部屋のコーディネートを考える時、「オシャレな部屋にしたい」「落ち着く部屋にしたい」「機能的な部屋にしたい」「自分だけの特別な空間にしたい」など、それぞれの理想があるものです。
自分の好きなものだけを集めるのも良いですが、やはりオシャレな空間にするためには、雰囲気を統一したインテリアを取り入れることが大事です。
どんなテイストであれ、部屋に統一感を持たせることを意識すると良いでしょう。
モノトーンの世界の魅力
空間をコーディネートする時、好みの色や好きな家具を並べるだけではなく、統一感を持たせることがオシャレな空間への近道になります。
幅広い年齢や性別の人に人気があり、まとめやすいモノトーンの空間はいかがでしょうか。
色使いがシンプルなので、どんな形の、どんな種類の物を合わせても、きちんとまとまりを出し、オシャレに見せてくれるのが嬉しいですよね。
モノトーンとは
モノトーンとは、モノは「単一の」、トーンは「色調」という意味があります。
言葉の意味合いで言えば、白黒系以外の色も当てはまるのですが、実際に使用されている意味としては、無彩色である「白」「グレー」「黒」のみで構成された色調のことを指します。
空間をモノトーンで演出する場合には、部屋の内装や装飾、家具など細部にまでこだわることで、洗練されたスタイリッシュな空間になるでしょう。
「黒」の高級感と、「白」の清潔感で構成された部屋は、洗練されたモダンな雰囲気を演出しやすいでしょう。
ワンポイントとして、壁に装飾や絵画を取り入れたり、インテリア小物に柄物を取り入れることで、無機質なイメージだった部屋に動きが出ますので、バランスが取りやすくなるでしょう。
どこか非日常で特別な空間になりやすいのが特徴的です。
モノトーンな空間はインテリアが整って見えますので、色味のある日常の物が散乱していると目に付きやすいものです。
普段から、部屋を散らかさないよう意識でき、常にキレイな状態をキープできる空間になるでしょう。
モノトーンはメリハリのある空間を演出できますが、逆に白と黒の正反対のはっきりとした色味が、チカチカしたり、目が疲れやすいと感じる人もいることでしょう。
そんな時には、グレーや白に近いベージュのような淡い色を小物などで取り入れることで、空間の雰囲気を柔らかくすることができるでしょう。
白と黒だけで部屋を構成した場合、黒の分量が多すぎると部屋に圧迫感を感じるものです。
黒は高級感を演出しやすく、男性に人気がありますが、部屋が暗く重くなりがちです。
面積の大きな壁やカーテン、ラグ、家具などに白を多く配置したり、部屋のバランスを考えながら取り入れましょう。
モノトーンで構成された部屋はモダンテイストとの相性がとても良いのですが、実は和テイストとも相性抜群です。
同じ黒の家具を取り入れる場合にも、モダンは鏡面仕上げなどで無機質な雰囲気の家具を、和テイストはあまり艶がなく落ち着いた質感の家具を取り入れましょう。
特に、無垢材や植物素材などの自然素材を用いた温もりを感じるような家具が良いでしょう。
和テイストとモノトーンがマッチした時には、日本家屋らしい侘び寂びを感じられる空間に仕上がることでしょう。
洗練されたモノトーンの空間はどこか時間が止まったかのような雰囲気がありませんか?
そんな中に、鮮やかなアクセントカラーの小物やファブリックを取り入れることで、無機質だった空間が動き出すような、色のついたものを特別なものに感じさせてくれることでしょう。
まとめ
部屋の印象は、床面積や天井高のような躯体の違いでも大きく変わりますが、採用した内装やインテリアで部屋の雰囲気が決まります。
部屋を自分だけの特別な空間を演出したい場合には、モノトーンに挑戦してみてはいかがでしょうか。
きっとモダンでスタイリッシュな生活が始まることでしょう。