いよいよ春本番！庭の花壇も色とりどりの花でにぎやかになり、ガーデニングに最適な季節がやってきました。
この春からガーデニングにチャレンジする初心者の方でも気軽にできるのが、鉢植えで花を育てる方法。
今回はステキな寄せ植えを作るコツや、おすすめの花を紹介します。
鉢植えで育てるコツ
プランター
プランターにはさまざまな大きさや形があります。素材もテラコッタなどの焼き物や陶器、ナチュラルな木製、軽くて安価なプラスチック製など多種多様。苗の数や置き場所の雰囲気に合わせて選びましょう。
用土
植物が元気に育つためには、通気性が高く、排水性とともに保水性がある土に植えることがポイントです。赤玉土と腐葉土をブレンドしたものや、市販されている園芸用培養土を使いましょう。
水やり
水やりは土の表面が乾いたら、鉢底から水がしみ出すまでたっぷりと与えます。水の与え過ぎは植物が根腐れする原因になるので気をつけましょう。気温が上がる真昼を避けて、朝夕の涼しい時間帯が最適です。
置き場所
光合成をするためには日光が必要なので、できるだけ明るい場所で育てましょう。プランターは簡単に持ち運びできるので、時間とともに変わる日当たりの場所にプランターを移動することが可能です。夏は強い日差しが当たらないように半日陰に置くこともできます。
肥料
肥料は植物が光合成で作り出す栄養分を補足するものです。鉢植えは地植えよりも土の容量が少ないので、肥料切れを起こしやすくなります。水やりの代わりとして液体肥料を与えましょう。
寄せ植えの作り方
カラーコーディネートを意識する
春は優しい印象のピンクや黄色、夏は涼しげなブルーなど、季節に合わせてカラーコーディネートするとオシャレです。同系色でグラデーションを付けて組み合わせると簡単。黄色とブルーなどあえて反対色を使うと、お互いを引き立て合い新鮮な印象を与えるでしょう。
花や葉の形が異なる組み合わせにする
統一された色彩では変化に乏しいと感じたときは、花や葉の大きさや形の異なる品種を集めるのがおすすめです。大きな花は主役に、小花はわき役としてバランスよく配置しましょう。肉厚の葉や産毛が生えた葉のように、葉の質感で変化をつけることもできます。
草丈のバランスを考える
背が高いものは鉢の後ろ側や中央に、低いものは手前に植えると立体感を出すのに効果的です。ほふく性がある植物やツル性植物を手前やサイドに植えると、ワンポイントのアクセントになります。
開花期間が長い花を選ぶ
寄せ植えに使う植物は開花期が長いものを選ぶのがおすすめです。長い期間咲き続けるので途中で植え替える手間が省けます。開花時期が同じ花を選ぶのも大切なポイントです。
寄せ植えにおすすめの花
ペチュニア
寄せ植えでは定番の花とされるペチュニア。大きさや形、色合いのバリエーションが豊富で、生育が旺盛なので華やかな雰囲気に仕立てられます。春から秋まで咲き続け、大型の品種は主役に、かわいい小花のを咲かせる品種はわき役にもなります。
スイートアリッサム
スイートアリッサムは花から漂う甘い香りが名前の由来です。早春から梅雨前までの長い期間、白やピンクの可憐な花を咲かせます。小花が集まって球形になる花はボリュームがあり、寄せ植えにも最適です。
ネモフィラ
晴れ渡った空のようなブルーが爽やかなネモフィラ。ブルーのほかに白や褐色もあります。ほふく性があるのでカーペットのように広がり、鉢をおおうように咲き広がる様子がキレイです。鉢の手前に植えると、縁からしだれる姿も楽しめるでしょう。
リナリア
リナリアは細い茎に咲くパステルカラーの花が愛らしい雰囲気です。スラリと伸びる茎が風に揺れるようすが優しげで、花がびっしりと咲くと寄せ植えの主役として存在感を放ちます。寄せ植えの後方に植えるのがおすすめです。
ジニア
開花期が長く、百日草という名前でも親しまれているジニア。夏の暑さにも耐えて、春から秋まで色とりどりの花を途切れることなく咲かせます。一重のほかに八重咲きや豪華なダリア咲きまであり、寄せ植えをカラフルに彩ってくれるでしょう。
まとめ
花壇をつくるスペースがない庭や、コンクリートが多い玄関まわりでも楽しめる鉢植え。手軽に扱えて、初心者でもさまざまな花を育てられるのが魅力です。
一鉢飾るだけでも華やかなにぎわいを与えてくれる寄せ植えで、春からのガーデニングを満喫しましょう。
