魚料理の定番和食といえばサバの味噌煮!濃厚な味噌タレを絡めながら頂くサバは特有の臭みも気にならず美味しく食べられてご飯も進みます。今回は新米が美味しいこの時期にぜひ作りたいサバの味噌煮レシピをご紹介します。
サバの味噌煮
印刷する材料
- サバ 1尾
- しょうが 1かけ
- 【煮汁】
- 水 100ml
- 酒 100ml
- 味噌 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- しょう油 大さじ1
作り方
1
サバは4等分に切って皮に切り込みを入れる。
2
サバをザルにのせて湯を回しかけて霜降りにしてから流水で洗って水気をよく拭き取る。
3
フライパンに煮汁の材料を入れて火にかける。
4
沸騰したら2を入れて落とし蓋をし、10分ほど煮る。
5
落とし蓋をとって煮汁をかけながら煮詰める。
栄養豊富な青魚を食べよう!
古くから日本人にとって馴染み深いサバは家庭の魚料理でよく使われる食材であり、味噌煮や塩焼きなどが定番ですね。
サバにはたくさんの種類がありますが、代表的なマサバの旬は10〜12月の晩秋。
この時期のサバは脂のりがよく美味しいと言われており、スーパーの鮮魚コーナーでも手頃な価格で新鮮なサバがたくさん並んでいます。
サバやアジ、サンマやイワシなど背の青い魚には、脂肪酸の一種であるEPAやDHAなど血液をサラサラにしたりコレステロールを減らしたりする栄養成分が多く含まれていると言われています。
健康的な食生活にぜひ青魚を食べたいところですが、調理の手間や下処理が面倒なイメージがあってなかなか魚を食べる機会が少ないご家庭も多いのではないでしょうか。
確かに1尾まるごとを調理するのは手間がかかりますが、魚屋さんが併設されたスーパーなら新鮮なサバをその場で2枚おろしに調理してもらえることがほとんどですし、鮮魚コーナーでもサバは切り身で売られていることが多いです。
栄養豊富な旬の青魚をぜひ毎日の食卓に取り入れたいですね。
美味しく作るコツ〜霜降りと落し蓋〜
サバは非常に鮮度が落ちやすい魚ですので、購入した日に調理することをおすすめします。
サバの味噌煮を美味しく作るコツは、調理前に湯を回しかけて霜降りにすることです。
サバの特有の臭みの原因である血合いを落として臭みを消し、煮汁に移らないようにすることで、美味しく仕上がります。
霜降りの方法ですが、熱湯をかけるとサバの身が反り返ってしまうので80度程度に少し冷ましてから全体に回しかけ、表面がうっすら白くなれば完了です。
すぐに冷水にとるか流水で表面に固まった血合いを洗い流してしっかり水気を切っておきましょう。
また、煮る際には落し蓋をすると煮汁がサバにしっかり染み込んでムラなく味が入ります。
落とし蓋はアルミホイルやクッキングペーパーでも代用できますよ。
針しょうがをトッピングして美味しそうに仕上げましょう
サバの味噌煮に欠かせない隠れた脇役がしょうがです。
しょうがには、下処理しても多少残るサバ特有の臭みをおさえて風味をよくする働きがあり、煮る際にはスライスしたしょうがを入れます。
濃厚な味噌タレが絡んだしょうがも美味しいですが、より美しい見た目に仕上げるにはひと手間加えて細切りしたしょうがもトッピングしましょう。
極細く切ったしょうがを水に浸してシャキッとさせたものは「針しょうが」と呼ばれ、和食の仕上げによく使われるあしらいのひとつです。
単色のサバの味噌煮に針しょうがを添えると彩りのアクセントにもなりますし、シャキシャキした針しょうがの食感が爽やかさをプラスしてくれます。
まとめ
美味しい白ごはんのおかずにぴったりなサバの味噌煮レシピをご紹介しました。旬のサバを美味しく味わう定番の家庭料理「味噌煮」の作り方は、下処理の霜降りさえしておけば難しい工程はありませんので、覚えておくと魚料理が楽しくなります。ぜひ作ってみてくださいね。