新しい住まいでは、便利な機能を活用した照明計画がおすすめです。LED照明器具はすっかり定着していますが、人感センサー付きライトも外部だけではなく室内でも便利に使うことができます。今回は、省エネ効果も期待できる人感センサー付きライトについて、機能の概要やおすすめの使い方などについてご紹介していきます。
人感センサー付きライトとは
人感センサー付きライトとは、人の動きや気配を感知することで、灯りを点灯させる仕組みの照明器具です。人感センサー付きライトの点灯方法は大きく3つに分けられます。
・マルチセンサーライト
・ON/OFFセンサーライト
・フラッシュセンサーライト
マルチセンサーライトは、暗くなると30%ほどの灯りを点灯させて待機状態になり、人が近づくと100%の点灯に変わります。ほんのり点灯させた状態が維持できるため、玄関ポーチなどの防犯対策に有効です。決まった時間だけに点灯させる時間設定も可能です。
ON/OFFセンサーライトは、暗くなると待機状態になり、人が近づくと100%で点灯するシンプルなセンサーライトです。
フラッシュセンサーライトは、暗くなると待機状態になり、人が近づくと「ピカッ」と最初に強い光が点灯します。防犯対策として勝手口などで有効です。
なお、基本は暗くなると待機状態になりますが、明るさの設定を変えることができる器具もありますので、日中でもセンサーを使いたい場所にも活用できます。
人感センサー付き照明のメリット
住宅に人感センサー付きライトを取り入れることによって、次のようなメリットが考えられます。
スイッチ操作がいらない
人に反応して点灯してくれるため、スイッチ操作がいらないことは大きなメリットのひとつです。廊下など家族が頻繁に行き来する場所では、スイッチ操作も頻繁になってしまいます。センサーライトなら、スイッチ操作を気にせずに生活できます。
防犯に役立つ
人感センサー付きライトは、防犯対策に有効です。人の動きに反応するため、侵入者にももちろん反応して点灯します。普通の感覚であればライトが点灯すれば驚きますので犯罪の抑止効果が期待できます。
消し忘れを防ぐ
センサーライトは、人を感知して点灯に一定時間が過ぎれば自動で消灯します。そのため、電気の消し忘れを防ぐことができます。
省エネにつながる
センサーライトは省エネ効果も期待できます。消し忘れを防いでくれるため、トイレや洗面所など、電気がつけっぱなしで気付きにくい場所でも自動で消灯してくれますので、無駄な点灯を防いでくれます。また、廊下ではスイッチの入り切りが頻繁すぎて点灯したままというケースがありますが、センサーライトならスイッチ操作がないため、誰も通らないときは自動で消灯してくれます。
人感センサー付き照明におすすめの場所
人感センサー付きライトがおすすめの場所は、外部では玄関ポーチや勝手口、駐車スペースなどです。玄関では暗くなるとほんのり点灯してくれるマルチタイプなら、留守のときに帰宅してもほんのり明るいため安心感があります。
室内では廊下やトイレ、洗面所や納戸などがおすすめです。トイレや洗面所、納戸などは消し忘れが多くなりがちな場所ですので、家族数が多いほど便利に活用できるでしょう。将来的に車椅子の生活になったときでも、センサーライトならスイッチ操作がいらないため、体の負担を少なくして暮らすことができます。
まとめ
今回は、省エネ効果も期待できる人感センサー付きライトについてご紹介しました。スイッチに触れることなく電気が点灯できるのは、共有部分に触れるのを減らせるため、インフルエンザなどのウイルス対策にも有効です。これから住まいの照明を検討する方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。