家具やインテリア小物には、ガラスやアイアン、プラスチックなど色んな素材がありますが、根強く人気があるのは木製素材の家具ではないでしょうか。
古くから日本人に親しみがあり、木の肌触りや温もりが気持ちを優しくしてくれることでしょう。
また、木製家具の良い所は、日々の生活でついてしまうキズも、他の素材では劣化して見えるものが、そのキズがまるで暮らす人と一緒に生きているかのような、家族の歴史の一部になることでしょう。
暮らしと共に深みが増していくような木の豊かさを楽しみたいものですね。
木が特徴的なオシャレ上手な空間を作りたい
無垢材家具
木製家具は全体的に人気がありますが、中でも木材そのものをそのまま活かした無垢材家具は特に人気があります。
では、木製家具を見た時に、どれが無垢材なのか分かりますか?
一般的に家具に使用されている木材は、大きく分けて3つあり、見分けるのも容易です。
薄いベニヤ板を重ねたものを「合板」、小さい木材を接着し、再度、木材として構成させたものを「集成材」と言います。
一本の木から切り出されたもので、木本来の木目、肌触りを感じることができるのが「無垢材」です。
無垢材の良い所は、頑丈で重厚感があり、どこか温かく、月日の経過によって味わいが一番濃く出る所ではないでしょうか。
空間の雰囲気をワンランク上げるためのアイテムとして、ぜひ無垢材の家具を取り入れてみましょう。
木製家具でモダンスタイリッシュ
無垢材とは異なり、集成材でできた家具は、大きさや形を整えることが出来ることや、色んなバリエーションを用意することができるため、自分好みの色、形、大きさのものを探すことが容易です。
また、形を整えることができるため、モダンテイストのようなスタイリッシュな空間にとても合います。
中でも木と和のテイストの相性はとても良いので、和モダンな空間に取り入れるのもオススメです。
いつもの階段をオシャレに
昔ながらの日本の建物は、住宅の階段の多くが木で作られていたこともあり、木の階段にはとても馴染みがあるでしょう。
その馴染みのある階段も、周辺の壁の色や、階段の腰壁部分のデザイン、蹴上部分の板を無くした開放的なデザインにするなど、階段自体にデザイン性を持たせることで、空間のアクセントになるでしょう。
木の温もりで癒しの空間に
生活する中で、1日の滞在時間を考えると意外と長く滞在しているのがお手洗いではないでしょうか。
毎日欠かさず使用する場所であり、人生の中で、使用する回数が多いトイレに癒しを求める人は少なくないでしょう。
水回りに木のインテリアを設置することはあまり好ましくないとされていますが、水が多く湿気が溜まりやすい浴室とは異なり、トイレ空間には比較的、取り入れやすいでしょう。
湿気が多い場所には部分的に
基本的には水回りの空間には木の素材のものは設置しない配慮をするものですが、換気設備があり、しっかりとコーティングされたもので、お手入れができるものであれば、設置することが可能です。
それでも浴室などの湿気が溜まりやすい場所には部分的に取り入れる程度が良いでしょう。
木材でも曲線を表現
木製の家具や小物は基本的に直線の物が多く、掘ったり削ったりして、部分的に曲線を演出しているものが多いでしょう。
しかし、最近の家具やインテリアでは、直線の木を曲線上に並べることで、柔らかさの中に木の良さが溢れた曲線の空間を演出する手法が取り入れられるようになり、木材の使い方の幅が広がってきています。
家の中にアクセントとして、こだわりの木製家具やインテリアをスタイリッシュに取り入れたいものですね。
まとめ
ひと昔前には、日本の家は木造が多く、その時代にインテリアとして木製家具を用いても、家自体が木でできているため、オシャレな木製家具もあまり目立たない存在になっていたかもしれません。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造が出てきて、柱が見えないように、目立たないように進化してきた今の住宅だからこそ、より木の素晴らしさや、木製家具をオシャレに活かせるのではないでしょうか。
木の温もりを感じながら、どこか懐かしくて優しい空間を演出したいですね。