カントリースタイルって何?
カントリースタイルとは
カントリーとは「田舎」を意味した言葉で、ひと昔前の欧米の田舎の暮らしからヒントを得て、素朴かつナチュラルにアレンジしたスタイルのことをカントリースタイルと言います。
手作りしたような家具やファブリックを取り入れ、花や木の実を飾り、のどかな自然に囲まれているような素朴さと温もりを感じられるのが特徴的です。
また、一口にカントリースタイルと言っても、実際には大きく分けて3種類あります。
アメリカンカントリー、ブリティッシュカントリー、フレンチカントリー、それぞれのスタイルに歴史があり、その土地ごとに培われた特徴があります。
日本でカントリースタイルと言えば、一番馴染みがあるのがフレンチカントリーではないでしょうか。
流行に敏感で、可愛いものが大好きな女の子たちが、イメージしやすく取り入れやすい特徴が多いのかもしれませんね。
全てのカントリースタイルに共通している特徴
自然に囲まれたような、田舎にありそうなインテリアが特徴的で、どのカントリースタイルでも、木製の家具がベースになります。
無垢のパイン材やオーク材などが使用されることが多く、塗装も木の質感を生かしたままであったり、色で塗装する場合にも、目指すカントリースタイルの雰囲気になるような色を選びましょう。
ファブリックなどはコットンや麻、ウールなどの自然素材を活かしたものが多いです。
柄は葉っぱや小花などの植物系や、派手なものではなく、チェックやストライプなどのシンプルなものが多いでしょう。
また、カントリースタイルを強調させたい場合は、壁に塗り壁やモザイクタイルなどをを採用したり、柱や梁は新しいものより歴史を感じるものを選ぶと良いでしょう。
さらにドアノブや、棚の取っ手などに、アイアンや真鍮を採用したりと細部までこだわりたいものですね。
フレンチカントリーでお姫様気分になれる部屋作り
カントリースタイルの中でも一番フェミニンな雰囲気になるのがフレンチカントリーです。
どこかにフレンチらしいアクセントを置き、他はシンプルに仕上げます。そして、フリルや花柄で部屋を彩ることで、お姫様な気分が味わえる可愛い部屋になるでしょう。
木製家具の色を白や淡い色で統一すると、フレンチカントリーを表現しやすくなるでしょう。
料理が楽しくなる場所に
キッチンは食材を扱う場所ですので、白を基調とした空間がより清潔に見せてくれます。
季節ごとに飾る色とりどりの花が映え、美味しいお菓子が出てきそうな甘い空間になることでしょう。
ダイニングで楽しい時間を
リビングやダイニングは面積が広いことと、生活用品が目に見える場所に多く存在する空間のため、壁紙を派手にしてしまうと、どこか落ち着きのない部屋になってしまいます。
部屋全体や大きな家具はシンプルなもので統一し、ソファや棚に飾るインテリア小物などで、部分的にフレンチカントリーを演出することで、明るく楽しそうな雰囲気になるでしょう。
自分だけの特別な部屋に
寝室は自分だけのパーソナルスペースです。自分の好きなものに囲まれて、葉や小花柄で癒されながら、リラックスして眠れそうな優しい空間になるでしょう。とことん自分好みにしてみたい場所ですね。
トイレも忘れずに
家の中を自分好みにした時、忘れがちなのがトイレです。狭い空間で1日の中で滞在時間は短いかもしれませんが、毎日何度も訪れる場所です。
壁に淡い色味を取り入れ、テイストに合った小物を取り入れるだけで、簡単にフレンチカントリーの出来上がりです。
ブラウンを活かしたフレンチカントリー
フレンチカントリーと言えば、白や淡い色の木製家具のイメージがありますが、木製部分がブラウンの空間もフレンチカントリーになります。
淡い色で統一されていると、上品さや洗練されたイメージになり、お姫様で暮らしていそうな空間になりますが、ブラウン系のフレンチカントリーは、どこか優しくてほっとするような空間になることでしょう。
まとめ
家や部屋の雰囲気は内装や置いてあるインテリアで決まるものですが、それを決めているのは自分であり、自分好みの部屋にすることで、自然と生活する上でのモチベーションを上げ、居心地の良い空間にしていることでしょう。
かっこいい雰囲気の部屋が落ち着く人もいれば、可愛い雰囲気が好きな人もいます。
インテリアの種類も増え、自分が好きなテイストの家具を選ぶことが容易な時代です。
とことんこだわって、自分だけの特別な部屋を演出したいですね。