食欲の秋は美味しいものがたくさん!鮭やきのこは秋を代表する味覚で和洋問わずいろいろな食べ方が楽しめる食材です。そこで今回は旬の旨みをギュッと凝縮したホイル焼きレシピをご紹介します。
鮭ときのこのホイル焼き
印刷する材料
- ・鮭の切り身 2切れ
- ・たまねぎ 1/2個
- ・えのき 1/2袋
- ・しめじ 1/4個
- ・バター 10g
- ・しょう油 小さじ2
- ・酒 大さじ1
- ・塩コショウ 少々
作り方
1
鮭に塩(分量外)をふりかけて10分ほどおきでてきた水気を拭き取る。
2
たまねぎは薄切り、えのきとしめじは石づきを切り落としてほぐす。
3
ホイルに2を広げてから鮭1切れをのせて塩コショウをふりかける。(同様にもう1つ作る)
4
バターと調味料を半量ずつそれぞれの切り身の上にのせてしっかり包む。
5
フライパンに4を入れ、鍋底から1cmくらいまで水を入れる。
6
強火にかけて沸騰したら蓋をし、弱火で15分ほど蒸し焼きする。
簡単ながらご馳走感が楽しめるホイル焼き
ホイルを開いたときのフワッと香るバターときのこの香りとアツアツの湯気、ふっくらした鮭の身をほぐしながら頂くホイル焼きは、視覚、嗅覚、味覚だけでなく自分でホイルを開けるという触覚も加わり、五感で食事を楽しむことができるメニューです。
普通の料理なら食卓ではお醤油や薬味をかける程度のものがほとんどですが、ホイル焼きは自分で開けて仕上がりを楽しめる点に目新しさがあり、なんだかいつもより特別感があってご馳走に感じられます。
切り身のお魚を野菜と一緒にホイルで包むだけなので、忙しい日なら朝のうちに包むところまで下準備しておけば帰宅後に蒸し焼きするだけでとっても手軽です。
また、焼き魚はグリルに油が飛で汚れてしまうなど、片付けが大変な印象があるかもしれませんが、ホイル焼きなら油ハネなどキッチンが汚れる心配もなく後片付けも簡単!
他にも包んだ蒸気で火を通すので、煮魚のように煮崩れすることもなく切り身の形もきれいなままでふっくら仕上がるなど、ホイル焼きには魅力がたくさんあります。
鮭以外にもタラや鯛などの白身魚やささみや胸肉で作っても美味しいですよ。
ホイル焼きを上手に作るコツ
包んで蒸し焼きにするので失敗も少ないホイル焼きですが、ちょっとしたコツをおさえておくとより美味しく頂くことができます。
ひとつは、アルミホイルに油を塗りたまねぎやきのこなど野菜を下に敷きつめてから鮭をのせることです。
加熱の間にたまねぎから水分が出てホイルの中に蒸気が回り、鮭がしっとりと加熱されます。また、下に野菜があることで食べるときもホイルに鮭の身がくっついてしまうこともありません。
もうひとつは蒸気を閉じ込めて加熱するので、アルミホイルはしっかり具材が覆えるよう大きめに使うことです。
とくに両端の部分は二重に折りたたんで中にフライパンの湯が入ってきたり、凝縮された旨みが蒸発したりしないように気をつけましょう。
具材に特に決まりはないですが、たまねぎは水分と甘みが出るのでおすすめです。
さつまいもやじゃがいもを一緒に入れる場合は、先にレンジ加熱で串が通るくらい柔らかくしておくと安心ですよ。
和にも洋にも使える鮭を食卓に!
鮭はクセがあまりなく塩焼きや照り焼きなどの和食からムニエルやフライまで和洋問わず使える便利な魚です。
今の時期はいろいろな種類の鮭がたくさん出回っていますので、手頃な価格で売られているときにまとめて買って冷凍保存しておくと何かと重宝します。
今回のホイル焼きもぜひレパートリーに加えて鮭を使ったお料理で、食欲の秋を楽しんでくださいね。
切り身の魚を使う料理ではできれば骨は取り除いておくと安心してお子さんでも食べられます。
また、鮭をより美味しく味わうためには使う前に塩を多めにふりかけて10分ほどおいておきましょう。
しばらくすると表面に臭みのもととなる余分な水分が出てきますので、これをキッチンペーパーでしっかり拭き取っておくと生臭さを抑えることができます。
ホイル焼きは水分が中にギュッと凝縮されますのでとくにこの余分な臭みを取り除く工程は大事ですよ。
旬食材で秋の味覚を味わいましょう
鮭の身がふっくらして旨みも凝縮されたホイル焼きは五感で楽しむことができてごちそう感のあるメニューです。準備も後片付けも簡単ですので魚料理のレパートリーのひとつに取り入れてみてくださいね。