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完成済みマンションを検討する際のチェックポイントとは?

「なるべく早く住み替えたい」と考えている人にお勧めなのが、完成済みの分譲マンションです。完成済み物件は非常に多くのメリットがあり、条件が合う人にとっては最高の住まい選びになるはずです。

ただ、完成済み物件の販売住戸というと、「なぜ完売していないんだろう」と不思議に思ったり、心配になったりする方もいるようです。安心して完成済み物件を検討するために、その理由と検討する際に押さえるべきチェックポイントを見ていきたいと思います。

完成済みマンションに、まだ販売住戸がある理由

1.もともと建物完成時に完売する予定ではない

そもそも販売側が建物完成時完売を予定していない場合があります。
その理由として、時期が来なければ検討を始めないという方が一定数いらっしゃるからです。新築分譲マンションの契約は、実際の住戸がまだ出来上がっていない段階で結ばれることがほとんどです。ですが、どんなに人気物件でも「実際の建物とお部屋を見なければ契約できない」というスタンスの方がいらっしゃいます。人気が集中し、抽選が行われるような物件であってもそれは同じです。
また、マンション建設現場の幕が取れ外観が現れて、初めて新築分譲マンションの存在を認識し、検討を始めるという方もいらっしゃいます。

販売側としては、そういう時期的なことが関係する方がいることを織り込み済みで、長期の販売計画を立てています。また、人によってマンション購入のタイミングは異なるので、あらかじめ販売期間を長く設定している場合もあります。
もちろん時として完売してしまうこともありますが、特に大きな物件では、建物完成後も販売が続くことは当初の予定通りということも多いようです。

2.契約済みで引き渡しに至らなかった住戸

何らかの理由で、一度は契約済みとなった住戸が引き渡しに至らなかったという場合です。数は少ないですが、キャンセルや契約解除ということがあります。引き渡し直前にそういった手続きが取られた住戸に関しては、建物完成後でも販売住戸がある場合があります。そういうお部屋は、実は多くの方が希望した人気住戸であった可能性もないわけではありません。

完成済み物件を検討する際のチェックポイント

1.契約前に実際の物件を確認

完成済み物件は、限られた販売住戸の中から選ばなければならないという点はデメリットですが、契約前に実際の物件を確認し、日当たりや眺望、設備の使い勝手や空間の感じ方などを確認できるという大きなメリットがあります。入居後のイメージもつかみやすく、思っていたのと違ったということも少ないでしょう。モデルルームとして使われていた住戸などは、家具付きなどの特典がある可能性もありますが、人が出入りしていたことを踏まえ、契約前により念入りに状態をチェックしたいものです。

2.スケジュール確認

完成済み物件購入のメリットは、何よりも短期スケジュールで入居できることです。「早く住み替えたい」という希望を叶えることができるだけでなく、元の住まいが賃貸なら家賃が節約できるという経済的なメリットもあるはずです。そのためにも、契約から入居までのスケジュールをしっかり確認することが大切です。

3.駐車場区画の確認

駐車場については、希望の区画が残っていないだけでなく、契約できる区画が残っていないないこともあります。そういった場合には外部の駐車場を契約するなどして対応が可能か、チェックすることも必要です。

まとめ

住み替えを希望するタイミングで、気になる完成済み物件に出会えた時には、ぜひ前向きに検討してみてください。また、物件完成後に確認してから検討を進めたいと思っている方は、前もって物件に問い合わせをしておくことをお勧めします。完成済み物件の良い点、悪い点を理解した上での購入であれば、きっと満足のいく住み替えになるはずです。

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