人生の中で、「結婚した時」「子供が生まれる時」など、家族構成や生活スタイルが変わる瞬間があります。
住む人数や家族構成は、家の広さや間取りを決めるのに、とても重要なポイントになります。
また、家の中でも部屋の広さや形によって、どの部屋を誰の部屋にするのか迷うものです。
その中でも、意外と難しいのが子供部屋です。子供の年齢や人数によっては、家の中で一番広い部屋が必要になるかもしれません。
最初から子供の部屋を作ろうと思って家を決める訳ではないので、“今住んでいる家の中から、子供の現状を見て部屋を決める”ということがとても難しいことなのです。
そして、実際に子供部屋をコーディネートする時、限られた空間の中に子供の人数や成長に合わせた家具を配置することになります。
遊びや就寝、成長のための空間であり、安全で心地よい空間にしたいのはもちろんのこと、せっかく子供部屋を作るのであれば、子供がワクワクするようなおしゃれな空間にしてあげたいですよね。
子供部屋には「必要なもの」「用意してあげたいもの」など、部屋に置くものとしての選択肢が多いものです。何が必要なのかは人それぞれですので、上手な部屋作りをするためにもしっかり考えて計画していきましょう。
おしゃれで快適な子供のための部屋作り
必要な家具の配置計画
まず最初に、部屋に置きたい家具を考えるということです。
生活する上で、必要なものがちゃんと快適な場所に配置できるということが大切になります。
子供の年齢によっては、小さいうちはベッドと遊ぶスペースがあれば良いかもしれませんし、小学生になるとベッドだけではなく学習机も用意することになるでしょう。
家全体の収納部分が少ないため、タンスや収納ケースも設置することになるかもしれません。
また、ベッドを子供の人数分だけ、平置きで置きたいと思っても、予定していた部屋では空きスペースの問題で配置が難しく、もしかしたら家の中で一番大きな部屋を子供部屋にする、ということになるかもしれません。
ベッドも学習机も決して安い買い物ではなく、何度も買い替えるものではないですよね。
大きな家具はサイズがある程度決まっているものも多いので、目的に合った家具をしっかり計画して購入しましょう。
また、家具の配置ですが、兄弟や姉妹など、複数人で部屋を使用する場合には、勉強する際には視線が合わないような机の向きにしたり、パーソナルエリアを意識した配置にするなど、工夫をしてみても良いかもしれませんね。
部屋の雰囲気を決める
部屋のテイストは部屋を使用する子供の性別で大きく変わることでしょう。
男の子ならさわやかなブルーや緑などの色を取り入れ、小さい間は車や恐竜など、部屋にいるのが楽しくなるようなアイテムを取り入れても良いでしょう。
女の子は、ピンクや赤、黄色などの小物を取り入れながら、ぬいぐるみやリボンがついた小物など、女の子が好きそうな物を置いてあげましょう。
最近では、ベッドや学習机の種類も豊富ですので、部屋の雰囲気に合うものを選ぶことも可能です。
異性の兄弟で部屋を使用する場合には、それぞれの好きなものばかりを置いていたら、部屋の中のまとまりがなくなってしまいますので、家具選びは慎重に行いましょう。
大きな家具はあえてシンプルなもので揃え、小物で性別の差別化を行う方法であれば、子供が大きくなって好みが変わったとしても、簡単に部屋のテイストを変えることができます。
家具の購入は大きな買い物になりますので、自分たちの納得のいくものを見つけてほしいものです。
空間の使い方をひと工夫
部屋の広さにはどうしても限りがありますので、特に複数で部屋を使用する場合には、自分だけのスペースというものを確保することは難しいでしょう。
しかし、家具に高さを出すことでデッドスペースを利用することができます。ベッドの下に収納を作ったり、ベッドの高さ次第ではベッド下を自分だけの空間として確保できます。
また、部屋のフリースペースを広く見せるためにも有効な手段ですので、色々と工夫して居心地の良い空間にしたいですね。
遊び心を忘れない
子供の部屋を考える時、スタイリッシュなおしゃれな雰囲気にしたいと、大人の感覚で考えてしまいがちなのですが、あくまでも使用するのは子供です。
子供が自然と自分の部屋に行きたくなるような部屋作りが大切です。
子供が小さい間は特に、遊ぶための部屋を作るつもりで考えてみても良いでしょう。
まとめ
子供部屋を作るということは、子供が自立してきた証拠ですので、親としては寂しくもあり、とても嬉しいことでもあります。
自立への第一歩として、「こんな部屋にしようね」と子供と楽しみながら、自分たちだけの特別な空間を作れたら良いですね。
