リビングは家の中で家族が集まる憩いの場所です。みんなでテレビを見たり会話を楽しんだりするために、落ち着いてくつろげる雰囲気があるといいですね。
そこでリビングのような広い場所に大型の観葉植物を置いてみてはいかがでしょうか。今回はおすすめの観葉植物として、カポックをご紹介します。
カポックとはどんな植物?
カポックはとても丈夫なので初心者でも育てやすい観葉植物です。また成長も早くてすくすくと背丈が伸びます。園芸店では大きく育ったものが鉢植えで売り出されていることが多いので、買ってきてすぐにリビングに置いても、十分存在感があってよく映えますよ。このカポックとはどんな植物なのか、詳しく説明しましょう。
原産地と種類
カポックは台湾や中国南部が原産で、世界中には150種類ほどの品種があるといわれています。ウコギ科シェフレア属に分類され、正式名は属名でもある「シェフレア」ですが、香港でシェフレアを買った商人が、パンヤ科のカポックノキに似ていたので「ホンコンカポック」と名付けて販売しました。これが起源となって、「カポック」という名前で広く知られるようになりました。
葉の特長
カポックの葉は丸みを帯びた可愛い形で、肉厚の葉には光沢があります。光が当たると葉が艶々と輝き、華やかさが増してとてもきれいです。葉は濃い緑色ですが、淡い黄色の斑入りのものもあるので、インテリアの雰囲気に合わせて色を選ぶとよいでしょう。
カポックの置き場所と風水
日当たり
カポックは耐陰性がある植物なので、日陰でも枯れてしまう心配はありません。ただ、全く日が当たらないと元気がなくなってしまうので、時々明るい日差しに当ててあげましょう。リビングには大きな窓があることも多いので、窓から入る光が届く場所に置くといいですよ。
温度
また低温にも強いので、冬場でも特に温度管理に気をつけなくても大丈夫です。大きな窓の近くに置いている場合は、冬場には夜になると窓から冷たい外気が入ってきます。カーテンなどで遮るか、心配であれば部屋の中央に置くと安心です。
風水としての効果
カポックの丸い葉は、風水的には心を落ち着かせて安らぎをもたらすとされています。そこで家族が集まるリビングにカポックを置くと、家族円満をもたらし、ゆったりとした憩いの場になる効果が期待できますよ。またテレビや読書で疲れた目も、カポックのグリーンを見ることで回復することもできますね。
カポックの育て方
水やり
春から秋にかけての生育期は、鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与えてください。水をよく吸う性質かあるので、特に夏は毎日水をあげないとしんなりしてしまいます。一方、気温が下がる秋から冬にかけては、カポックの生育も穏やかになるので水やりを控えましょう。土の表面が乾いてきたら与える程度で大丈夫です。
肥料
カポックは春から秋にかけて、盛んに新芽を出して枝を伸ばします。この時期に肥料を与えて大きく元気に育てましょう。液体肥料であれば2週間に一回程度、緩効性の固形肥料であれば2ヶ月に1回程度与えてください。肥料を十分に与えられた葉は、より一層光沢が増して美しく輝きますよ。
植え替え
成長が早いカポックは、買ってきた鉢のままでは1~2年も経つと窮屈になってきます。根詰まりを起こすと発育も悪くなってしまうので、一回り大きな鉢に植え替えしましょう。4月~9月が植え替えに適した時期です。鉢から株を引き抜き、硬くなった古い土を手でほぐして少し落とします。その際に、腐って黒ずんでいるような根があれば切り落としてしまいましょう。植え替えた後は、たっぷりと水をあげてくださいね。
カポックのアレンジ
カポックは株全体に葉が茂ります。そのまま自然に任せて葉を生やしてもよいでしょうし、適当な場所の枝を剪定して、丸みを帯びた形に整えてもよいでしょう。またあまり背丈を伸ばしたくない場合は、太い幹をお好みの高さで切っておきます。こうすると脇からまた新しい枝が伸びてくるので、コンパクトにまとめられます。剪定した枝はコップで水挿ししておくと根が出るので、新しい株として増やすこともできますよ。
まとめ
カポックはとても育てやすくて丸い葉が可愛い観葉植物です。成長が早くて背丈も高くなるので、見映えがしてリビングに置くグリーンとしておすすめです。家族円満の風水効果がある大型観葉植物のカポックをリビングに置いて、家族みんなで仲良く幸せに暮らしましょう!