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樹脂サッシと木製サッシのメリット・デメリット

家の仕様を検討するときに、どんな素材のサッシが使われるのか詳しく調べたことがある方は少ないかもしれません。

実はサッシの素材によって住まいの環境が変わるほど、影響力があるものなのです。今回は、代表的なサッシの種類や樹脂サッシと木製サッシのメリット・デメリットなどについてご紹介します。

住宅に使われるサッシの種類

住宅に使われるサッシは、主に「樹脂サッシ」「木製サッシ」「アルミサッシ」などがあります。窓の枠部分の素材が、何で作られているかで区別します。

それぞれのサッシに特徴があり、素材に適している地域、素材の価格などさまざまです。一般的には、木製サッシが最も高価で、次に樹脂サッシ、アルミサッシの順になります。サッシの価格は、窓枠の素材とともに中に入るガラスの種類によっても違いがあり、ガラスの機能が高いほど、価格も割高になっていきます。ここでは、樹脂サッシと木製サッシを中心にご紹介していきます。

樹脂サッシのメリット・デメリット

樹脂サッシは、住宅ではよく使われているサッシです。ガラス面もペアガラスの他、トリプルガラスというさらに性能が高いガラスも多くなっています。樹脂サッシには次のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット

樹脂サッシは、断熱性能に優れています。樹脂はプラスチックをイメージしてもらうと良いのですが、暑い場所や冷えた場所においても、素材そのものがそれほど変化はしません。しかしアルミなど金属の場合は、暑い場所なら触れることができないほど熱くなってしまうことがあります。これを熱伝導率といますが、樹脂は伝導率が小さいため、外気温に左右されにくい特性があります。また、製品としてつくられるものですから、カラーバリエーションなども豊富です。

デメリット

樹脂は、経年変化によって変色する可能性があります。特に外部に面していると紫外線の影響を受けますので、カラーが長持ちしないリスクがあります。

木製サッシのメリット・デメリット

木製サッシは、自然素材を使うことで断熱性能が高いサッシです。国内メーカーもありますが、輸入製品も多く採用されています。ガラスはトリプルガラスが主流です。木製サッシには次のようなメリット・デメリットが考えられます。

メリット

「木」は樹脂と同じで熱伝導率が小さいため、外気温に左右されることが少なく、断熱性能に優れています。また、天然木がつかわれていて、内観からのデザイン性もよく、自然素材を多用した住まいにおすすめです。

デメリット

自然素材の木を使っているため、長持ちさせるためには定期的に塗装をするなど、メンテナンスが必要です。また、外部に面したところが水分を吸うことで、木材の狂いが発生することもあります。庇を付けるなど、雨を避ける工夫がおすすめです。

まとめ

樹脂サッシも木製サッシも、断熱性能としてはとても優れています。ただし、見た目のデザインや、窓の大きさのバリエーションなどはそれぞれに違いがあります。どちらを選択することがよいかは、イメージの違い、メンテナンスの違い、価格の違いなど何を目的とするかに影響されます。実際のサッシを確認するなど、しっかりと検討して選びたいですね。


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