家は購入した時から、何も手を加わえなければ経年劣化していくのが通常です。
人生の中で最も大きな買い物になると言われているマイホームですので、少しでも長く、キレイな状態を保ちたいですよね。
家を長持ちさせるには、日々のメンテナンスがとても重要になるのですが、自分でメンテナンスすることができる部分と、専門業者に補修してもらわないといけない部分があります。
まずは、普段の生活の中でできることから始め、定期的にお手入れをすることで、家を少しでも長持ちさせたいですね。
家を長持ちさせるためのメンテナンスが知りたい!
クロス汚れのお手入れ
部屋の壁は、生活する中で意識せず触っていたり、キッチンやダイニングなどの場所によっては、皮脂や汚れがたくさんついていることでしょう。
落ちにくい汚れもありますが、食べ物などの汚れは、すぐに拭けば落ちるものも多いので、放置してガンコな汚れになってしまう前に、すぐに拭き取る習慣を付けると良いでしょう。
外壁のシミや汚れ、劣化部分の補修
雨風や日光にさらされている外壁や屋根は、屋外にあるのだから汚れていたり、劣化しているのが当たり前だと思っていませんか。
汚れていると見た目が悪いからと、日頃からお手入れをしている人もいるでしょう。
見た目をキレイに保つ目的もありますが、外壁の汚れを落としたり、劣化している部分を補修することは、外壁の劣化を防ぎ、必然的に家を長持ちさせることに繋がります。
屋外の掃除やメンテナンスは室内と異なり、短いスパンでお手入れするのは難しいかもしれませんが、頭の片隅に置いておきましょう。
窓サッシの結露を取り除く
冬になると、室内と屋外の寒暖さにより窓サッシに結露が発生しますよね。
結露が頻繁に発生する場合、気付き次第、早めに水分を拭き取りましょう。
窓枠や床に水が染み込み、染みになったり、腐食する原因になってしまいます。
結露は定期的な換気で防ぐことができますし、発生してしまってもすぐに拭き取れば問題ありませんので、冬の間だけでも気に掛けておくと良いでしょう。
コンロの掃除
コンロ周りにススが溜まると、ガスが出る穴を塞いでしまうことがあり、コンロが着火できなくなったり、故障の原因になります。
料理中に吹きこぼれたり、こげた物を放置したためコンロを使用する際に焦げ付いてしまったりと、コンロ周りにススができるのには理由があります。
毎回、コンロを使用する度に、ひと拭きするだけで改善できる問題ですので、使用する度に意識してみましょう。
排水設備の掃除
忘れがちなのが、目に付きにくい排水設備のお手入れです。
水回りの排水箇所には、表面の部分に蓋や網目状の受け皿が設置されており、ゴミが溜まるようになっています。
そして、湿気があり、汚れが溜まりやすい場所になりますので、汚れやカビが繁殖しやすい場所と言えます。
日々の生活の中で、掃除を良くしている場所だと思いますが、お手入れは表面の部分だけでは十分とは言えません。
お風呂や台所には汚水処理のために、トラップますが設けられています。
最初の網目をくぐり抜けたご飯の余りや野菜くず、調理用油などを排水管にできるだけ流さないために、トラップますに溜まる構造になっています。
トラップますも掃除することができますので、定期的に排水管が詰まりそうなものを取り除き、排水管の劣化や破損の原因を作らない様にしましょう。
建具の不具合
経年劣化により、扉や窓が開閉しづらくなっている場合、気付いた時に早めに補修することで、状況が悪化することを防げます。
建具の金属部分が原因の場合には、ホームセンターなどで潤滑油を購入すれば解決しますので、セルフケアしましょう。
換気口、給気口のお手入れ
換気口や給気口は室内と屋外の空気を循環させるための設備です。
汚れが溜まると、空気が循環できなくなり、換気不良に陥ります。
また、あまりにも放置していると、換気口、給気口についた汚れが空気の入れ替わりと共に、室内側の壁紙に外気の汚れが広がっていくこともありますので要注意です。
定期的な換気
家の換気を定期的にするということは、思っている以上にとても重要になります。
日本の建物や家具には木材がたくさん採用されており、元々湿気に弱いという特徴があります。
また日本には梅雨という湿度が高い時期があり、室内の湿度を下げる工夫をしなければ、壁や天井、床、物が詰まった収納棚などに、カビが発生してしまったり、そのカビが原因で壁紙やフローリングを劣化させてしまうこともあります。
カビは、気管支ぜんそくやアレルギーなどを引き起こす可能性もありますので、換気をすることで良い室内環境を保てるようにしましょう。
まとめ
家の外装、内装、設備など、長く住む以上、それぞれに寿命がありますので、いつかは大掛かりなリフォームが必要になってきます。
購入時から何もしなければ劣化していくところ、日々のメンテナンスと定期的なリフォームを行うことで、長くキレイな状態を保つことができます。
大掛かりなリフォームまでの期間がどれくらいになるのかは、自分たちの日々のお手入れ次第ということです。
いつまでも快適な空間を保つためにも、普段から自分たちでできるメンテナンスはしておくと良いでしょう。