太陽が照りつける真夏の暑さ、外で過ごすのが厳しい冬の寒さ、疫病の流行など、自宅で過ごす時間が多くなる時期ってありますよね。
そんな時は、今以上に自分の家や部屋の充実度を上げたくなることでしょう。
「家や部屋の充実度を上げるって何?」
実は簡単なことで、自分がいかに快適に、楽しく過ごすことができるのかを考えるということになります。
まずは普段できない場所の掃除をすることから始まり、物を整理整頓しながら断捨離をし、スッキリしたところで、どうせなら自分の好きなテイストの部屋に模様替えをしたいと思う人も多いことでしょう。
実際に模様替えというのは、自分の時間や体力に余裕があり、自分の部屋に対して、こんな風にしたい!というようなイメージを持った時に、初めて行動に移せるものです。
もし人生の中で、「今だ!」というタイミングがきた時には思い切って、今までしたくてもできなかった大胆な模様替えにチャレンジしても良いのではないでしょうか。
インダストリアルスタイルでかっこいい部屋作り
インダストリアルスタイルと聞くと、オシャレなイメージも湧きますが、「黒」「男らしい」「無骨」のようなかっこいいイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には組合せ次第で、かっこいいだけではなく、ビンテージやレトロ感を表現でき、上級なオシャレを表現できるスタイルでもあります。
インダストリアルとは
元来、「産業の」「工業の」といった意味があります。
工場街をイメージさせるような、無骨だけどかっこいいイメージを想像すると良いでしょう。
打ちっぱなしのコンクリートやざらざらした荒削りな雰囲気の壁や、スチールなどの無機質な建築資材がむき出しのままなのが特徴的ですね。
また、「インダストリアルデザイン」という言葉がありますが、工業製品として作られていたインテリアや家具が、大量生産することが可能なのに、利便性や実用性が高いという点を評価されており、その工業的な性能の高さを活かしながら、デザイン性の高さを追求した製品のことを表しています。
インダストリアルスタイルの特徴
部屋の造りとしては、コンクリートやタイルを使用し、インテリアには木材やレザー、金属といった異素材を組み合わせると、部屋全体がインダストリアルテイストに仕上がります。
色は黒、茶、白を基本とし、差し色を入れる場合には、濃い目の色か、グレーがかった色合いにすると良いでしょう。
また、インテリアや家具に木材や金属を取り入れると、よりインダストリアルな雰囲気が出るのですが、金属の場合は光沢がありすぎるもの、木材の場合は表面にコーティングあるようなものは避けるようにしましょう。
他にもレザーアイテムを取り入れることが多く、集めやすく種類も豊富なので、取り入れやすくおすすめです。
ソファなどの大型家具で存在感を出したり、雑貨でさりげあく置いておくのもオシャレでしょう。
ビンテージ風のインテリアなども相性が良いので、あえてサビ加工をするなど工夫されている家具を合わせたり、金属と木材をうまく組み合わせ、少しあたたかみのある、ちょうど良い無骨感を演出するのも面白いでしょう。
部屋の雰囲気にあった自分好みのインテリアを探すのが楽しくなりそうですね。
リビング
インダストリアルテイストを演出する空間として、家の中で一番面積の広いリビングは適していると言えるでしょう。
元々、男らしく力強い印象ですが、広い空間を活用することで、さらに迫力のある強くてかっこいい部屋になることでしょう。
黒やグレー、白のような無機質な空間に、レザーや木材の茶系の家具や小物を増やすごとに、少しずつ柔らかい印象になりますので、自分がどんなカッコよさを求めているのかで、どの素材のものを、どのくらい置くのか、分量を調整すれば良いでしょう。
キッチン
近年の日本の住宅は、独立型のキッチンではなく、リビング・ダイニング・キッチンが一体化している間取りが多くなってきています。
リビングから見えるということもあり、ダイニングキッチンにこだわりを取り入れたい人も多く、自分の好みのテイストを表現するのに、ちょうど良い場所と言えるでしょう。
内装やダイニングテーブルやイスなど、面積の大きい部分はもちろんのこと、食器棚や、カウンターなど、必ず設置するものにも、こだわることでまとまりのある空間になるでしょう。
また、インダストリアルな空間を演出するにあたって、カウンターやダイニングテーブルの上部の照明をペンダント型にすることは欠かせないので、忘れずに雰囲気の合う照明を選びましょう。
居室
部屋の模様替えとして、インダストリアルスタイルを取り入れたい時、実際の部屋の壁紙が白くて、家具だけではなかなか雰囲気を出すのが難しいこともあるでしょう。
その場合には、壁紙を張り替えるという手もありますが、最近では、手軽に張れるタイルを模したアイテムやマスキングテープがありますので、部屋の一部分に張るだけでも印象が変わりますので、ぜひ活用してみましょう。
貼って剥がすだけですので、気軽に部屋の雰囲気を変えることができるでしょう。
インテリア
部屋の壁や床も大事ですが、部屋に置く家具やインテリアでも、部屋の雰囲気が変わります。
インダストリアルデザインのイスや収納棚が、スチールではなく、木製や布製だったらどうでしょうか。
きっと違う印象の空間になっていることでしょう。せっかくこだわるのであれば、しっかり細部までこだわることが大事ということです。
まとめ
模様替えの良いところは、部屋が自分の好みになるだけではなく、今までの自分の部屋ではないような新鮮な気持ちで、新しい生活をすることができるところです。
「方向性が決まらないから」「中途半端なままになっている」など、好きなテイストを徹底してこだわった部屋にするには、強い気持ちと、労力が必要になります。
今までの生活を一度リフレッシュしたい、気分転換のためなど、理由は何でも良いので、模様替えをしたくなった時には、思い切って大胆にやってみましょう。
部屋が完成した日から、新たな自分が始まるかもしれませんよ。