自分が家に帰ってきた時、人を家に招いた時、どれだけリビングをオシャレにしていても、一番に目に飛び込んでくるのは玄関です。
最初に見るものは、とても印象に残るものです。玄関がオシャレなだけで、入った瞬間に奥につながるリビングなどに興味を持ってもらうことができ、後に思い出した時にとても魅力的なステキな家だった印象になることでしょう。
また、自分のこだわった玄関を出るところから１日が始まり、そこに帰ってくる・・・毎日繰り返される場所です。リビングや居室、浴室やトイレ、どれも毎日、自分がリラックスするために欠かせない場所です。
それと同じように玄関もこだわってみませんか？自分のこだわりが詰まった玄関は、毎日のお出掛けをより楽しくしてくれることでしょう。
真似したくなるオシャレな玄関7選！
自慢したい！ウォークインシューズクローク
マンションと戸建てを比べた時に、以前まではマンションの方が圧倒的に収納が少ないイメージを持っていたと思います。
しかし、それをカバーするべく、ウォークインクローゼットやパントリーなど、マンションでも必要な所にちゃんと収納が確保されている物件が増えてきています。特にリノベーションの場合には、自分が必要な分の収納スペースを計画することが可能ですし、自分が収納をどんな目的で使いたいのかを反映させることができます。
最近では、ウォークインシューズクロークも人気があります。靴や傘などはもちろんのこと、雨の日に濡れてしまったアウターを掛けたり、毎日、通勤で使うカバンの置き場所を作ったりと、使い道はたくさんあるでしょう。
シューズクロークは玄関に入って、土足のまま歩けるスペースが多いのですが、子供の自転車や砂場道具、ペットのお散歩セットなど、家の中には収納しにくい物を置けるのも魅力のひとつだと思います。
また、生活感を出したくない人にはもちろんのこと、整理整頓に自信がない人でも、シューズクロークの中に造り付けの収納棚を始めから設置しておくことで、自然と玄関周りの細かい物をキレイに整理する習慣がつきますので、玄関スペースが常にすっきりした状態にできることでしょう。
同系色の収納ですっきりとした空間に！
大きな収納は欲しいけど、スタイリッシュにすっきり見せたいという場合には、収納扉は主張の少ないデザインで、壁や床に馴染む同系色を選びましょう。同じ柄や色であれば、どれだけ大きな収納棚でもあまり存在感が主張されません。
壁の色に合わせるのか、床材の色に合わせるのか、好みで色を選び、玄関内を壁と床の２色にまとめることができれば、とてもすっきりした空間に見えることでしょう。
壁紙で空間を演出！玄関収納もインテリアの一部に。
「北欧スタイルが好き」「モダンな感じが良い」など、自分好みのスタイルがある場合は、壁紙で演出すると、イメージに近づきやすくなります。
そして、その周りにある家具はもちろんのこと、玄関収納のデザインでもその空間の印象が変わってしまいますので、自分が求めているスタイルにあったデザインのものを選ぶようにしましょう。
見せることで自然体なオシャレを！
ウォークインシューズクロークを計画できるほどの広さはないけど、しっかり収納が欲しい場合、扉付きの収納ももちろん良いのですが、個性を出すという意味も含めて、あえて中身を見せる収納棚を選んでも良いでしょう。
実際に、雨に濡れたアウターやカバン、靴など、扉の中に収納すると湿気が気になるものもあります。生活感は出てしまいますが、それも含めて、玄関が明るく楽しい印象になることでしょう。
また、扉付きの収納より扉が少ない分、開放感がありますので広く感じるでしょう。
玄関スペースも癒しの空間でリラックス
玄関は今でこそオシャレにしたいと思う人が増えてきましたが、やはり使いやすさや、機能面を重視する傾向にあります。
しかし、あえて玄関を広く確保し、さらにそこに座って休憩が出来るようなスペースを作ることで、それだけでゆとりのある優しい雰囲気になりますよね。出かける前や、帰ってきた時に、ホッとできる癒しの空間があるのはステキですね。
好きなものをいつも身近に感じたい！
シンプルな空間なのに、自分の好きなものをきれいに並べるだけで、とてもおしゃれに見えると思いませんか？
おしゃれに見せるコツとしては、大きな家具にはこだわり、テイストや色を揃えるということです。視覚に入る大きな部分を合わせると、その周りに置く小物にバラつきがあっても、なぜかまとまって見えるものです。
壁や床の色も、家具や趣味の物に合うものを選びましょう。ただ好きな物を置くだけでは、まとまりがなく見えてしまいますので、せっかくだったらオシャレに工夫したいですね。
玄関と部屋の壁を無くして一体感のある空間に！
海外のワンルームの部屋では、土足で生活する国も多いので、玄関を入るとそのまま部屋と一体になっているなんてことは良くあります。
日本では土足で室内に入ることはあまりありませんので、野外と室内をつなぐための玄関という空間が必要になります。
しかし、海外みたいなオープンな空間を演出したい場合でも諦める必要はありません。靴を脱ぐための土間部分さえあれば成立しますので、居室との間に壁がなくても良いのです。固定概念を捨て、新たな空間で新しい生活を始めるのも楽しそうですね。
まとめ
マンションの広さには限りがありますので、リビングや居室など、部屋を広く確保したい場所から優先して計画していく人がほとんどでしょう。
しかし、玄関は、その家の「顔」です！余った空間を玄関にしていては、元々、物が多く生活感が出やすい場所ですから、玄関だけ乱雑でまとまりのない空間になってしまうでしょう。
大きめの収納を設置するにしても、そこにこだわりを取り入れることで、玄関にも自分らしさを出すことが出来、自然と部屋との一体感も生まれてくることでしょう。自分にとって快適に過ごせる空間にできるように工夫したいものですね！
