締まって見える効果があり高級感を演出しますが、空間に広がりを持たせたいなら、明るいカラーを選択するのがおすすめです。

・窓の形・大きさ

窓の外に景色が見えると、それだけ部屋の広がりを感じることができます。リビングに大きな窓があって、採光・眺望が得られる場合には、実際のリビングより広く感じるはずです。また、リビングに隣接しているバルコニーは、バルコニータイルなどを設置しリビングと一体感を持たせると、より広がりを感じることができます。

・収納

収納は適切な場所に、適切な容量のものが必要です。必要な場所に収納がないと、改めて収納家具の購入設置が必要となり、それだけ部屋を狭めてしまいます。見た目も美しくありません。
 

快適空間のまとめ

快適で広がりのある空間のポイントとして、「高さを感じること」「空間を仕切らないこと」があります。マンションでいえば、柱や梁の存在や、窓から見える景色などは重要なポイントです。マンションを検討する際に、こういった点も押さえつつ、さらにインテリアを工夫することで、「快適で広がりのある空間」を作り上げることができるようになります。
住まいを検討する際には、ぜひ実際のお部屋やモデルルームで「構造・部材・間取り上のチェックポイント」を確認してみてください。特に、梁や柱の空間への張り出し具合は、空間の感じ方に大きく関係していますが、間取り図だけでは分かりにくい場合が多いので、実際の感覚を体験してみることがお勧めです。


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