人生の3大出費である「住宅費」「教育費」「老後資金」などをしっかりと用意し、お金に大きく困らない生活をするためには、計画的に貯蓄をして行くことが重要です。
限られた収入の中から貯蓄を行っていくためには家計簿を付けることが実はかなり効果的です。
家計簿がなぜ貯蓄に効果的なのか、具体的に節約に繋がる家計簿の管理手順とともに詳しく解説していきます。
家計簿が節約や貯蓄に有効な3つの理由
家計簿を付けることは節約や貯蓄にかなり有効です。
その理由として以下の3点をあげることができます。
- お金の入りと出の動きが見える化する
- 普段の支出の中で節約を意識するようになる
- 家族も節約意識が高くなる
家計簿をつけることが節約や貯蓄につながる3つの理由について詳しく解説していきます。
お金の入りと出の動きが見える化する
家計簿とはお金の「入り」と「出」を記載していくものです。
「ただお金の出入りを記録しても意味ないのでは?」と思う人も多いでしょう。
しかし、お金の入りと出を記録するということは、お金の動きが見えるようになるということです。
月末や給料日前になって「なんでこんなに財布の中にお金がないだろう?」「何に使ったんだろう?」と不思議に思ったことがある人も多いのではないでしょうか?
それは、お金の動きを把握できていないから起こることです。
家計簿を付けることによってお金の出入りが見える化するので「何に使ったか分からない」という支出を減らすことができます。
普段の支出の中で節約を意識するようになる
家計簿を付けることで「お金を何に使ったのか」を明確に把握できるようになります。
そのため、家計簿を付けることで自分の支出が明確になり「必要な支出」と「不要な支出」に支出を分別することが可能です。
家計簿を付けることで「こんなことに、これだけたくさんのお金を使ったのか」と、無駄な支出を知ることができるので、普段の生活の中で「必要な支出」と「不要な支出」が分かるようになります。
すると、当たり前に「不要な支出はしない」という意識を強くすることができ、無理なく節約ができる「節約マインド」を身につけることができるでしょう。
家族も節約意識が高くなる
家計簿を付けることによって「不要な支出」が明確になれば、自然と「無駄なことにお金を使わない」という態度や言葉を表面的に発出するようになります。
このような言葉や態度は家族にも伝わるので、結果的に家族全体で節約意識が高くなるでしょう。
家計簿を付けることは家計簿を付ける本人だけでなく、その周りの家族の節約意識も高くすることができます。
おすすめの家計簿の管理方法5ステップ
家計簿の管理は継続して、確実に節約につなげるのでなければなりません。
そのためにまずは以下の5つのステップで家計簿を付けることを始めましょう。
- 最初は支出を書き出してみる
- 項目ごとの予算を立てる
- 自分が続蹴られる方法で家計簿を継続的につける
- 1カ月ごとに家計簿を振り返る
- 家計簿は家族で共有する
確実に節約に繋げることができる家計簿の管理方法を詳しくご紹介していきます。
最初は支出を書き出してみる
まずは前回給料日から現在までに使った支出を全て書き出してみましょう。
家計簿の重要度は「書き出してみる」ことが大半だと言っても過言ではありません。
書き出してみることによって、自然と「何にいくら使ったのか」ということを知ることになります。
浪費家の特徴は自分が何にいくら使ったのかを知ろうとしないことです。
ダイエットの基本は体重計に毎日乗ることと同じように、節約の基本は支出を書き出すことです。
まずはとにかく支出を書き出してみましょう。
なお、家計簿はアプリでもノートでもエクセルでもなんでも構いません。
自分が書き出しやすく続けやすいものを使用しましょう。
項目ごとの予算を立てる
支出を書き出してみたら、その支出を「光熱費」「食費」「通信費」「お小遣い」「貯蓄」など、項目別に分けましょう。
毎月、どの項目にいくら使っているか分かったら項目ごとの予算を立てていきます。
無理のない範囲で「食費には月〇〇万円」などと予算を立て、翌月からはその予算を念頭に入れて生活していきましょう。
自分が続けられる方法で家計簿を継続的につける
家計簿は継続的に記録しなければ意味がありません。
そのため、自分が続けることができる方法で家計簿を継続的につけていきましょう。
人によっては「毎日寝る前につける」「金曜の夜に1週間分の家計簿をつける」など様々です。
毎日はできないという人は週に1回、まとめるとやらないという人は毎日、というように自分の性格に合った方法で家計簿をつけていきましょう。
1カ月ごとに家計簿を振り返る
家計簿はつけていくだけでなく、必ず1ヶ月ごとに振り返ることが重要です。
特に予算オーバーした項目は「どこが無駄だったのか」ということを振り返り、翌月以降に予算オーバーしないように意識していくことが大切になります。
また、家族状況やライフスタイルの変化によって支出状況が変わってしまう場合には、適宜予算を見直しましょう。
翌月は先月の反省を念頭に置いて生活することで、さらに節約をすることができます。
家計簿は家族で共有する
できれば家計簿は家族で共有し、「どこが無駄だったのか」という意識づけを家族全体で行うとよいでしょう。
特に配偶者と共有することによって、お金の意識が夫婦で同じになれば夫婦喧嘩を減らすことにも繋がるかもしれません。