食卓に春の味覚と彩りを運んでくれる菜の花は、ほろ苦さが特徴の春野菜です。
今回は、旬の菜の花を使って炒めたブロックベーコンと和える春パスタレシピをご紹介します。
オリーブオイルベースなので鮮やかな彩りと独特の菜の花の味わいを存分に楽しる1品です。ぜひ試してみて下さいね。
菜の花とブロックベーコンの春パスタ
印刷する材料
- パスタ 150g
- 菜の花 1/2束
- ブロックベーコン 60g
- 顆粒コンソメ 小さじ1.5
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1
- 黒コショウ 少々
作り方
1
菜の花は洗って半分に、ブロックベーコンは1㎝幅に切る。
2
大きめの鍋に湯を沸かし、塩を入れてパスタを茹でる。
3
フライパンにオリーブオイル(分量外)を入れて熱し、ブロックベーコンを加えて焼き色をつける。
4
2の茹で上がり1分前に菜の花の茎→葉先の順に入れて茹で、ザルに上げる。
5
フライパンを再び熱し、4とパスタの茹で汁(大さじ2程度)と顆粒コンソメを入れて絡める。
6
オリーブオイルを回しかけ、塩コショウで味を整える。
7
器に盛り付けて黒コショウをふる。
旬の菜の花で春の味覚を堪能しよう
鮮やかな緑色でほろ苦い味わいが春の訪れを感じさせてくれる菜の花。
春になると河川敷や土手沿いにたくさんの黄色い花を咲かせる菜の花は、観賞用から食用、菜種油用までさまざまな品種があります。
食用品種の菜の花は、1月から3月ごろまでの短い期間に旬を迎える、店頭にたくさん出並びます。
菜の花にはビタミンやカルシウムなど豊富な栄養が含まれていると言われていますので、ぜひ春の期間にいろいろな食べ方で春の味覚を堪能しましょう。
菜の花の選び方
菜の花を選ぶ際には、まずつぼみに注目してみて下さい。
黄色い花が咲き始めているものは苦みが強く口当たりもあまりよくないので、開いていないものを選ぶようにしましょう。
また茎の切り口がみずみずしく、軸の中心部がしっかりつまったものは新鮮と言われています。
菜の花はあまり日持ちせず、時間がたつとしなびてきてしまうため、買ってきたらできるだけ早く調理することが大切です。
保存する場合は、乾燥させないように湿らせたキッチンペーパーなどに包んで野菜室に立てて保存します。
菜の花の使い方
菜の花は、サッとし湯通しすることで鮮やかな緑色になります。
火通りが非常に早いため、茹でるのはごく短時間にとどめて余熱を利用しましょう。茎と葉先を切り分けて時間差で茹でると良いですよ。
また、多くの青菜は茹でた後、冷水につけますが、菜の花の場合は水に浸すと水っぽくなるので、ザルに上げて自然に冷まします。
水気をよく絞ったら、後はからし和えにしたりちらし寿司など料理の彩りとしてトッピングしたりして頂きます。
菜の花の春パスタを美味しく仕上げるコツ
今回の盛り付けには、ウェッジウッドのフェスティビティという食器を使用しました。
こちらのシリーズは、ぽってりとした厚みがありカジュアルなデザインなので普段使いにも重宝できます。
また、深さのあるスープ皿はパスタが盛り付けやすく、リムがあるので自然と余白ができておしゃれに決まります。
美味しそうに仕上げるコツは、具材とパスタを分けて盛り付けること!
まずはパスタだけを盛り付けます。中央にむけて高さが出るようにのせましょう。
パスタを盛り付けてから、鮮やかな菜の花の緑とベーコンの赤をバランスよく彩りを見ながらのせていきます。
最後に黒コショウをトッピングします。黒が入ることで色が引き締まりますね。
フライパンからそのまま入れるのではなく、ひと手間かけるだけで仕上げの見た目がグンとランクアップしますのでぜひ試してみて下さいね。
ダイニングで春ランチを楽しもう
旬の菜の花を使った春パスタレシピをご紹介しました。
春らしい食卓のコーディネートに、今回は小さなフラワーベースを使って菜の花や黄色のスイートピーを入れてテーブルに置きました。
菜の花から連想される黄色をナフキンやテーブルフラワーに使うことで食卓に統一感が出ます。
桜のピンクだけでなく、菜の花やチューリップの黄色も春らしい色ですので、食卓に取り入れて春ランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。