リノベの基礎知識 事例

【リノベーション】間取りに取り入れたい!光を通すためのテクニック!

マイホームの購入を考える時、人生の中で大きな買い物ですから、できるだけ多くのこだわりを詰め込んだ理想の形のものを手に入れたいと考えるものです。

「吹き抜けのある家にしたい」「平屋でバリアフリーな空間にしたい」「玄関にウォークインシューズクロークを設置したい」「食器洗浄機付きシステムキッチンを取り入れたい」など、大きなことから小さなことまで、こだわり始めると際限なく出てくるでしょう。 
他にも、共通して希望されることが多いのが、「家の中にたくさん光が差し込む明るい家にしたい」「風通しのよさで新鮮な空気を取り込みたい」など、家の構造や間取りが関係していることもあります。 
家の構造や間取りは、建設後に変更するのは難しいため、設計の段階で検討したい部分になります。 
大きな買い物ですので、後悔しないためにも、自分の理想の家になるようにこだわりたいものですね。 
 

間取りに取り入れたい!光を通すためのテクニック


[#26 大阪県 O様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

住宅の中に入る日差しは、部屋を明るく保つだけではなく、室温を上げてくれます。 
夏や冬の日差しは特に、採光の多い家と少ない家とでは、生活する中で直接影響が出てくるぐらい、分かりやすく室温に違いが出てくることでしょう。 
実際に冬のような日照時間の短い季節には、日差しの入らない家はとても寒く、なかなか室温が暖まらず、梅雨の季節には室内に日差しが入らないことで、室内がよりじめじめした空間になります。 
逆に夏には日差しが入りすぎるため、室温が上がりやすく、空調コントロールが欠かせため、空調設備やカーテン、断熱材などを上手に活用することになるでしょう。 
このような採光に関してのメリット、デメリットを知った上で、室内を明るく保ちたいという人はとても多く、それだけ太陽の光に魅力を感じているということでしょう。 
自然光を上手に取り入れながら、自分らしい明るい家を作りたいですね。 
 

住宅密集地や道路沿いでの工夫


[#26 大阪県 O様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

住宅密集地では、自分の家の窓と隣家の窓が向かい合わないように配慮する必要があります。 
また、道路沿いの窓に関しても、プライバシーを守るためにも、外部からの視線をカットしなければなりません。 
そんな場合には、外からの視線をカットしながら光と風を確保できるハイサイドライトがオススメです。 
ハイサイドライトは壁の高い位置にある窓のことなのですが、トップライト(天井にある窓)に比べて、優しい光が入ってくるため、採光をしっかり取りたいけど、きつすぎる日差しは嫌という人に向いています。 
南側に設ける場合には、二重壁にすることで、暑熱対策になるでしょう。 
 

天井に採光を取り入れたい


[#39 神奈川県 T様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

ハイサイドライトに比べ、トップライトはしっかりと直接日差しが入ってきますので、とても明るく感じるでしょう。 
しかし、ひとつだけ気を付けなければならない点があります。 
それは、太陽の日差しによる熱です。屋根の向きや設置する位置によっては、どんどん部屋が暑くなっていき、通常の生活が難しくなることもあります。 
それを回避する方法として、トップライトは人がいつもいるようなリビングなどは避け、基本的には北側以外は避けた方が良いということです。 
しかし、トップライトは直接、月の光が入り、雨を直接感じたりと、日差し以外の魅力もありますので、取り入れる際には、設置場所の確認をしっかり行いましょう。 
 

キッチンの窓は効果的


[#44 福岡県 H様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

調理中に発生する煙や水蒸気は換気扇を回すことで外部に排気していますが、小さなもので良いので窓がひとつあるだけで、排気効果が異なります。 
また、換気扇をするほどではなくても、窓があることでこもりがちな空気や湿気、ニオイを排気でき、新鮮な空気を取り入れることが出来ます。 
 

上階からの光を階下に


[#43 福岡県 D様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

吹き抜けを設置する場所として、階段部分やリビング上が人気がありますが、窓を設置することで、吹き抜け部分が明るくなり、その下にあるリビングには、高さがある分、優しい光が届きます。 
吹き抜け部分は実際に生活する訳ではありませんので、照明設置する必要がありませんが、自然光でやさしく照らしてくれるだけで、吹き抜け部分がキラキラして見えるのでとても魅力的ですよね。 
 

玄関扉にスリット窓


[#02 愛知県 M様邸 注文住宅実例 サンヨーホームズ株式会社]

昔の玄関扉にはスリットなどなく、玄関スペースはどこか暗く閉鎖的な空間ではなかったでしょうか。 
最近では、玄関を広く確保したり、ソファを置いたりと、玄関スペースを楽しむ時代になってきました。 
楽しむ一環として、自然光を取り入れた明るい玄関がオススメです。1日の始まりがここから始まりますので、明るい気分で出発したいですね。 
 

まとめ 

明るい家にしたい場合には、照明器具で照らすのはもちろんのこと、自然の光を取り入れることで、明るく暖かな雰囲気の空間になることでしょう。 
また、照明器具を使わず、日中の室内の明るさを自然光で賄うことで省エネにもなりますので、間取りを検討する段階で、窓の位置を計画的に配置しましょう。 

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