玄関におしゃれなグリーンを置くと、家から出る時や帰ってきた時に明るく元気な気持ちになります。またお客様が最初に足を踏み入れる玄関の雰囲気で、その家の第一印象が決まるといっても過言ではありません。そこで玄関におすすめの観葉植物として、多少日当たりが悪い場所でも元気に育つアグラオネマをご紹介しましょう。
アグラオネマとはどんな植物?
原産地と基本情報
アグラオネマは、東南アジアや中国南部などの熱帯雨林に生息しています。サトイモ科に属し品種も豊富で、草丈10~50cmほどのコンパクトな容姿です。暗い森林の中で自生する植物なので、太陽光が少ない場所でも育ち、室内のインテリアグリーンとして人気があります。
葉の特徴
アグラオネマの魅力は葉の美しさにあります。葉色は濃い緑に銀緑色や白色の斑が大きく入るもの、深緑・緑・淡緑の3色が迷彩柄になっているもの、緑色にピンクや赤色の斑が入るカラフルなものなど多種多様です。葉に光沢があり輝いて見えることから、特にアジアでは「幸せと富を招く植物」とされ、富裕層が好んで飾っています。
花の特徴
8~9月頃に細長い房状の白い小さな花を咲かせます。同じサトイモ科のアンスリウムやミズバショウの花によく似ています。 小さい花なので葉に隠れてみつけにくいことが多いです。可憐で美しい花ですが、そのままにしておくと栄養が花に吸い取られてしまって、株が弱ることもあります。できれば花は早めに摘んだ方がよいでしょう。
アグラオネマの管理
日当たり
木が生い茂るジャングルに自生するアグラオネマは、弱い光の中でも生育できます。このような性質から、玄関など日差しが入らない暗めの場所にも置けるのです。逆に直射日光に照らされると葉が傷むことがあるので注意しましょう。
温度
アグラオネマは高温には強いのですが、寒さには弱いので冬越しがポイントになります。できれば室温が10℃以下にならないようにしましょう。特に玄関は外気が入り室温が低くなりがちなので、夜間は布や新聞紙を掛けたりダンボール囲ったりして保温してください。冬の間だけ暖かい部屋に置き場所を変えるとさらに安心です。
アグラオネマの育て方
水やり
雨が多い環境で育つ植物なので、多湿に強い反面、乾燥には弱いです。特に梅雨から真夏にかけては水切れしないように、土がカラカラに乾ききる前に水を十分に与えてください。霧吹きで葉や土に水を掛けて、常に潤った環境にしてやるとよいでしょう。冬は成長が遅くなるので、土が乾いてから水やりしても大丈夫です。
肥料
肥料は特に必要としませんが、春から秋の生育期に緩効性肥料を2ヵ月に1回程度、または液体肥料を2週間に1回程度与えると、葉の照りも艶やかになり元気に育ちます。
植え替え
鉢の中が根で詰まってしまうと水分が吸収できなくなり、美しい葉が枯れて落ちたり、株が育たなくなったりします。2年に1回程度、5~7月に一回り大きな鉢に植え替えしましょう。
アグラオネマの風水効果
金運をアップする
アグラオネマは財を呼び込み富を築く効果をもたらす観葉植物といわれています。金運アップの縁起物ということで、特にアジアの大富豪が好んで自宅に飾るのもそういう理由からでしょう。アグラオネマを家の出入り口である玄関に置くことで、ドアの向こうにある金運を招き寄せられるかもしれませんよ!
邪気を吸い込む
アグラオネマには空気を清浄する働きがあるので、シックハウス症候群に効果があり、新築の家などにおすすめです。また邪気を吸い込み良い気を引き寄せる効果が期待できるので、外からの悪い気が入りがちな玄関にも最適です。玄関の気を安定させると、仕事に行く際にやる気をもらたし、帰ってきた時には安らぎを与えてくれるでしょう。
まとめ
葉の模様が美しく見た目にも華やかなアグラオネマ。カラーも豊富でインテリアに合わせてお好みの葉色を選ぶことができるのも嬉しいですね。日陰に強いので日当たりが少ない玄関に安心して置くことができます。また縁起のいい植物ということで、新築祝いや開店のお祝いに贈るのもおすすめです。スマートなグリーンインテリアとして人気があるアグラオネマをぜひ育ててみてください!