壁を撤去して間取りを広くするリフォームの考え方と、注意点を見ていきましょう。
まずは建物構造を確認
建物の構造で壁撤去ができる範囲が異なります。それぞれご自宅の構造がどれに当たるかを確認しておきましょう。
マンションの構造
一戸建ての構造
壁を撤去する際の注意点
通常、室内の間仕切り壁を撤去は内装業者へ依頼する事になると思いますが、仕上がり方やコストについても幾つか注意点があります。
間仕切り壁を撤去して必要になる補修箇所
床
間仕切りがあった部分が基礎むき出しになります。処理方法は2方向あります。
見切り材による補修
間仕切り壁があった溝に補修箇所に見切り材を施工する仕上げ方です。2-3mm高い勾配のある仕切りが入るので一つの床にはなりませんが、施工費用が安くすみます。
床材張替えによる補修
和室をすべてフローリングにして間仕切りを撤去する場合などは、一部にフローリングを追加する事はできません。繋がる必要のあるフローリング部分をすべて張り替える事で補修ができます。
コストはかかりますが、まるで最初から一つの部屋であったかのような綺麗な仕上がりになります。
壁
壁も同様に間仕切りがあった部分にはクロスが貼られていません。しかるべき補修が必要です。
クロスを継ぎ足して補修する
間仕切り後の壁補修を行い、他の部分と平らにした上で、新しく同じ(もしくは似た)壁紙で必要部分のみ追加補修します。壁紙の日焼けなどで、同じ色で揃わないため、場合によってその部分だけ追加で張ったような仕上がりになりますが、コストは安くすみます。
クロスを貼り変える
ある程度キリの良いところから、もしくは間仕切りを撤去した部屋ごとクロスを張り替えて補修します。全体が綺麗に収まりますが施工費が必要分高くなります。
天井
天井も同様に間仕切りがあった部分に内装処理がない状態になりますので補修工事が必要です。
クロスを継ぎ足して補修する
間仕切り後の天井補修を行い、他の部分と平らにした上で、新しく同じ(もしくは似た)壁紙で必要部分のみ追加補修します。壁紙の日焼けなどで、同じ色で揃わないため、その部分だけ追加で張ったような仕上がりになりますが、コストは安くすみます。
クロスを貼り変える
ある程度キリの良いところから、もしくは間仕切りを撤去した部屋ごとクロスを張り替えて補修します。全体が綺麗に収まりますが施工費が必要分高くなります。
この記事のまとめ
壁の撤去は構造によりできる箇所とできない箇所があります。まずは依頼先に相談をしてから計画していきましょう。