家の老朽化や、家族構成の変化、子供の成長、もしくは中古物件の購入時など、リフォームやリノベーションを考える機会は意外と多いものです。
自分の理想通りにすべてに手を掛けることができたら、それに越したことはないでしょうが、実際には、リフォームのために用意できる予算の問題があったり、家の基礎部分は変更ができませんので、実現できる間取りにも制限があることでしょう。
そういった中で、如何に自分の理想に近づけてリフォームできるのか、制限がある中で一番満足のいくリフォームは何なのかを考える必要があります。
実際にどのくらいの金額でどのような場所のリフォームができるのかを理解した上で、しっかり家族と検討しましょう。
家をリフォームすると、それだけで新しく人生を始めるかのような、新鮮な空間に生まれ変わります。
人生の節目に、自分たちの納得のいくリフォームをしたいですね。
予算500万円でできること
予算が500万あれば、家全体をフルリフォームするのは難しいかもしれませんが、老朽化した設備を入れ替えたり、壁のクロスの張り替えをして、家を部分的にキレイな状態にしたり、出来ることの選択肢がたくさんあります。
既存の家を活かしてリフォームすることはもちろんのこと、それ以上に家族構成や生活スタイルの変化によって、間取りに悩みが出ている場合などに部分的に間取りの変更も視野に入れたリフォームをすることが可能でしょう。
家中の水回り設備の全体リフォーム
どんな設備や内装も、時間と共に少しずつ傷み始めますので、いずれかの設備を入れ替えるタイミングで、浴槽、洗面、トイレ、キッチン等、何箇所かを同時にリフォームするケースが多いでしょう。
水回り設備の入れ替えだけであれば、300万円あれば十分ですが、予算が500万円あるのであれば、水回りの設備以外にも床や壁紙など、水の周りの内装をリフォームするのもオススメです。
水回りは湿気が多く、傷みやすいため、経年劣化による変化が分かりやすいので、設備と共にリフォームしたい場所です。
間取りが変更したわけではないのに、全体リフォームをすることで新しい空間に生まれ変わりますので、また新たな気持ちで生活を始めることができるでしょう。
LDKの間取り変更を含むまるごとリフォーム
中古物件の購入で間取りを変更したい場合や、生活スタイルの変化から既存の間取りを変更したいと考えることがありますよね。
実際に家全体のすべての間取りを変更するとなると大変なことですが、LDKなど一部の空間に限定して間取り変更を行うことは、移動できない柱などはありますが、500万円あれば希望に近い形に仕上がることが多いでしょう。
独立したキッチンだったものを、対面型やアイランド型のキッチンにするなど、壁を無くすだけで広く開放的な空間になることでしょう。
キッチンでの作業が今までは隔離されていたところ、キッチンで料理をしながら家族と会話をしたり、テレビを見ながら作業したりと、今までの生活がさらに楽しくなるでしょう。
また、LDKの面積は変わっていないのに、壁がなくなることでゆったりと広く感じる空間になりますので、より寛げる空間になることでしょう。
全水回り設備の入れ替えと内装リフォーム
全水回り設備を入れ替え、残りの予算でどこをリフォームするのか、優先順位を考えた時に、どちらかと言えばあまり他人が出入りしない水回りの空間より、LDKなどの他人の目に留まる空間の内装の張替えを優先する人も多いことでしょう。
壁紙やフローリングの張替え等、家全体の見栄えを良くするフォームや、和室をあまり使用していないようであれば、和室から洋室に変更するようなリフォームもできます。
間仕切り壁の撤去や、キッチンの移動、簡単な間取り変更も可能です。
500万円という予算は色んな選択肢ができるということを理解した上で、自分がどこのリフォームを優先したいのか、しっかりと検討しましょう。
予算内でリフォームできない箇所
予算500万円で対応するのが難しいものは、壁や床を全面的に解体して行うものです。
耐震補強や、断熱対策、配管更新、大幅な間取り変更など、家本来の機能を改善するようなリフォームをするには予算が足りないでしょう。
まとめ
リフォームするということは、家のどこかに問題があったり、老朽化している場合が多いですよね。
自分たちの生活の基盤となる家ですので、リフォームを優先した方が良い場所はしっかり修繕し、それ以外は妥協することなく、これからの人生が楽しくなるような空間にしたいものですね。
