ガラス瓶の中で水草を育てるボトルアクアリウムは、夏のおすすめインテリアグッズです。水の中でユラユラ揺れる水草を見ていると暑さも忘れますよ!初心者でも簡単にできるボトルアクアリウムについて詳しくご紹介しましょう。
ボトルアクアリウムのメリット
アクアリウムは水槽で小魚や水草を育てて、小さな生態系を作り上げて楽しみます。その中でも小瓶を使って手軽にできるボトルアクアリムは次のようなメリットがあります。
置き場所を選ばない
小型の容器を使うので、省スペースになり置き場所に困りません。移動も簡単にできるので、棚の上やテーブルなど置き場所を変えてインテリアを楽しめます。
インテリア性が高い
お気に入りの瓶やガラス容器の中に水草を入れるだけで、涼しさを演出するおしゃれなアイテムになります。小さな自然を生活に取り込むことで、癒しの空間が演出できますよ。
コストがかからない
大がかりな装置がいらず、水草を入れる瓶があればいいので低コストで作れます。水温や酸素を管理する機械も必要ないので、電気代もかかりません。
準備するもの
水草
水草は熱帯魚を扱っているペットショップやホームセンターで購入できます。また通販でも売っているので、近くにお店がない方でも簡単に入手できます。小瓶を使うボトルアクアリウムは温度変化が起こりやすいので、丈夫で育てやすい水草を選ぶと安心です。水草のおすすめ品種はまたのちほどご紹介します。
ガラスボトル
特に水槽を準備しなくても、お気に入りの空き瓶やガラス鉢などがあれば容器として利用できます。100均ショップなどで売っているおしゃれなガラス容器を使ってもいいですね。水草の植え込みや掃除がしやすいように、口の広いビンがおすすめです。1Lぐらいの容量がある大きめの容器の方が、水温の変化や水の汚れが少なくてすみます。
底砂
ボトルの底に敷く土は小石や砂でもいいのですが、「ソイル」という専用のものを使うと便利です。ソイルは専門店のほかに100均ショップでも販売されています。水草の生育に必要な肥料も含まれているのでおすすめです。水草をソイルに植え込んで、あとは上から少しずつ水を注げばOKです。
小魚
水草だけでなく、小さな魚を入れて飼う楽しみもあります。めだかや金魚は温度や酸素の管理をしなくてもいいので、ボトルアクアリウムに向いています。ただし魚を入れるときは、水道水をそのまま使わずに、必ずカルキ抜きをしてからにしましょう。
育てやすい水草の種類
アマゾンチドメグサ
丸い葉に小さな切れ込みが入って可愛らしい水草です。とても丈夫なので手間いらずでどんどん成長します。増えすぎて適当に間引きする必要があるほど元気な水草です。
アナカリス
育てやすくて金額も手頃なので、アクアリウムは初めてという方におすすめです。水質や温度の変化にもうまく適応して、どんどん成長する丈夫な水草です。茎が水面から出ると、小さな白い花が咲くこともあります。
ウィローモス
ふわふわとした綿毛のような姿が魅力のウィローモスはミズゴケの一種です。頑丈で扱いやすいので、初心者から上級者まで幅広い人気があります。流木や石に巻き付けて活着させるとナチュラル感がアップしますよ。
マツモ
金魚藻として昔から馴染みがある水草で、松の葉のような細い葉が水の中でふんわりと開きます。淡い緑色が美しく、丈夫で増えやすいので初心者向けです。根を張らないので、水の中を漂わせるように浮かせてレイアウトする方法もあります。マツモを入れておくと水質を浄化する効果があるのもうれしいポイントです。
育て方のコツ
水換え
水換えは週に1回、特に暑い季節には2~3日に1回程度行いましょう。すべての水を換えるのは大変なので、半分ぐらいの水の交換を目安にしましょう。上から新しい水をそっと注いで、古い水が溢れ出すようにすれば簡単にできます。
日当たり
水草も光合成をしているので、なるべく日が当たる明るい場所に置くようにします。ただ、水の量が少ないので、夏場は直射日光が当たると水温が上昇して水草が弱ってしまいます。逆に冬場は水温が下がってしまうので、小さな照明を当てると水温の低下も防げて、日光の代わりにもなります。
苔の掃除
ガラス面に苔が付くと、せっかく美しい水草を入れても魅力半減ですね。そんなときには小さなスポンジで掃除しましょう。水換えの前に掃除しておくと苔を流し出すことができます。
まとめ
小さなガラス瓶の中に自然界を演出できるボトルアクアリウム。暑い夏に涼しさを演出してくれるおしゃれなインテリアとして、また水の中で揺れる水草が癒しのアイテムとして人気が高まっています。意外と簡単に、しかもリーズナブルにできるので、お気に入りの水草を入れて飾ってみましょう!