花を楽しめる観葉植物として人気があるトレリチアは、別名「極楽鳥花」と呼ばれるように、鳥に似た色鮮やかな花が美しい植物です。また大きな葉がエキゾチックな雰囲気で、贈り物やインテリアにも最適。そんなストレリチアの育て方などを詳しくご紹介しましょう。
ストレリチアとはどんな植物？
ストレリチアは南アフリカ原産の熱帯植物です。背丈は1mから大きいもので10mにまで伸びる品種もあります。ただ一般的に園芸種として販売されている品種は1～2mほどなので、室内に置いても大丈夫です。鮮やかなオレンジ色の花が特徴的で、5月～10月にかけて開花し、うまく育てれば年中咲かすこともできます。暑さにはとても強く、寒さにはやや弱いですが、室内に置けば冬越しも可能です。
ストレリチアの特徴
花の特徴
ストレリチアの花はまさに大きなトサカを持つくちばしの長い南国の鳥のイメージですね。5月～9月まで次々と花が咲き、長い間開花時期を楽しめます。オレンジ色と青のコントラストが美しい花ですが、実はオレンジ色の部分はガクで、本当の花は青い部分です。同じところから複数回花が咲き、花もちも2週間ほどと長いので、切り花としても重宝されています。
葉の特徴
光沢のある大きな楕円の葉がスラリと伸び、葉だけでも十分に観賞価値があります。葉の表面は深い緑色、裏面は銀色で、表裏で葉の色が違うのも特徴です。
花言葉
ストレリチアの花言葉は「気取った恋」「恋の伊達者」「輝かしい未来」「情熱」「寛容」です。派手な帽子をかぶったおしゃれな人のような容姿や、明るい希望に向かって飛び立つ鳥のような姿、また南国らしい情熱的な雰囲気を感じさせる様子から、このような花言葉がつけられたのでしょうね。
ストレリチアの育て方
置き場所
南アフリカ生まれのストレリチアは日光をとても好む植物です。日照不足になると新しい葉が育たなくなるので、室内の明るい窓辺などに置いて、しっかり日に当てるようにしてください。ただし夏の直射日光は葉焼けを防ぐために避けましょう。
温度
ストレリチアは暑さにとても強いのですが、40℃を超えるような環境には注意が必要です。夏は室内の涼しい場所で管理すると枯れる心配もありません。冬の寒さにはやや弱いのですが、5℃程度あれば室内で冬越しできます。
水やり
根に水を貯蓄できる性質があるので乾燥に強く、多湿を嫌います。花が咲いている間は水切れしないように、土の表面が乾いていたら水を与えましょう。鉢底にたまった水をそのままにしておくと、根腐れを起こす可能性があるので気をつけてください。冬は水やりを控えめにしましょう。
肥料
肥料は成長期にあたる5～9月の間に、液体肥料を2週間に1回程度与えましょう。株が元気になり、葉がつやつやとして花もたくさん咲くようになります。また花や葉の発色も向上します。冬は肥料を与える必要はありません。
ストレリチアの風水と置き場所
丸く大きな葉が広がるストレリチアは、風水的にリラックスできる雰囲気をもたらし、人間関係を円満にする効果がある植物とされています。気の流れを活発にするとともに、厄除けや金運上昇などさまざまな効果が期待できるインテリアグリーンとしても人気があります。
西に置くと子宝に恵まれる
西の方向は風水において子宝や子どもの運命に関わる方向と言われています。丸くて大きな葉を持つストレリチアは、調和をもたらし絆を深めるとされているので、西の方向に置くと子ども運アップが期待できます。
北西に置くと人間関係が良くなる
ストレリチアにはゆったりとした雰囲気があり、リラックス効果があるとされます。家族や組織を意味する方向の北西にストレリチアを飾ると、夫婦や親子の関係が良くなり家庭円満になります。また職場の北西の位置に置くと、仕事仲間との絆も強くなります。
玄関に置いて厄除け
ストレリチアの大きな葉は悪い気や災厄が家の中に入ってくるのを防いで、厄除けにも効果的と言われています。背丈が高く葉が上向きのストレリチアを玄関に飾ると、大きな葉でドアから入ってくる災いから守ってくれるでしょう。
丸い葉は金運アップ
オーガスタのように丸みを帯びた葉は金運アップに効果があるとされています。丸い葉が人の手に似ていて、手のひらにお金が貯まるというイメージがあるからです。宝くじ当選を願う方におすすめの観葉植物です。
まとめ
楽園の鳥のような花姿が魅力的なストレリチアは、トロピカルムードたっぷりの観葉植物です。カラフルな花がインテリアのワンポイントになりますよ！初心者でも簡単に育てられて、花期が長いので切り花としても利用できます。幸運をもたらすストレリチアを玄関やお部屋に飾ったり、花束にして大切な方への贈り物にしてみませんか？
