窓からうららかな日差しが入る季節になると、窓辺にもグリーンを飾りたくなりますね。そこでハンギングにして吊り下げることで楽しめる植物をご紹介しましょう。今回は白い縁取りの小さな葉が可愛いプミラです。
プミラとはどんな植物?
原産地と基本情報
プミラは正式名を「フィカス・プミラ」という、クワ科フィカス属の観葉植物です。原産地は日本や東アジアで、高温にはとても強いのですが、低温は少し苦手です。日当たりを好みますが、耐陰性もあるので少し暗めの場所でも大丈夫です。とても育てやすいので初めて観葉植物を育てる方にもおすすめします。
特長
・葉の特長
葉の色は、緑一色のものもありますが、緑に白い縁取りが入ったものが人気です。おしゃれな雰囲気で、春から夏にかけて気温が上がってくる季節には清涼感も演出してくれます。葉の大きさは1cmほどで、丸みのある形です。
・ほふく性
プミラは茎が横に伸びほふく性があります。とても生命力が強いので、ツルのように茎を伸ばしてどんどん広がっていきます。この特長を生かして、ハンギングにしたり高い場所に置いたりすると、伸びた茎が緑のカーテンのようになってきれいです。
プミラの管理
日当たり
プミラは日当たりを好みます。夏の日差しも直射日光でなければなんとか耐えます。葉焼けを防ぐために、できれば夏の間はレースカーテン越しで強い日差しを避けましょう。少し暗めの場所でも育ちますが、日当たりが少ないと節と節との間があいて間伸びすることもあります。
温度
高温には強いのですが、温度が0℃を切ってしまうと弱ってしまいます。ただ、日本では夜間の部屋の気温がマイナスになってしまうことはめったにないので大丈夫でしょう。枯らさないようにしたい場合は、冬場だけは日当たりが良く夜に暖房を入れるような部屋に置くと安心ですね。
剪定
プミラの茎はとてもよく伸びます。放っておくと先端ばかりに葉が付き、根元の古い葉が落ちて茎だけになってしまうこともあります。間延びした姿はあまり美しくないので、そんなときは適当な長さで先端をカットしておきましょう。株元からまた新芽が出てきて、全体的にボリュームがある丸みを帯びた形に仕上がります。
プミラの育て方
水やり
乾燥し過ぎても、過湿になっても弱ってしまいます。常に湿った状態を避けて、表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。また春から秋にかけての生育期に水切れさせると葉が落ちるので、夏場の水切れには特に気をつけてください。冬は休眠期であまり水を吸わなくなるので乾燥気味に管理します。霧吹きで葉に水をかけてあげると生き生きしますよ。
肥料
春から秋までは暖効性の化成肥料や液体肥料などを与えましょう。葉の色合いも良くなり、よりいっそう成長のスピードが増してどんどん大きく育ってくれます。
植え替え
根詰まりすると土が硬くなってしまうので、2年に1回はひと回り大きい鉢に植え替えることをおすすめします。植え替えの時期は4月上旬から6月頃に行うのが理想的です。
プミラの風水と置き場所
風水効果
・心を静める「陰」の気
プミラのように下向きに垂れ下がる植物は、「陰」の気を持っているとされています。「陰」の気は、悪い気を押さえたり、荒れた気持ちを静める効果があります。
・リラックス効果
丸い葉っぱの植物は気持ちを落ち着かせるリラックス効果が期待されて、穏やかな空間をつくります。
・対人運アップの効果
小さくて丸い葉がたくさん茂る植物は、恋愛や人間関係などを良好にする効果があるとされます。
おすすめの置き場所
「心を静める」・「リラックスできる」・「対人運アップ」という風水的な効果が期待できるプミラは、家族が集まるリビングはもちろん、トイレや寝室に置いても良いですね。日頃の疲れが癒されて、心静かにくつろぐことができます。南東方向にプミラを置くとさらに風水効果もアップするので、南東に窓があればカーテンレールに吊るしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
緑と白のコントラストが美しいプミラはとてもおしゃれな雰囲気の観葉植物です。茎が下向きにどんどん伸びるので、ぜひハンギングにして窓辺に飾ってみてください。窓から入るそよ風に葉が揺れて、見た目にも涼しげで心もクールダウンしますよ!