リノベーションでマイホームを購入したいと考えているけれど、どんな準備をして進めていけばいいの？
これからリノベーションを検討している皆さんに、必要な流れをお話します。
リノベーション工事の流れ
前回は契約の流れをお話ししましたが、今回はリノベーション工事の流れをご説明します。
実際には「物件契約」と「ローン申し込み」と同時進行になります。
計画は最低６ヶ月前から。工事は２ヶ月前に着工
リノベーションの工事は規模によりますが、目安として工事期間は2ヶ月で見ておけば大丈夫です。
出来上がりの肝であるプランを決めるプロセスになるべく時間が割けるようにイメージして検討することがポイントです。
リノベーション工事のフロー
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STEP1
自分たちが住みたい空間をイメージする
まずは、どんなリノベーションにしたいのか家族でまとめましょう。「カフェ風の空間」や、「天井を抜いて間仕切りの少ない広い空間」、ヨーロッパの田舎風のテイスト、などプランに盛り込みたい要望を参考画像などでまとめておきましょう。 -
STEP2
依頼先を検討する
自分たちが実現したいリノベーション工事の内容によっては、購入物件と密接な関係にあるため、不動産部門を持つ会社に相談するのが安心です。もちろん、自分たちの住みたい場所を優先し、検討している物件をベースに相談することもメリットがあります。最初に、場所優先か、コストや平米などリノベーション内容を優先するか、自分たちの優先順位を決めて依頼先の検討を進めていきましょう。 -
STEP3
プランを相談する
物件の購入が決まった時点で依頼先に自分たちの要望を伝え、プランと見積もりを作成してもらいます。ポイントは物件購入費用にリノベーション工事費用を含めたい場合、ローン借入れ審査をおこなう前にリノベーション工事費用を含んだ見積もりを揃えておく必要があります。
そのためにも、自分たちのプランを明確にしておくことで、円滑に進めることができます。 -
STEP4
契約、工事請負契約を締結する
最終プランと工事見積もりが確定したら、依頼会社と契約をおこないます。ここで工事請負代金の30-50％の支払いが発生しますので、契約を決めた会社に事前に支払いタイミングなどを確認しておきましょう。 -
STEP5
物件引渡し後に近隣挨拶・管理組合への届出
購入物件引渡しと同時に、工事に伴う騒音や共用部への養生や、工事騒音による近隣へのご挨拶と工事の期間と内容の説明、管理組合へ計画の連絡と、共用部の工事利用のルールなどを話しておきましょう。 -
STEP6
工事開始
購入したマンションのルールで音出し工事（床への振動を伴う工事や切断など大きな騒音のする工事）ができる時間が決まっています。確認、ルールに乗っ取って進められるよう管理組合に確認をしておきましょう。 -
STEP7
完成・引渡し
工事が完了したら依頼した会社と共に、図面通りにできているかのチェックと、工事中についた傷などの修正確認、不具合など現場で確認して手直しをしてもらい、引渡しになります。また、このタイミングで導入した設備のマニュアルの受け渡し、使用方法の説明を受けます。 -
STEP8
引っ越し・入居
リノベーション工事の引渡し後に新居への引っ越しができます。タイミングを合わせ上手に引っ越ししましょう。また、引っ越しシーズンに重ねると価格が割高、日程が調整しづらくなることも頭の片隅に置いておきましょう。入居後は、住民票の変更をおこない、免許証などたくさんの住所変更手続きが発生します。また、条件をクリアしていれば、住宅ローン控除を受けることができます。会社勤めの方には馴染みのない確定申告が1年目のみ必要になりますのでそちらも購入した会社、ローンを借りた会社などから具体的な方法を聞いておきましょう。
この記事のまとめ
リノベーションでの「リノベーション工事」の大まかなフローは以上です。工事自体は2ヶ月程度ですが、準備期間となる依頼する会社の選定、プランの確定、見積もり金額の確定と最も重要なプロセスを工事前の4ヶ月程度をかけておこないます。のんびり取り組むと住宅購入のタイミングなどの影響でプランを考える時間が少なくなる可能性も出てきますので、自分たちの要望をまとめテキパキと進めていくことが大切です。
次回はリノベーションにおけるローンのスケジュールを見ていきます。
