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マンション購入 部屋の向き「東西南北」どれがいい?

住まいを選ぶ際に、部屋の向きが気になる方は多いのではないでしょうか。南向き、東向きの物件には人気が集まりがちですが、もちろん「東西南北」それぞれの方向にメリットデメリットがあります。それぞれの特徴を整理したうえで、自分に合った部屋の向きを考えてみましょう。

東向きの部屋

東向きの部屋の特徴は、早朝から太陽の光が差し込み、お昼には当たらなくなることです。
東向きのリビングは、朝日を浴びて一日の生活をスタートさせたいという人にとても好評です。午後から日が当たらない為、猛暑の夏でも涼しく快適に過ごせるというメリットもあります。

ただ、寝室が東向きの場合には、朝日で目覚めることができて気持ちが良い反面、夏は早朝から一気に部屋の温度が上がり、寝苦しさを感じることがあるかもしれません。各居室は5~10畳程度が一般的で、あまり広くはありません。窓を閉めた状態だと温室状態になってしまうようです。

西向きの部屋

西向きの部屋には 夕日が差し込みます。東向きの場合とは反対に、夏は暑く冬は暖かく感じるはずです。
暑さと寒さ、どちらが苦手なのかは人によるところです。もし、夏の暑さを苦手に感じる方なら避けたい環境かもしれません。

また、住む地域によって違いもあり、西日本に住む人のほうが、西からの日差しをより嫌う傾向があるそうです。東京と福岡では日没時間におおよそ30分の違いがある為、感じ方に違いが出るようです。西の地域の方は、夏の夕方、長く日差しが残ることでより暑さを感じるのかもしれません。ただ分譲マンションは日差しさえなくなれば、一戸建てのように屋根が熱を蓄えていつまでも暑さが残るということはありません。

南向きの部屋

南向きリビングの物件はやはり人気で、折込チラシなどでもその物件の良い特徴として大きく表示されています。日が当たる時間が長いため、明るい、温かい、洗濯物がよく乾くなどメリットはたくさんあります。

ただし、夏は想像以上に暑いことを覚悟しなければなりません。日差しが高いので直射日光が入ることは少ないかもしれません。それでも夏の日差しはバルコニーからの照り返しだけで十分なエネルギー量です。部屋の中にいるのであれば、一日中エアコンが欠かせません。

北向きの部屋

北向きの部屋というと、暗い雰囲気を想像するかもしれませんが、決してそのようなことはありません。北向きの部屋は、直射日光が入らない状態で適度な明るさが得られるという点で、紫外線が気になる女性を中心に人気があります。日差しが快適で気持ちが良いものという考え方も、夏の猛暑や紫外線の影響を心配して少し変化が起きているようです。一日を通して変化が少なく安定した状態が続くというところがメリットです。

まとめ

「東西南北」の部屋の特徴についてまとめてみましたが、ポイントは太陽の光による明るさと部屋の温度のようです。どの向きのお部屋にもそれぞれ良い点悪い点があることを、ご確認いただけたのではないでしょうか。
昔の日本の住宅は、太陽の光や風通しなど自然の力を上手に取り入れることで快適さを保ってきました。もちろん今でもそういった工夫はされていますが、近年、花粉やPM2.5などの影響で、窓を開けずにエアコンや床暖房によって室内空間の状態を上手にコントロールするといった人が増えてきています。その点、分譲マンションは他の住まいと比べても室内環境管理がしやすく設計されています。

太陽の光は私たちの生活に大いに影響を与えるもので、それ自体はこれからも変わらないものです。部屋の向きによって太陽の光との関り方に違いが生まれることを知って、自分はどのような付き合い方をしたいのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。


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