私たちの生活には欠かせない電力ですが、現在、発電に使われているエネルギーの大半は、石油や石炭、天然ガスなどを燃料としています。
これらは数億年前の動植物が変成したものを化石燃料として使用しているのですが、採取できる量は有限であり、永久的にエネルギー源として得ることは難しいでしょう。
近年、再生エネルギーという言葉が一般的になってきましたが、太陽光、風力、地熱、波力などの自然環境を利用してエネルギーを供給する方法が注目されてきています。
自然の中に常に存在する現象を基にしますので、永久的にエネルギーを維持できることから、化石燃料エネルギーから再生可能エネルギーへの転換が波及してきています。
実際に、最近建てられたり、リフォームされた一戸建てやマンションには、屋根にソーラーパネルを設置しているのを目にする機会が増えたと思いませんか。
もし、ソーラーパネルを設置したいけど悩んでいる場合には、どんな製品があり、設置方法や、設置を考えている地域の気候や建物に合うのかなど、ソーラーパネルを設置するメリット、デメリットを考えてみましょう。
太陽光発電のメリット
自然の力で光熱費を節約
太陽光発電を設置することで、家庭の光熱費を節約し、家族の省エネ意識を高めることができます。
家で使用しているのがガス、電気のどちらなのか、住んでいる場所の気候はどうなのかで変わってきますが、現在の年間費に比べて68%~77%削減できるとされています。
余った電気は売買できる
昼間に発電して余った電気は、電力会社へ売ることができます。
イメージとしては、昼間に発電したものを、日中は自分の家で使用し、使用後に余ったものを買い取ってもらいます。
そして、夜間や雨天時などは発電ができませんので、電力会社から供給される電気を買い取って使用するというイメージになります。
地球温暖化防止に貢献
自然エネルギーならではのクリーンな太陽光エネルギー使うことで、CO2を削減する効果も生まれます。
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ソーラールーフ
屋根一体型のソーラーパネルの中でも高効率タイプで、単結晶セルを採用したことで大容量発電が可能になっています。
屋根一面がフラットになり、すっきり美しい外観に仕上がります。
また、寸法調整可能な構造ですので、隅々まで無駄なく設置できるので、屋根を最大限に活用することができます。
屋根置き型は、従来であれば、屋根材と発電システムの合計重量で重い屋根になりがちなのですが、「ソーラールーフ」の場合、屋根材が不要ですので、ソーラーパネルを設置しても、スレート屋根材と同等の重量を実現できます。
また、屋根の上はメンテナンスが難しい場所になりますが、ソーラールーフは、表面材がガラスとアルミでできており、耐候性に優れ、軽量で丈夫なので、災害に強く、劣化が少ないのも嬉しいですね。
アルミ架台ソーラーラック
縦横ラック方式により頑丈に設置することができます。
シール付ネジで施工することにより、ビス穴のシール忘れによる雨水トラブルを減らし、止水性能を強化しています。
また、整線トレイを横桟に設け、ケーブルをトレイに入れることで、結束による整線作業を不要にし、ゴミ溜まりによる漏水の心配が無くなりました。
カーポート用
カーポートの屋根は傾斜が小さいため、発電できるのか不安になるかもしれませんが、実は傾斜が小さくても十分な発電量が見込めます。
東西からの日差しも取り込めるので、発電量には大きな差が出ません。
また、日本の国土の約52%は、最深積雪量が50cmを超える多積雪地域です。
そんな中でも耐えられるように、強度別に4タイプの中から選ぶことが可能です。
屋根の形が複雑で太陽光発電システムを諦めていた人、屋根への負担が心配だった人、すでに屋根に太陽光発電システムはあるけど、発電量が足りていなかった人など、カーポートの設置なら取り入れやすいでしょう。
ラックレスタイプ
部材を使用せず、ソーラーパネルを金具に直接固定する直付け金具方式のラックレスタイプの太陽光発電になります。
省施工・コストダウンが可能で、直付け金具をソーラーパネルの位置に合わせて取り付けることができますので、ソーラーパネルを効率良く、多く乗せることが出来るのもメリットと言えるでしょう。
まとめ
太陽光発電システムは、家に設置したからと言って、家中の電力を賄えるほど、常に安定して供給できる電力ではありません。
しかし、再生エネルギーで自然に優しく、省エネに貢献し、良い時には余った電力を買い取ってもらえます。
さらに、最近では災害やトラブルで電力供給が一時的にストップしてしまった時でも、自家発電であれば非常用電力として活用できるなど、新たなメリットとしても再注目されています。
もし、ソーラーパネルに興味がある場合には経済面以外にも、自分たちの生活を守るための設備として検討しても良いのではないでしょうか。