窓辺に吊るして楽しめる観葉植物、今回はグリーンネックレスです。名前の通り緑色のネックレスのようにコロコロした丸い葉がとても可愛いらしい植物です。グリーンネックレスの育て方や飾り方について詳しくご紹介します。
グリーンネックレスとはどんな植物？
原産地と基本情報
原産地はアフリカのナミビアで、キク科セネシオ属の多肉植物です。細い茎をつる状に伸ばして下垂します。長い茎に真珠のような丸い葉を連なってつける様子から、「グリーンネックレス」と名付けられました。和名では「緑の鈴」とも呼ばれています。丸い葉が鈴のようにも見えるからでしょうね。丈夫で育てやすく、関東より南の地方では戸外で管理することも可能です。
特徴
・葉の特徴
グリーンネックレスの葉はえんどう豆によく似た丸い形をしているのが大きな特徴です。もともと乾燥している砂漠や山岳地帯に自生しているので、厳しい環境下で生き抜くために葉や茎に水が貯められるようになっています。茎の節目から次々に葉が出て、葉には半透明の筋が入っています。この筋は「窓」といい、光を効率よく取り込むためのものです。
・花の特徴
グリーンネックレスには花も咲きます。1cmほどの白い花で、秋から冬にかけての寒い時期に開花します。しべの先がくるんとカールしているのがとても可愛らしいですね。
グリーンネックレスの管理
日当たり
日当たりの良い場所を好むので、生育期に当たる春から秋は窓辺などの明るい場所に置きましょう。ただし真夏の直射日光には気をつけてください。葉焼けして色があせてしまいます。真夏の間だけはレースのカーテン越しに日が当たる場所や、半日陰になる場所での管理をおすすめします。
温度
暑さ寒さにはある程度耐えますが、高温多湿になると株が蒸れて腐ってしまいます。風が通る涼しい場所に置きましょう。また冬場は3℃を下回らない場所が好ましいので、屋外に出さず明るい室内で育てるようにしてください。
グリーンネックレスの育て方
水やり
生育期の春と秋は土の表面が乾いてからたっぷりと与えましょう。休眠期の夏と冬は水分をあまり必要としません。夏は月に2〜3回程度、冬は月に1〜2回程度の水やりで十分です。水やりはなるべく葉に掛からないように株元にかけてください。
肥料
グリーンネックレスは濃い肥料を嫌うので、春と秋に薄めの液体肥料を月に1回与えましょう。肥料がなくても育ちますが、上手に与えると葉の色艶が良くなりますよ。夏と冬は休眠期なので肥料は必要ありません。
植え替え
土の排水を良くするために、できれば毎年春頃に植え替えるのをおすすめします。傷んだ根や葉があれば取り除いて古い土は落としましょう。ひと回り大きなサイズの鉢に植えた後は、しばらく直射日光の当たらない風通しの良い場所に置いて管理してください。
グリーンネックレスの風水
金運を呼び寄せる
グリークネックレスの葉はコロコロと丸い形をしていて、この形が「円」と関連があるといわれています。またネックレスのように丸い形が連なっているので、円をたくさん引き寄せるということで、金運アップの効果が期待できます。
・おすすめの置き場所
金運とつながりがある西や、事業の方角とされる北東に飾ると、金運を呼び寄せることができます。
恋愛運をアップさせる
グリーンネックレスは和名では「緑の鈴」と呼ばれていて、風水では鈴の音は幸運をもたらすとされています。丸い葉が連なって下に垂れる性質も、人との縁を結び恋愛運をアップさせる効果があります。
・おすすめの置き場所
南東から南西の方位は恋愛運全体を高めます。現在すでに恋人がいてこれからも良好な関係を築きたい方は、南から南西の方位に置くと良いでしょう。新しい出会いや良縁と巡り合いたい方は、南東がおすすめの方位です。
邪悪な気を払う
葉の丸い形は調和を意味していて、物事をスムーズに運び良いエネルギーを発する形とされています。また丸い玉が連なった数珠のような形状は、良い気を運んでくれる効果が期待できます。
・おすすめの置き場所
ハンギングにして窓辺に飾ると、風がグリーンネックレスを通じて部屋に入ってきます。良い空気を取り込み、良い気の流れを作ることができるとされるので、家族が過ごすリビングや自分の部屋に置くと良いですね。
まとめ
グリーンネックレスはその形が可愛いだけでなく、幸運や金運をもたらしてくれる観葉植物だということがおわかりいただけたでしょうか。丈夫で育てやすい植物なのでとても人気があり、窓辺に吊るせば垂れ下がった葉が緑のカーテンのようです。おしゃれなインテリアアイテムとして、または大切な方へのプレゼントとしてぜひ育ててみてくださいね！
