マイホームを計画していく中で、ユニットバスやキッチンの適切なサイズはどれくらいが適切か、疑問を持つ方もいるでしょう。賃貸の場合は、戸建て住宅よりも少しコンパクトな設備が多い傾向があります。現在の住まいが賃貸であるなら、マイホームでは賃貸よりも少し大きめのサイズがおすすめです。今回は、ユニットバスとキッチンのサイズについてご紹介していきます。
住宅設備の大きさの目安は?
水回りの住宅設備といえば、ユニットバス、システムキッチン、洗面台、トイレなどですが、サイズで悩むところとしては、ユニットバスとシステムキッチンでしょう。一般的に住宅で採用されているサイズを確認していきます。
ユニットバスの目安
ユニットバスの最もスタンダードなサイズは「1616」といわれる「1坪」サイズのものです。1坪は畳の2畳分のことになります。最近のユニットバスは天井も高く、造りがシンプルな設計デザインで、1坪の限られた空間を有効に使いゆったりと使うことができます。
次に人気のサイズは「1620」といわれる「1.25坪」サイズです。メーカーによっては「1621」というサイズで表現されていることもあります。1620サイズは、ユニットバスの主に「洗い場スペース」にゆとりを持ちたい方におすすめです。
メーカーによって異なりますが、一般的には1620と1616の浴槽の寸法は同じ程度で洗い場の広さが変わると理解しておきましょう。
システムキッチンの目安
システムキッチンのスタンダードは「2550」といわれるサイズです。2メートル55センチというサイズです。ゆとりのあるシンクとIHヒーターなどの調理機器が両サイドに配置されて、中央はまな板を置く調理スペースとなっていることが多いでしょう。
2550とほぼ同じ感覚で使えるのが「2400」といわれるサイズです。2550よりも15センチほどコンパクトになるため、間取りでスペースを削減したいときに活用できます。2550よりも広いキッチンにしたい場合は、「2700」「2800」などもあります。キッチンが広くなると、中央の調理スペースが広がるとイメージしておきましょう。
間取りと予算のバランスを考えよう
ユニットバスもシステムキッチンも、サイズが大きくなれば価格に反映します。また、間取りによって、選択できる設備のサイズも変わることがありますので、間取りと予算のバランスを考えながら選択することをおすすめします。
気を付けたいのは、設備グレードを高く設定し過ぎることです。ショールームで商品を見ていると、どうしてもグレードの高い設備に惹かれてしまうことがありますが、家づくり全体の予算をしっかりと考えて、バランスのよい予算配分を心がけましょう。
まとめ
今回は、住宅設備の中でもユニットバスとシステムキッチンのサイズについてご紹介してきました。マイホームの計画のときに要望として確認される可能性がありますので、機会があるときに設備メーカーのショールームでサイズ感を体感してみてはいかがでしょうか。