空気が乾燥する冬は、手荒れが気になりハンドクリームを使う機会が多くなります。より成分がシンプルで天然素材のものを探していくと、「蜜蝋(みつろう)ハンドクリーム」を手作りする方法に行きつくかもしれません。ハンドクリームを手作りすることはとても大変なイメージがありますが、実は制作時間約10分で簡単に作る事ができます。
今回は、家にある道具を使って手軽に簡単に「蜜蝋ハンドクリーム」を作る方法をご紹介します!
使う前に知っておこう!「蜜蝋(みつろう)」の特性&注意点
蜜蝋(みつろう)とは、ミツバチの巣を構成する蝋を精製したものを言います。主に、リップクリームや口紅、ロウソク、木材の艶出しなどに使われている材料です。最近では、SDGsの推進の影響で繰り返し使える「蜜蝋ラップ」なども話題になっています。
融点が60~67℃くらいなので、自宅で熱を加えて蜜蝋の化粧用品やグッズなどを手作りしやすい素材です。
※ただし、赤ちゃんがいる場合は、蜜蝋で手作りしたクリームの使用は避けた方が安心です。1歳未満の赤ちゃんが蜂蜜を食べると「乳児ボツリヌス症」にかかる危険性があります。蜜蝋ワックスは熱処理が行われているとはいえ、完全に滅菌できているとは言えないからです。
蜜蝋ハンドクリームの作り方
材料&道具
・蜜蝋ワックス 2g
・植物オイル 9g(今回はホホバオイルを使用)
・お好みで精油 1~2滴(無くても大丈夫。今回はハッカ油を使用)
・計量スケール
・湯せん用のボウル
・紙コップ
・混ぜる為の割りばし
・ハンドクリームを入れる容器(今回は100均のクリームケースを使用)
①材料の分量を計る
計量スケールで、材料を計ります。蜜蝋ワックス2ℊ、植物オイル9g、精油1~2滴を紙コップに入れます。
※今回の分量で少量ハンドクリームを作る場合は、紙コップでも作れました。しかし、湯せんで紙コップが濡れると強度は弱くなります。大量にクリームを作る場合は、耐熱・防水がしっかりしているガラス瓶などがおすすめです。
②湯せんする
ボウルの中に沸騰したお湯を4分の1程度入れます。紙コップがボウルの中で倒れないように気をつけながら湯せんしていきます。熱がオイルに伝わるまで約1分ほど待ちます。そして、蜜蠟ワックスのチップが完全に溶けるまで割りばしで優しく混ぜ合わせていきます。
④容器に移し替える
湯せんしたオイル等が冷えて固まらないうちに、素早く容器に移し替えます。
クリームが固まったら「蜜蝋ハンドクリーム」の完成です!ここまでの制作時間は約10分でした。あっという間に完成します♪
ハンドクリーム&リップクリームとして使えます!
クリームを手に塗ればハンドクリームとして使えます。蜜蝋クリームはベタつき感が気になる場合がありますが、今回はホホバオイルの分量を多めにして作ったのでサラッとした使い心地になりました。
指にクリームをつけて、唇に塗っていけばリップクリームとしても使えます。ハンドクリームとリップクリームの兼用できるので、お出かけ時の持ち運びや収納にも便利ですね。
まとめ
蜜蝋ハンドクリームは、蜜蝋と植物オイルを湯煎して、容器に移し替えるだけで簡単に作れます。精油を加えれば、好みの香りで楽しむこともできます。短時間で、スキンケアグッズが手作りできるので、気になる方はぜひ挑戦してみてください♪