ひな祭りは女の子の成長を祝う行事で、うららかな春の訪れを感じられる華やかな節句です。ひな祭りを代表する定番料理と言えばちらし寿司!今回は春の季節行事の食卓に華を添える彩り豊かなちらし寿司についてご紹介します。
彩りちらし寿司
印刷する材料
- 温かい白ご飯 400g
- すし酢 大さじ3
- きゅうり 1/2本
- マグロやサーモンなど 100g
- 〈漬けダレ〉
- しょう油 小さじ2
- みりん 小さじ1
- 〈だし巻き卵〉
- 卵 2個
- 水 50ml
- 白だし 大さじ1
- 砂糖 小さじ1/2
- 紅しょうが、白ごま、さやえんどう 各お好みで適量
作り方
1
ボウルにだし巻き卵の材料を入れてよく混ぜる。
2
卵焼き器を火にかけ、1を流し入れて焼く。冷めたら角切りにする。
3
きゅうりは角切りする。マグロとサーモンも角切りにして漬けダレに10分ほど漬け込む。
4
温かい白ご飯をボウルに入れてすし酢を回しかけて手早く混ぜる。
5
4の粗熱が取れたらお重に広げる。
5
彩りよく具材をトッピングして盛り付ける。
食卓を鮮やかに彩るちらし寿司
3月3日にお祝いするひな祭りは、小さな女の子の成長を願う日として古くから大切にされてきた行事で、古代中国の邪気払いの行事と日本の貴族の間で楽しまれていた「ひいな遊び」が融合したものと言われています。
ひな祭りの行事食には、夫婦和合の象徴であり「貝合わせ」でも親しまれてきたはまぐりを使ったお吸い物や、3色の層が美しいひし餅やひなあられ、白酒などが有名ですね。
一方ちらし寿司は比較的新しい定番料理で、縁起の良い食材をごはんの上にのせた彩り鮮やかでお祝いにふさわしいご馳走であることから、行事食として定着したと言われています。
酢飯に甘辛く煮たかんぴょうやしいたけ、にんじんなどを混ぜ込んだり、そぼろや桜でんぶを酢飯の間やトッピングに使ったりするちらし寿司など地域やご家庭によってもさまざまな作り方があります。
今回ご紹介のちらし寿司は、シンプルな酢飯を用意して、まぐろやサーモンなどの魚介、卵やきゅうりなどの彩りの良い食材をたくさん使って華やかに仕上げました。
市販のすし酢を使えば酸っぱすぎたり味が濃すぎたりするなどの失敗もなく手軽です。
また市販のすし飯の素を活用するのもおすすめ!
いろいろな食材を煮炊きするのは少々手間がかかりますが、味付け具材が入った市販品を活用すれば仕上げの盛り付けの方に時間をかけられますよ。
材料を角切りに揃えよう!
今回ご紹介のちらし寿司は具材を角切りに揃えることがポイントです。
きゅうりの緑やサーモンの薄紅色、卵の黄色など同じ形で色違いの具材をギュッと詰めることで、彩りがより豊かに感じられます。
ちらし寿司の卵はそぼろ状やごく細切りにした錦糸卵などいろいろなパターンがありますが、ときには寿司ネタをイメージしながら甘めの厚焼き卵を丁寧に作ってみるのもおすすめです。
両端は切り落として味見に回し、断面をきれいにカットしたものを使いましょう!
またマグロとサーモンは調味料で先に軽く漬け込んでおくと、あとからお醤油を回しかける必要もなく、まんべんなく味が馴染んで美味しく食べられます。
お重に盛り付けてご馳走感アップ!
ご自宅においてあるお重があれば、ぜひちらし寿司の盛り付けに使ってみましょう。
お重といえばお正月のおせち料理以外には用途がない…、と思って収納棚などにしまっているご家庭が多いのではないでしょうか。
また、最近ではお取り寄せのおせち料理が簡易の重箱に詰められた状態で届くケースも多いですよね。
簡易とはいえ、立派な作りでなんだかすぐ捨ててしまうのも…と、まだ保管しているのでしたらひな祭りが良い出番です!
ふた付きのお重はラップ代わりにもなる上、開ける楽しみがあっておもてなしやお祝いの食卓に最適です。
華やかなちらし寿司を囲んでお祝いしましょう
華やかで雅な気分を楽しめるひな祭りは、これからも大切にしたい季節行事です。
立派な段飾りの雛人形がなくても、小さな飾り棚やインテリアスペースにフェルトや陶器の飾り雛を置いてみるだけでも季節感を楽しめます。また、今回ご紹介のちらし寿司は彩り豊かな見た目ながらひな祭り当日にパパッとと作ることができるレシピですので、ぜひ試してみてくださいね。