芸術の秋。何か絵を描いてみたいけど、何を描けばいいか思いつかずに、何もせずに終わってしまうことはありませんか?
私がオススメしたいのは「家族の似顔絵」を描くこと。最近は、大人数での帰省を避け、実家にあまり帰っていない方も多いでしょう。家族がそろった似顔絵を描いてプレゼントすれば、なかなか会えなくても、遠方の家族との絆も深まるサプライズになると思いますよ♪
【似顔絵に必要な物】
〈色紙〉
色紙はダイソーで3枚100円(税別)でも販売されています。
100円で3枚も色紙が入っているなら、失敗を恐れずに、気軽に絵も描けますね♪色紙は厚みがあるので、そのまま立てかけて飾ることもできます。色紙サイズの額縁もたくさん販売されているので絵を描くのにオススメの紙材なのです!
〈参考にする写真〉
参考にする写真は、全員がそろった写真でなくても大丈夫。複数の写真の顔を参考にして描けるのも、似顔絵のメリットです。できるだけ、笑っているいい顔の写真を探してみましょう。
今回、私は義両親と息子達を描きました。遠方に住んでいて、この数年、孫に会えていないので、この4人の絵を描いてプレゼントすることにしました。
〈画材〉
基本的に自由です。色鉛筆や絵の具、色ペン、ちぎり絵などなど、使ってみたい画材を選んで制作してみましょう。
今回、私は「鉛筆」で下描きをして、家にあった「絵の具(水彩絵の具&アクリル絵の具)」で塗って作りました。
【似顔絵を描く手順】
絵を描く方法は、基本的に自由です。この描き方は、あくまでも私のやり方です。絶対にこの手順でないといけないということはありません。参考程度に、自分の描き方を見つけてみてください♪
①鉛筆で下描きをする
まず、頭の大きさを決めるために、大まかに頭の輪郭となる円を描きます。似顔絵は、顔が主役なので、やや頭を大きく描くパターンが多いです。リアルにするか、デフォルメしてイラスト風にするか、考えながら下描きをしましょう。
顔に十字線を先に描いてから、目鼻口などを描くとバランスがよくなりやすいです。
鉛筆にあまり力を入れ過ぎないように注意しましょう。色紙に鉛筆跡が強くつくと、仕上がりが悪くなってしまいます。
空いているスペースに名前や日付、「いつもありがとう」などのメッセージを描くのもいいですよ♪体の続きを描くのが難しい場合は、体の続き部分に花を描くと華やかにもなり、さりげなく誤魔化せるのでオススメです。
②下描きの線を薄くする
鉛筆での下描きが完成したら、消しゴムで消して線を薄くしていきます。完全に線を消すのではなく、少し見える程度の濃さに調整します。
③輪郭線を絵の具で描く
先に、色を塗る方も多いですが、今回、私は全体の絵のイメージをつかむ為に、先に輪郭線を絵の具で描きました。筆洗の容器は、ヨーグルトの空箱を使いました。絵の具皿も、卵パックの空容器で代用可能です。
【もし塗るのを失敗してしまったら…】
もし、絵の具やペンなどで塗るのに失敗したら、白い絵の具で塗ったり、花などを描き足したりして誤魔化してみましょう。どうしても、修正不可能な場合は1からやり直すのも手ですが、手描きだと多少の失敗は調整しながら進めないとキリが無いので上手に工夫して修正してみてください。
④色を塗る
私は、気ままに塗っていきましたが、基本的には薄い色から濃い色と順番に塗っていく方が、汚くにじんだりしにくいのでオススメです。
塗った直後の色と乾いた時の色の印象が違うので、様子をみながらゆっくりと塗り進めていきましょう。早く乾いて欲しい場合は、ドライヤーを使うといいですよ♪
絵の具は、何度も塗り重ねると彩度が落ちてしまいます。なので、気になる所以外は、ヘタに塗り重ねないように心がけましょう。
【色紙ケースで作品を飾る】
ダイソーには「色紙ケース」も販売されていました。手軽に色紙を飾ることができるので、色紙をプレゼントするときにオススメの商品です。
色紙ケースは、金色のフチの装飾があるので、色紙の絵がさらに華やかになります。
まとめ
似顔絵は、相手のことを思いながら、相手の晴れやかな笑顔を描きます。描きながら自分も笑顔になるので、描く人自身の精神にも良い影響が出るだろうと感じています。絵は、上手い下手は関係ありません。心がこもっている絵であれば、気持ちが伝わり喜んでもらえます。子供が描いて、家族にプレゼントするのもいいと思います。何の絵を描こうか迷ったら、ぜひ「似顔絵」に挑戦してみてください♪描く楽しみと、人にプレゼントして喜んでもらえる楽しみがありますよ。