さまざまな食材が旬を迎える秋!ねっとりとした独特の歯ごたえが特徴的な里芋も秋が旬の野菜です。
今回はほっこりした和の味わいで懐かしさを感じる家庭料理「里芋と鶏肉の煮物」レシピをご紹介します。里芋の下処理などコツをおさえて美味しく作りましょう。
里芋と鶏肉の煮物
印刷する材料
- 里芋 8個
- 鶏もも肉 200g
- 【煮汁】
- 水 300ml
- しょう油 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 酒 大さじ2
作り方
1
里芋は皮をむいて大きければ半分に切る。
2
水で洗ってからキッチンペーパーで表面のぬめりを拭き取る。
3
鍋にサラダ油を入れて熱し、鶏もも肉を入れて炒める。
4
里芋を加えてひと混ぜしたら煮汁の材料を入れる。
5
落とし蓋をして10分ほど煮る。
6
里芋が柔らかくなったら落とし蓋を外し、汁気が少なくなるまで煮る。
メモ
吹きこぼれやすいので火加減は様子を見ながら調整しましょう。
低カロリーで優しい味わいの里芋
里芋にはさまざまな品種があり、その多くは深まる秋にかけて旬を迎えます。
これからの時期は、新鮮な里芋が手頃な価格で出回り、道の駅などの直売所では品種の異なるものもたくさん店頭に並んでいるので、いろいろな品種のものを食べ比べてみるのも良いですね。
里芋の大きな特徴は、ねっとりとした独特の食感とぬめりで煮汁に適度なとろみがついて体が温まります。
ぬめりの成分は水溶性の食物繊維で胃の粘膜を保護する役割があって胃腸に優しいと言われています。
また、ほかのイモ類に比べて低カロリーなことも特徴的です。
冷凍の里芋も手軽で良いですが、旬のこの時期はぜひ生の里芋を使って、ほっこりした味わいの煮物をぜひ楽しみましょう。
上品に仕上げたい場合はぬめりを取り除きましょう
里芋の魅力でもあるぬめりですが、煮汁を濁らせずおせち料理のように上品な色白に仕上げたい場合は取り除きます。
ぬめり取りは、皮をむいた里芋に塩をふりかけて揉み込んだり、さっと熱湯でゆがいたりすると良いですよ。
今回は、料亭風の上品な小鉢ではなく家庭料理のほっこりした煮ころがし!
適度なぬめりが残ったままでも美味しいので、皮をむいたあとに洗ってキッチンペーパーで表面のぬめりを取る程度にしました。
料理の目的によって下処理は変えてみてくださいね。
いろいろな食材と組み合わせよう!
今回はコクのある鶏もも肉を使い、鶏のうま味を染み込ませた煮物ですが、ほかにもイカやタコを使った里芋の煮物も定番で美味しいです。
下茹でせずに作るので、煮汁は多めにして落し蓋をしながらグツグツと煮ていきます。
里芋にしっかり火が通って柔らかくなったら煮汁を煮詰めるように火加減を少し強くして、汁気が少なくなるまで煮ます。
煮詰めるほどまで加熱すると味が濃くなりすぎるので、様子をみてくださいね。
一度冷ますと味が中までしっかり入りますので、早めに作って置いておくと良いでしょう。
まとめ
ほっこり秋の味覚を感じられる里芋レシピをご紹介しました。新米が美味しいこれからの時期、優しい味わいの和食おかずで団らんのひとときをお過ごしください。