リノベの基礎知識 リノベーション/リフォーム

目に見えないけれど要注意!配管のリフォームの時期を考えよう!

住宅の一部である配管は、普段目に見えない上、システムキッチンや浴槽みたいに派手な役割を担っている訳ではなく、壁紙や床材みたいに空間コーディネートに影響するような役割ではありません。 
しかし、家全体へ水を供給し、トイレやキッチン、浴室を使用することで出る水回りの排水など、住宅の中でとても重要な役割を担っています。 
普段あまり意識せず、目に見えない部分にありますので、不具合やトラブルに気づきにくく、不具合が出た時には生活に支障が出てしまったというケースも少なくないでしょう。 
家の中でも生活に直結する部分になりますので、経年劣化も含め、意識しておきましょう。 

 

配管っていつリフォームするの?

屋根や壁、床など住宅を構成している素材や、キッチンやトイレなどの住宅設備には耐用年数があります。 
配管も例外ではなく、使用されている素材によって耐用年数は変わってきます。 
用途や設置された年代により使用されている素材が異なるので要注意ですが、継手の素材や、設置環境、使用状況によっても大きく変わってきますので、専門業者でなければ分からないことも多いですが、耐用年数を目安に意識しておくことが大事です。 
給水、排水は、衛生面や健康にも影響してくる上、簡単な対処でよかったのに、すぐに対処できなかったことで大掛かりな工事に発展してしまう可能性もありますので、配管に不具合を感じたら早めに対処しましょう。 
 

住宅配管の種類

家庭における主な配管には、給水管、給湯管、排水管があります。 
給水管は配水管から分岐して各家庭に上水を届ける水道管や住宅内配管のことになります。 
給湯管は、給湯設備から浴槽、洗面、キッチンなど水回り設備へお湯を供給する配管で、排水管は家庭から出た生活排水を下水道へ流す配管になります。nbsp;
 

リフォーム時期を見極める

目に見えて異常がない時には、専門業者でないと不具合を見つけるのは難しいでしょうが、自分達でも判断できる場合があります。 
そんな異常を発見した時には、交換や補修の時期が迫っているということですので、先延ばしにせず早めに対処していきましょう。 
 
赤茶色の水が出る

水道から赤茶色の水が出た場合には、水道管の金属部分の劣化が進んでおり、サビや腐食が進んでいる状態になります。 
修理や交換を早めに検討しましょう。 
 
排水できない、詰まりやすい

排水の流れが悪くなったり、掃除してもすぐに詰まってしまう場合ありますよね。 
高圧洗浄などでメンテナンスすることが可能ですが、定期的にメンテナンスしているにも関わらず、詰まりやすい状態が解消できない場合には、配管に不具合が発生している場合があります。 
どんな素材の配管を使用している場合でも、不具合がある場合で、20年以上経過している配管に関しては配管の取り替えを検討しましょう。 
 
漏水している

給水管や、排水管から水漏れが起こる場合、配管の詰まりや劣化により破損している可能性があります。 
また、パッキンの緩みでも漏水が起こることがありますので、漏水が起こっている部分の配管をよく見てみましょう。 
放置することは難しいはずですが、思っている以上に水害は、カビを繁殖させたり、二次被害を起したりと、家を傷ませる原因になりますので、早急に処置するようにしましょう。 
 

リフォーム内容、期間、費用

配管のリフォームと言われても、あまりピンとこない人が多いことでしょう。交換の範囲が一部なのか、全体なのかでも費用が変わってきます。 
目安としては、給水管、排水管で価格差は少しあるのですが、一部の配管交換であれば、1万~1万5千円程度になるでしょう。 
しかし、全体を交換するとなると、給水管は10万~20万、排水管は20万~30万と価格差がありますので気を付けましょう。 
また、破損している配管がむき出しの部分にあるのか、壁の中にあるのかでも大きく変わってくるので、取り替えたい場所を確認して専門業者に見積もりを依頼しましょう。 
他にも気を付けたいことは、マンションの配管リフォームは、壁や床に配管が通っている場合がほとんどですので、戸建よりも費用が高くなります。 
また、マンションの床の構造として、直床なのか、二重床なのかで、工事内容が大きく変わり、費用も変わってきます。 
定期的にメンテナンスをして、破損の原因になるような行動を控えると長く、キレイな状態を保つことができるでしょう。
 

まとめ

新築で家を購入する場合には、すぐに不具合が出ることはないかもしれません。 
しかし、中古物件の場合には、リノベーションをして部屋の内装をキレイにしていても、壁の内部や配管までは目で確認をすることができません。 
そして、中古物件に限らず、新築物件も時間経過と共にメンテナンスが必要となります。 
「築何年である」「いつどんなメンテナンスをしている」など、自分の家の状態は把握しておき、不具合が発生した時に、すばやく対処することが大事でしょう。 

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