住まいのお金

金利ランキングを調べて検討先を絞る

数ある住宅ローン。「どこを選んでいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

住宅ローンを選択するときには「まず金利タイプを検討し、その金利タイプに見合ったランキングをチェックする」ということが非常に重要です。

金利タイプ別の住宅ローン金利ランキング(2020年6月)をご紹介していきます。

固定金利か変動金利か

まずは、固定金利か変動金利かということを自分の中で決めることが重要です。

借入当初の金利が低く、金利上昇のリスクのある変動金利と、借入当初の金利は高いが金利上昇のリスクがない固定金利は全く異なる住宅ローンです。

フラット35も含めて、「固定か変動か」ということをまずは真剣に検討しましょう。

固定期間型

固定金利型とは、固定期間の間は金利が一定という商品です。

例えば固定10年であれば10年間は市場金利がどのように変動しようとも金利が一定です。

「これからは金利が上昇しそう」と考える人は固定金利を選択しておくことで、金利の上昇リスクを排除することができますが、市場金利が下がった場合にはそのメリットを享受することができません。

フラット35

フラット35は最長35年固定金利の住宅ローンです。

借りてから完済まで原則的に金利が一定ですので、金利の変動リスクを完全に排除することができます。

2年や3年先のことは分からなくても、35年先のことはまったく分かりません。

もしかしたらハイパーインフレになっているかもしれませんが、フラット35を借りておけば、どんなにインフレになったとしても「史上最低水準」と言われる現在の低金利で完済までの金利を固定させることができます。

変動金利

変動金利は市場金利に合わせて金利が変動する住宅ローンです。

金利の変動リスクを住宅ローン借主が負い、銀行は負う必要はないので、固定金利よりも金利が低くなっています。

「借入残高が大きな借入当初から低金利でサクサクと元金を返済したい」という人には、変動金利住宅ローンは向いています。

場合によっては0.4%以下の金利で借りることができ、超低金利時代の今、非常に低い金利で住宅ローンを借りることができます。

ただし、今後の金融情勢によっては金利が大幅に上昇するリスクも排除できません。

固定10年金利ランキング

固定金利10年で最も金利が低く人気なのが、auじぶん銀行と、イオン銀行とジャパンネット銀行です。

ネット銀行はあまり固定金利に注力していませんが、この3行は固定金利に力を入れて低金利を実現しています。

固定10年金利の人気の3つの住宅ローンについて詳しく解説していきます。

auじぶん銀行|住宅ローン 当初期間引下げプラン/固定10年

最優遇金利 0.55%
団信 一般団信
がん50%保障団信

auじぶん銀行は固定10年であれば、最も低い金利である0.52%という低金利で住宅ローンを借りることができる人気の住宅ローンです。

一般団信の他に金利の上乗せなしで、がんと診断されたら住宅ローン残高の50%が保険金として入金になり、住宅ローン残高が半分になる「がん50%団信」が付帯されています。

金利が低いだけでなく、団体信用生命保険が充実しているのも、auじぶん銀行住宅ローンの大きな魅力と言えるでしょう。

イオン銀行|住宅ローン当初固定金利プラン 手数料定率型/当初10年固定

イオン銀行の住宅ローンも人気の住宅ローンです。

最優遇金利 0.62%
団信 一般団信

金利が低いだけでなく、イオン銀行で住宅ローンを組むと、イオンでの買い物が毎日5%offになるという主婦としては非常にありがたい特典がついているのも人気の理由です。

ジャパンネット銀行|住宅ローン 当初期間引下型/固定金利10年

住宅ローンでは決して強いとは言えなかった、ジャパンネット銀行も低金利住宅ローンを展開しています。

最優遇金利 0.62%
団信 一般団信

固定10年の優遇金利は0.62%と、イオン銀行と同金利です。

シンプルな料金設定と、金利の低さが人気の住宅ローンです。

フラット35金利ランキング

フラット35で人気なのは、ARUHI、イオン銀行、みずほ銀行です。

それぞれの金利や特徴について詳しく見ていきましょう。

ARUHI|ARUHIスーパーフラット6S(金利Aプラン) 全期間固定15年~35年

フラット35専用の住宅ローン会社であるARUHIはフラット35の金利が非常に低いことで有名です。

自己資金を4割以上用意すると利用することができるARUHIスーパーフラット6Sは当初10年間を0.56%で借りることできます。

最優遇金利 当初10年間:0.56%
11年目以降:0.810%
団信 団信不加入
機構団信は+0.25%

11年目以降は0.81%となりますが、完済までこの金利が継続するのは大きなメリットです。

団信に加入する場合には、上記金利に0.25%の保険料を上乗せする必要がある点に注意しましょう。

イオン銀行|イオン【フラット35】融資率90%超100%以内/Aタイプ(定率型)/返済期間21年以上35年以下

イオン銀行はフラット35も低金利で利用することができます。

最優遇金利 20年以下:1.48%
21年以上 35年以下:1.55%
団信 機構団信

団信付きで1.48%〜1.55%で借りることができます。

自己資金が10%以下でも利用することができるプランですので、手元に資金がない人でもフラット35を低金利で利用できます。

みずほ銀行|長期固定金利住宅ローン「フラット35」(機構買取型)/融資率90%超100%以内/21年~35年

メガバンクのみずほ銀行もイオン銀行と同レートでフラット35を借りることができます。

最優遇金利 20年以下:1.48%
21年以上 35年以下:1.55%
団信 機構団信

イオン銀行もみずほ銀行も、団信付きで低金利融資を利用できるのが大きなメリットと言えるでしょう。

変動金利ランキング

変動金利はネット銀行が最も力を入れている住宅ローンで、住信SBI、auじぶん銀行、ジャパンネット銀行が人気を博しています。

低金利が特徴の変動金利住宅ローンですが、最近は団信が充実したものが多いようです。

人気上位3社の変動金利住宅ローンについて詳しく見ていきましょう。

住信SBIネット銀行|ネット専用全疾病保障付住宅ローン

変動金利では、低金利のローンで名高い住信SBIネット銀行が人気を博しています。

最優遇金利 0.43%
団信 全疾病保障

0.43%という低い金利に加えて、すべての病気や怪我をカバーする全疾病保障が特約料0円で付帯されるという点に大きな特徴があります。

金利が低い上に、保障が充実しているというのが住信SBIネット銀行住宅ローン人気の理由です。

auじぶん銀行|住宅ローン 全期間引下げプラン

auじぶん銀行は変動金利でも人気の住宅ローンを提供しています。

最優遇金利 0.41%
団信 一般団信
がん50%保障団信

金利は住信SBIネット銀行よりも低いですが、団信が住信SBIよりは充実していません。

低金利を希望するか、充実した団信を希望するかによって、じぶん銀行と住信SBIを使い分けることをおすすめします。

ジャパンネット銀行|住宅ローン

もう1つのネット銀行であるジャパンネット銀行の変動金利も非常に低い水準となっています。

最優遇金利 0.399%
団信 一般団信

住信SBIやauじぶん銀行と比較して、一般団信しか付いていないものの、2行よりもさらに低い金利で借りることができます。

「とにかく低金利の住宅ローンを借りたい」という人や、借り換えを希望する人にはジャパンネット銀行の変動金利住宅ローンがおすすめです。


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