爽やかな新緑の季節が終わると、日に日に気温が上がって初夏の陽気になってきます。エアコンを入れるにはまだ早いけれど少し蒸し暑い…そんなときに涼しさを演出してくれる観葉植物があると嬉しいですね。そこで今回は緑に白いラインが涼しげなオリヅルランをご紹介します!
オリヅルランとはどんな植物?
原産地と基本情報
オリヅルランはアフリカとインドを中心とした熱帯が原産です。今では園芸種として品種改良され、世界全国に普及しているとてもメジャーな観葉植物です。丈夫で育てやすく、値段も手ごろで100均ショップでも販売されているのを見かけます。「オリヅルラン」という名前は、ランナーと呼ばれる細長い茎の先ににつく子株がオリヅルのように見えることから名付けられました。
特徴
葉に白いラインが入る
細長い葉がしなやかに伸び、緑色に白のラインがスッキリと入っているのでとても清涼感があります。茎から何枚もの葉が放射状に広がるので華やかな雰囲気です。
小さな白い花か咲く
株がある程度成長して大きくなると、春から夏にかけて小さな白い花が咲きます。6枚の花弁を持つ1㎝ほどの大きさの花で、黄色い雄しべが長く伸びます。
空気清浄の効果がある
オリヅルランには空気中のホルムアルデヒドを吸収する作用があることが、NASAの実験でわかりました。空気を洗浄する能力がある植物ということで注目されいてます。
オリヅルランの管理
日当たり
日当たりを好むので、窓際などの明るく風通しが良い場所で育てるのがおすすめです。ただし夏場は葉焼けを起こさないように、直射日光を避けるようにしましょう。また耐陰性もあるので日陰でも育ちます。北向きの部屋やキッチンなどに置いても大丈夫ですよ。
温度
熱帯植物なので夏の暑さにはよく耐えます。ただ寒さには少し弱いので、冬は屋外に出さずに室内の暖かい場所で管理しましょう。
オリヅルランの育て方
水やり
乾燥に対してはとても強い植物です。多湿を嫌うので、春から秋の生育期でも、鉢土の表面が乾いてきたら与える程度で大丈夫です。冬は鉢土を乾かし気味にし、葉がしんなりしてきたら与えるようにしましょう。
肥料
春から秋にかけて活発に成長するので、液体肥料を7~10日に1回程度施してください。肥料を与えると葉色が鮮やかになり、艶が出ます。
植え替え
成長が早いので、すぐに根が鉢の中いっぱいに広がって根づまりを起こしてしまいます。1~2年に1回ほど植え替えてやりましょう。またランナーを伸ばして次々に子株ができるので、切り取って新しい鉢に植えると株を増やすこともできますよ。
オリヅルランの風水と置き場所
気持ちを静めてくれる
オリヅルランのように下向きになる葉を持つ植物には「陰の気」があるとされ、気を静めて落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。イライラしたり不安になったりすることが多いときには、オリヅルランを飾って邪気を払ってもらいましょう。
おすすめの置き場所
陰の気を持っている物は、陰の気があるとされる場所に飾るとその効果を発揮します。キッチンや洗面所などの水回り・玄関・トイレ・お風呂がおすすめです。
恋愛運をアップしてくれる
垂れ下がる葉には人と人との結びつきを強める効果もあるといわれます。オリヅルランの葉も垂れ下がっているので、恋愛運をアップさせ人間関係を良好にしてくれる効果が期待できます。
おすすめの置き場所
恋愛運をアップさせる方角は南東です。南東方向の窓際にハンギングにして飾ると、風に吹かれて良縁が運ばれてくるかもしれませんよ!
健康を促進する効果がある
「水の気」を持つオリヅルランは風水的に相性の良い方角は北です。そして北の方角は健康運に関係があるので、オリヅルランが健康運を促進させるとされています。体力の低下を感じるときや精神的に疲れたときに、北方向にオリヅルランを置くと効果的です。
おすすめの置き場所
寝室の北側に置くと「水の気」が疲れた体を癒し、ぐっすりと眠れます。心地良い睡眠がとれた後は、心も身体もリフレッシュして活力がみなぎりますよ。
まとめ
白い斑入りの葉が優しく垂れ下がるオリヅルランは清涼感があり、お部屋の雰囲気を爽やかにしてくれます。伸びたライナーの先についた子株が風に揺れる様子は、まさに折り鶴が飛んでいるかのようにも見えますね。とても丈夫で育てやすいので、初心者でも安心して育てられます。園芸店や100均ショップなどでよく売られているので、見かけたらぜひ一度育ててみてください!