皆さん、年賀状は毎年何枚くらい書いていますか?最近では、スマホやSNSが普及して年賀状を送る習慣が薄れて来ましたね。とは言え、祖父母や親戚、昔から年賀状のやり取りをしている人など、数枚は年賀状を送るという方もいらっしゃると思います。反対に、今までは年賀状を書いてなかったけど、今年は書いてみたいと思う人もいるでしょう。
そこで今回は、プリンターを使わずに「野菜」と「水彩絵の具」を使ったユニークな年賀状の作り方をご紹介します。子供も大人も楽しみながら年賀状制作ができますよ♪
野菜スタンプで年賀状を作る方法
必要な材料&道具
・スタンプに使う野菜(小松菜、ピーマン、オクラ、ブロッコリー、レンコン等がおすすめ)
・ハガキ(気兼ねなく失敗ができるよう切手無しハガキがおすすめ。100均で約50枚入が販売されています)
・水彩絵の具セット
・細めの筆
・スポンジ
・机に敷くための紙(新聞紙、チラシ、段ボール、ビニール袋など)
【道具がない場合の工夫】
絵の具が付いた筆を洗う「筆洗」が無い場合は、耐水性のある「牛乳パック」や「ヨーグルトの容器」を活用してみましょう。水を7割くらい入れておけば、筆を入れていても倒れにくくて安心です♪
絵の具を入れて混ぜ合わせる「パレット」が無い場合は、お弁当に使う「紙カップ」や「アルミカップ」に絵の具を1色ずつ入れる方法もあります。
①スポンジを切る
スポンジは、絵の具を均等に野菜につける為に使います。色が混ざらないように絵の具1色に対して、スポンジ1個を使うので、ハサミでスポンジを複数カットしましょう。スポンジの大きさは細かい規定は無いので、野菜スタンプの大きさに合わせて調整してください。
※スポンジ無しで、筆で野菜に絵の具を塗っても大丈夫です。ただし、スポンジを使った方が、野菜に絵の具が均等につくのでおすすめです。
②野菜を切る
野菜の汚れをよく洗ってから、包丁で切ります。野菜スタンプで使いたい断面を考えながら切ってください。
・小松菜は根本部分を切ると、「バラの花」のような断面になります。
・オクラの断面は「星」や「花」に見えます。
・ブロッコリーは小房部分を半分に切ると「木」のような断面になります。
・ピーマンは「三つ葉のクローバー」のような形になります。
・レンコンはそのままレンコンらしい形が、野菜スタンプでは面白みがあります。
※玉ねぎは、スタンプしにくく、形も丸いだけで、あまり野菜スタンプ向きではありませんでした。
野菜に水分がついていると、絵の具のつきが悪くなります。キッチンペーパーなどで水気を拭きとっておきましょう。
③野菜を使ってスタンプをする
まず、机が汚れないように新聞紙などを敷きます。
次に、パレットに絵の具を出し、水を足しながら筆で絵の具を溶いていきます。絵の具は水気が多すぎても少なすぎてもいけません。絵の具の粘度は、日焼け止めのようにクリーム状くらいが理想です。
そして、絵の具をスポンジにつけてから、スポンジで野菜に絵の具をつけ、ハガキにスタンプしていきます。
野菜スタンプのデザインアイデア
【レンコンで「トラの顔」】
レンコンをトラの顔に見立ててスタンプします。耳部分は、玉ねぎでやりましたが、上手くスタンプできませんでした。ピーマンやオクラなど違う野菜がおすすめです。ブロッコリーは木のように見えるので、動物系のデザインに合います♪
【ピーマンで「ランダム模様」】
ピーマン特有の三つ葉のクローバーのような有機的な形は、ランダムにスタンプするだけでも素敵なデザインになります。ピーマンは手で握りやすく、スタンプもしやすいので、小さい子供でもしやすいと思います。
【小松菜&オクラ&ブロッコリーで「しめ縄」】
小松菜で中央の花、オクラでしめ縄部分、ブロッコリーでしめ縄の先部分に見立ててスタンプします。オシャレなデザインの年賀状になります。
上手くスタンプできなかった時の対処法
野菜は、包丁で丁寧に切って断面を作ったつもりでも、凹凸ができてしまいがちです。硬い野菜もスタンプがしにくいです。
野菜スタンプは、かすれたり、部分的に押せていない部分ができる事はよくあることと割り切って、筆で修正を加えましょう。筆で修正しても、案外、自然な仕上がりになりますよ♪
野菜スタンプなら、野菜の組み合わせを少し変えてみたり、色を変えてみたりして、いろいろなデザインを試すことができます。
筆やペンで、動物の顔や、年賀状らしい干支や「賀状」などの漢字、西暦、「Happy New Year」などを書けば、より年賀状らしくなり完成度も高くなります。
【注意点】切手下に「年賀」を書き忘れないように!
手作りの年賀状の場合は、切手の下に赤文字で大きく「年賀」と書きます。郵便屋さんに「年賀ハガキ」であることを知らせる為にです。そうしないと、普通郵便として送られ、正月よりも早くに届いてしまうので注意しましょう!
まとめ
最近は、スマートフォンの性能が良くなり、パソコンやプリンターを持たいない家も増えてきたと思います。プリンターで年賀状を印刷するよりは、手作り年賀状は少し手間はかかりますが、ハガキ1枚1枚に愛情をこめて制作する時間も楽しむことができます。身近な野菜で作る年賀状は、子供から高齢者まで誰にでも親しみが持てる作品に仕上がると思いますよ♪