秋になると温かい紅茶と焼き菓子を味わうティータイムの時間が楽しみになりますね。今回はサクッとした食感の手作りスコーンでイングリッシュスタイルのアフタヌーンティー気分を自宅で味わえるレシピをご紹介します。簡単なテーブルセッティングアイデアもぜひ参考にしてくださいね。
スコーン
印刷する材料
- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 小さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 牛乳 100ml
- バター 60g
作り方
【下準備】
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせて振るっておく。
・バターは1cm角に切って冷蔵庫で冷やしておく。
・オーブンは200℃に予熱しておく(生地を休ませている間に)
1
粉類と砂糖をボウルに入れて泡立て器でかき混ぜる。
2
冷やしておいたバターを1に入れて、手でこすりながら粉をまぶすようにして混ぜ合わせる。
3
粉チーズのようにパラパラとしたら牛乳を少しずつ入れて手早く混ぜ合わせる。
4
ひとかたまりにしてラップで包み、冷蔵庫で30分ほど休ませる。
5
4を台に取り出し、伸ばしてから折りたたみ方向を変えて再び伸ばす。(2回ほど繰り返す)
6
セルクル型で抜いて天板にのせ、生地の表面に牛乳(分量外)を薄く塗る。
7
予熱したオーブンに入れて15分ほど焼く。
イギリスのティータイムに欠かせないスコーン
スコーンは小麦粉などの粉類とバター、牛乳を混ぜてオーブンで焼いたイギリスの伝統的な焼き菓子で、ティータイムには欠かせないスイーツです。
イギリスのティータイムには高級ティールームで頂く格式高いアフタヌーンティと、庶民派なカフェで食べる気軽なクリームティがあります。
アフタヌーンティは19世紀ごろに上流階級の女性向けの社交の場として貴族たちの間で始まった食習慣で、紅茶とともにスコーンやケーキ、サンドイッチなどを高価な食器や銀製のケーキスタンドに盛り付けて頂きます。
日本でもリッツ・カールトンや帝国など高級ホテルのティールームですと、本場の雰囲気で優雅でリッチなアフタヌーンティーが楽しめます。
一方、クリームティはスコーンと紅茶のセットのことで「クロテッドクリーム」と呼ばれる甘みのない濃厚なクリームとジャムを塗りながら食べる気軽なスタイルです。
満腹感のあるスコーンは朝食にも!
アフタヌーンティ、クリームティどちらのティータイムにも欠かせないスコーンですが、十分な食べごたえがあるので朝食代わりや小腹が空いたときにもおすすめです。
小麦粉など身近な材料で作ることができるスコーンは、素朴な味わいでブルーベリーやいちごジャムなどの甘みがよく合います。
スコーンの美味しさはサクッとした表面と中のややしっとりホロホロとした食感のコントラストです。しっかり高さが出てスコーンの真ん中あたりに、割れ目があれば美味しく焼き上がっていますよ。
バターと牛乳はよく冷やしておくこと、また混ぜる際には軽く生地をまとめる程度で練らないように気をつけるようにしましょう。
たくさん焼けたスコーンは冷凍保存もできます。
ケーキスタンドで雰囲気アップ!
スコーンが上手に焼けたら、少しおしゃれにテーブルをセッティングしたいもの!イングリッシュスタイルのティータイムと言えば、ケーキスタンドが思い浮かびます。
脚付きのスタンドがあるだけで、格式高いアフタヌーンティーとまではいかなくても、少しリッチなティータイムの雰囲気になりますよね。
上の写真は白いアイアンの持ち手がついたケーキスタンドを使ってスコーンを盛り付けました。
持ち手があると食卓の空間に高さができるので、おもてなし感もアップします。最近ではナチュラルキッチンなどオシャレな100円ショップにワイヤーのケーキスタンドが並んでいることもありますので、ぜひチェックしてみてください。
ただ、ケーキスタンドは収納するが少し大変です。
「ケーキスタンドは欲しいけれどあまり使う予定もない・・・。」ということであれば、ガラスの食器を組み合わせてケーキスタンド風にするのもひとつです。
下の写真はガラスのコップを逆さまにして上にガラス皿をのせてスタイリングしたものです。
スコーンを何個か盛り付ければ組み合わせの違和感もなく、即席でオシャレなガラスのケーキスタンドの完成です。
まとめ
温かい紅茶とスコーンで深まる秋のティータイムを楽しむアイデアをご紹介しました。今回は基本のスコーンレシピですが、紅茶味やチョコチップ入り、全粒粉を加えたものなどアレンジレシピもたくさんあります。
素朴な味わいが魅力のスコーンと気軽なテーブルセッティングで、イングリッシュスタイルの素敵なティータイムをぜひお過ごしください。