バスルームにインテリアグリーンを取り入れると、よりいっそう爽やかでリラックス感漂う空間を演出できます。目にも優しいグリーンを見ながら、ゆったりした気持ちで心地良いバスタイムが過ごせますよ！今回はバスルームにおすすめシンゴニウムをご紹介しましょう。
シンゴニウムとはどんな植物？
原産地と基本情報
シンゴニウムは高温多湿な南アメリカ大陸が原産地です。赤道を中心とした熱帯エリアのジャングルで大きな木に着生して生息しています。シンゴニウムはサトイモ科に属していて、約35種類の品種が南アメリカに自生しています。細長く伸びる茎に可愛いハート型の葉が付き、茎をどんどん伸ばして育つツル性の植物です。草丈は低いものでは10cmのミニプラントから、高いものでは数mまでツルが伸びるものもあります。強い性質で育てやすく、100均ショップでもよく売られているので手軽に育てられる観葉植物です。
特徴
シンゴニウムは丸くて可愛い形の葉と細い茎の美しい草姿が特徴的です。葉の色には、緑と白のマーブル模様のもの、薄い緑のラインが入る白っぽい葉のもののほかにも、葉が赤く染まるものあって、さまざまなカラーが楽しめます。葉はサトイモ科の特徴であるハート型で、映画「となりのトトロ」をご覧になられた方はお気づきかもしれませんが、雨のシーンでトトロが傘にしている葉がまさにこのサトイモ科のハート型の葉なのです。シンゴニウムの葉の下にも、もしかしたらトトロがいるかもしれない…と想像してみるのも楽しいですね！
シンゴニウムの管理
日当たり
シンゴニウムはもともと薄暗いジャングルで木漏れ日が当たるような環境が生育地です。そのため直射日光にはやや弱く、多少光が少ないバスルームのような場所でも十分育ちます。ただし暗い場所ではヒョロヒョロとした弱々しい株になってしまうため、たまには日光を当てるようにすると元気になります。
温度
熱帯植物なので高温多湿には強いのですが、低温にはやや弱いです。気温が8℃以下になると枯れてしまうことがあるので、特に冬の寒い時期にはできるだけ暖かい場所で管理しましょう。冬のバスルームは案外冷え込むことがあるので、冬だけは脱衣所などに移動すると枯らす心配もありません。
シンゴニウムの育て方
水やり
春から秋の水やり
春から秋にかけてシンゴニウムは活発に生育します。この時期のシンゴニウムは水を吸収する速度が早くなっているので、土の表面が乾いてきたら、水をたっぷりと与えてください。気温が高くなる夏には、霧吹きで葉水を掛けてあげるのも水切れを防ぐポイントです。
冬の水やり
冬になるとシンゴニウムはだんだん水を欲しがらなくなり、土の乾き方が少しずつ遅くなっていきます。土が完全に乾いてから2～3日程度は水を切り、その後たっぷりと水やりをしましょう。常に土が湿った状態になると根腐れの原因になるので気を付けてください。
肥料
春から秋にかけての成育期に、月に2回程度薄い液体肥料を与えると、株が元気になり新芽もたくさん出てきます。成長を止める冬場には肥料は必要ありません。
シンゴニウムの風水
シンゴニウムは空気をきれいにする効果が高い観葉植物です。空気清浄効果のある植物を部屋に置くと、悪い気を浄化し、厄除け効果が期待できるといわれています。一日の疲れを取るバスルームにシンゴニウムを置くと、心も身体もリフレッシュできますよ！また丸くて大きな葉は金運アップのアイテムとされているので、シンゴニウムのパワーで金運を呼び込みましょう。
バスルームで観葉植物を育てるコツ
バスルームに適した植物
他の部屋と比較すると湿度が高く、風通しや日当たりの確保が難しいバスルームで育てるためには、日陰でも育ち高温多湿に耐性がある植物がおすすめです。
窓無しのバスルーム
窓があれば光や風を取り込むことができますが、窓無しの場合は日光不足や蒸れを防ぐために、時々風通しの良い室内に移動したり、ベランダに出したりするのが元気に育てるコツです。
用土
植木鉢の土が衛生面で気になる方は、土の代わりにハイドロボールや水苔に植物を植え込みましょう。
シャワーに注意
シャワーのお湯が掛かると植物は弱ってしまいます。できるだけ離れた場所に植物を置いて、シャワーを使用する場合はお湯が掛からないように注意してください。
まとめ
シンゴニウムはさまざまな葉色があり、爽やかな雰囲気を楽しめる観葉植物です。丸いハートの葉がたくさん開く様子を見ながらお風呂に浸かっていると、身も心もほんのり温かくなります。一日の疲れを癒すバスタイムに、ぜひシンゴニウムを取り入れてみてはいかがでしょうか？
