梅雨入りを前に少しずつ汗ばむような暑い日も増えてきました。とはいえまだまだ過ごしやすい今のうちに栄養バランスの良い食事をしっかり摂って、夏に向けて身体を整えておきたいところですね。そこで今回は、今が旬のかつおのたたきを使った簡単漬け丼レシピをご紹介します。
香味野菜を加えた美味しいタレに漬けるだけなので、時短で手軽に晩ごはんの準備ができますよ。
かつおのたたきの漬け丼
印刷する材料
- かつおのたたき 1冊
- 小口ネギ 適量
- 白ゴマ 適量
- <調味料>
- しょう油 大さじ3
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- しょうが 小さじ1
- にんにく 小さじ1
作り方
1
調味料を鍋に入れてひと煮立させてからバットに移して冷ます。
2
かつおのたたきをスライスし、1に漬けて冷蔵庫に入れ30~40分ほど置く。
3
ご飯を丼鉢に入れ、2を並べて小口ネギや白ゴマをトッピングする。
メモ
調味料をひと煮立ちさせることで、アルコールが飛び味がまろやかになります。
旬のかつおを美味しく味わう!
日本人に馴染み深いかつおは、古くからかつお節やお刺身などで親しまれてきました。
かつおには春と秋の2つの旬があると言われていて、4~5月は九州から本州にかけて北上してくる「初がつお」が美味しい時期になります。
初がつおは身が引き締まってさっぱりとした味わいが特徴で、表面を炙った「かつおのたたき」は高知県発祥の有名なかつお料理のひとつですね。
また、かつおには良質で豊富なタンパク質や、鉄分、さらにカルシウムの吸収を高めるビタミンDなどが豊富に含まれていると言われています。
栄養豊富でさっぱりした味わいの旬のかつおをぜひ美味しく味わいましょう。
漬け丼は準備が簡単で1品で満足できる晩ごはん!
これから暑くなる夏にかけては、できるだけ火を使わずにキッチンに立つ時間も短めに済ませたいところですね。
そんな季節におすすめなのが漬け丼メニューです。
調味料をサッと煮立ててアルコールを飛ばしたら、あとは冷まして切ったかつおのたたきを入れて漬け込むだけ!簡単に調理の準備が完了します。
今回のレシピは、かつおのたたきを使用しましたが、ほかにも生かつおやサーモン、マグロなどでも美味しく作ることができますので、立派なサクやお刺身が店頭に並んでいたらぜひ試してみて下さい。
サーモンやマグロなどのお刺身なら15分程度で十分中まで味がしみ込みます。あまり長く漬け込むとお魚が変色してしまうので気をつけましょう。
ゴマ油+卵黄でユッケ風に味を変えても!
かつおは他のお刺身に比べて特有の生臭さが気になることがあります。
たいていのかつおのたたきには、ネギやしょうがなどの薬味がトッピングされていますが、それらの薬味が臭い消しの役目になっています。
今回のレシピでも、漬けダレの中ににんにくやしょうがなどの香味野菜をすりおろして加えました。
特ににんにくは臭み消しだけでなく、食欲を刺激してくれるパンチのある食材ですので、ぜひかつおのたたきで漬け丼を作る際にはぜひ取り入れましょう。
また、もうひと手間加えて卵黄をトッピングしてゴマ油を回しかけるのもおすすめ!「ユッケ風」のアジアンテイストを楽しむことができます。
途中でゴマ油を回しかけて味変を楽しむのも良いですよ。
まとめ
かつおのたたきを使った漬け丼は、これから暑くなる季節、コンロに立つ時間を最小限に料理の準備を済ませたいときにもおすすめのメニューです。
タレに漬け込んだかつおのたたきは、少しくすんだ色合いになりますので、ぜひトッピングには緑の小口ネギや白ゴマなど彩りを意識して盛り付けて、美味しい漬け丼を味わってみて下さい。