暮らしのアイデア

繰り返し使えるエコカイロ「小豆カイロ」の作り方

体が冷える寒い季節には、温かいカイロが欠かせませんよね。カイロと言えば、市販品の使い捨てカイロを思い浮かべるかもしれませんが、小豆と綿100%の布を使って手作りエコカイロを作る事もできます。しかも、繰り返し使えるので経済的!

今回は、ガーゼを使って布を切らずに手縫いでできる「小豆カイロ」の作り方をご紹介します。布の長さを計り、裁断する面倒な作業がないので、より手軽にできますよ♪

「小豆カイロ」の作り方

材料&道具

・小豆(100~200g程度)
・ガーゼ(綿100%のもの。今回はサイズ約25×25cmのガーゼを使用)
・計り(目分量でも)
・針(ミシンでもOK)
・糸
・安全ピン(今回は、マチ針の代わりに使う方法を紹介。マチ針を使っても、無くてもOK)
・糸切バサミ等

※小豆カイロは電子レンジを使うので、使う布(ガーゼ)は綿100%のものを使用してください。化学繊維は電子レンジ使用時に溶けてしまったり、発火する恐れがあります。

※写真では分かりやすくする為に、赤色の糸を使用しています。実際に作る時は、ガーゼの色に合わせて目立たない白系の糸がおすすめです。

①裏返したガーゼをLの字に縫う

もしガーゼにタグが付いている場合は、タグを先にカットしておきます。電子レンジを使った時に、タグ部分のインクが溶けだす可能性なども考えられるので、念のために。

ガーゼを裏にした状態にして半分に折ります。布がズレないように安全ピンで、上の写真のように三ヵ所を留めます。

※針がむき出しになるマチ針が苦手な方は、代わりに安全ピンを使うとケガをせずに安心して縫うことができますよ♪もちろんマチ針を使ってもOK。

上の写真のように、ガーゼをLの字に「なみ縫い」します。破れたり、小豆が出てこないように、同じ所を2回縫うといいですよ。

この小豆カイロはアイピローやネックピローとしても使えます。ガーゼを実際に目元に当てたりして、使いたい「小豆カイロ」の大きさを考えましょう。ガーゼを半分に折ったサイズよりも、もう少し小さめに作りたい場合は、ガーゼの内側を縫って調節しましょう。上の写真は、1㎝程度内側を縫っています。

縫い終わったら、ガーゼを表に返します。

③小豆の重さを計る

縫ったガーゼの中に小豆を入れて見て、自分好みの小豆の量を決めます。そして、「計り」で重さを計ります。ガーゼの中の小豆が多いと温かさは長持ちしますが、縫いにくく、カイロが重くなります。なので、小豆はパンパンに詰め込むのではなく、「少し少ないかな?」と思う程度でも大丈夫だと思います。

今回のカイロは中央を縫うので、計った小豆をさらに均等に半分になるように計ります。

※「計り」がない場合は、あまりおすすめではありませんが、目分量でも大丈夫です。

④ガーゼ中心を縫う

半分の量の小豆をガーゼの中に入れます。

ガーゼ中央部分を真っ直ぐに縫います。おそらく、ガーゼに折り目が薄っすらついていますが、分かりにくい場合は、事前にチャコペンで縫う線を描いておきましょう。

糸の結び目が見えると少し不格好なので、「縫い始め」と「縫い終わり」はガーゼの内側からがおすすめです。

マチ針代わりの安全ピンを1、2ヵ所つけて「なみ縫い」をします。この中央部も2回縫うとより丈夫になります。

縫うとこんな状態になります♪目分量で縫っていったので、縫い目が少しねじれてしまいました。

⑤残りの小豆を入れて「あき口」を縫う

残り半分の小豆をガーゼの中に入れます。

ガーゼの口部分を内側に約1㎝折り込みます。

ガーゼの口部分の端を細かく「なみ縫い」をして、「あき口」を縫えば完成です。ここも2回縫うとより丈夫になります。裁縫が得意な方は、縫い目が目立たない「コの字とじ」でぜひ縫ってみてください。

「小豆カイロ」の使い方

【「小豆カイロ」の温め方】

〈電子レンジで温める方法〉
電子レンジで約30秒~1分程度加熱します。温め過ぎは小豆の破裂、発火の原因になるので注意!(電子レンジの種類、W(ワット)数、小豆の量で条件が変わるので、温める時間は各自で微調整しましょう)

〈鍋のフタの上で温める方法〉
温めた土鍋などのフタの上に数分間置いておくと熱が伝わり、じんわりと温まります。発火防止のために、火は消した状態でしましょう。

【「小豆カイロ」を使用する上での注意点】

・小豆カイロの温かさの継続時間は「約30分前後」です。使い捨てカイロ程、長時間温かさは続かないので、外出先より自宅の中で使うカイロとして使用する物と考えておくといいですよ。

・電子レンジで何度も連続加熱すると、小豆が乾燥して焦げ付きの原因になります。電子レンジで1度加熱したら2、3時間は時間を空けてから、再び電子レンジで温めて使用しましょう。

・他の使い捨てカイロや湯たんぽ同様に「低温やけど」に注意しましょう。温めた小豆カイロが熱すぎる場合は、急いで使用せずに、少し冷めてから使用するなど気をつけて安全に使いましょう。

【「小豆カイロ」の使用用途】

①アイピロー

アイピローは、疲れ目や顔の冷え、安眠などに効果が期待できる使い方です。基本的に仰向けで寝る体制の状態で使うので、お昼寝や夜寝る前に使ってみましょう。

②ネックピロー

ネックピローは、首・肩の冷えや肩こり軽減の効果が期待できます。椅子に座っている時、「あおむけ寝」の体制で使用できます。

③ポケットに入れて

ポケットが大きめの服であれば、小豆カイロをポケットに入れて使うこともできます。これなら、ゴミ出しや庭仕事、近所のお店での買い物など、短時間のお出かけでも使用できます。

【「小豆カイロ」の保管方法】

乾燥しているとは言え、自然素材の小豆が入っています。すぐにまた使わない場合は害虫がわかないように、ジッパー付き保存袋にいれて保管するのがおすすめです。

まとめ

自然素材で繰り返し使える、環境に優しいエコカイロ「小豆カイロ」。今回はガーゼを使い、布の裁断無しで、「なみ縫い」すればできる簡単な方法をご紹介しました。より手軽にできるように作り方を考案したので、裁縫経験が少ない方にもぜひ作ってもらいたいです。今年の冬は手作りカイロで、お家でホッコリ温まりましょう♪

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